プロのライターがサンキュ!STYLEで書く際に気をつけているポイント6つを教えちゃいます!

2021/11/01
  • 100均を中心とした便利グッズやコンビニ商品の紹介、おでかけ情報を得意とするライター もっと見る>>

こんにちは! サンキュ!STYLEライターの増田洋子です。フリーランスのライターとして日々の生計を立てています。無名の弱小ライターではありますが、自分一人とペットのデグー2匹を養う程度には暮らせています。

今回は私が「サンキュ!STYLE」で書く際に気をつけている点を6つまとめました。

私がお世話になっているいくつかのメディアでは、把握している限りでも少なくとも2回は編集者や校正者の確認が入ったのち、公開されます。

一方、この「サンキュ!STYLE」は誰のチェックも入らず、CMSにいきなりドン!

「あ、あ、あ、あ、あの、ベ、ベ、ベ、ベ、ベネッセのCMSに……1,500万PV(うろ覚え)なのにノーチェックでいいの……?」

と震えながら、毎度入稿しております。

震えているのは嘘ですが、それくらいの緊張感を持っているということに偽りはありません。

書かれていることは、どれも基本的なことばかり。みなさんすでにご存じかもしれませんが、よかったらご覧ください。

①誤字脱字

最もあるあるなミスです。

先日投稿したコンビニスイーツ紹介の記事で「必至!」と書くつもりが、「必死!」になっており、

「食ったら死ぬんかいっ!」

と、ツッコミながら慌てて修正をしたということがありました(この誤りが誰にも気づかれていませんよーに☆)

WordやGoogle Docsを使用して執筆する場合、たいていは自動で(赤い波線ですね)で教えてもらえます。

また、パソコンが変換癖を覚えてくれて、頻度の高いものを一番上に出してくれるので、誤字脱字のミスはわりと減らしやすい環境にある……はず!

ところがそうはいかない場合もあります。

私の場合、新聞社系のWeb媒体のお仕事で、経営者の方にインタビューをし、ライティングをするというものがあります。

すると、「企業」に「起業」のいきさつを伺うことが頻繁にあり、この2つをよく間違える!

使用頻度も同じくらいなので、パソコンも判断に迷うようで……。

「よく間違えるな」と思う単語は、ツールの校正機能に頼らず、頭の中に入れておくことをおすすめします。

②表記ゆれ

表記ゆれとは、同じ文中で単語表記が異なることをいいます。

例えば書き出しは「ゆれ」と書いていたのに、途中から「揺れ」になると、何となく気持ち悪いですよね?

きちんと理解できる内容になっていれば問題ないと思ってはいますが、あまりにも表記ゆれが多いと、そちらのほうに目が行ってしまいます。

読み手に集中して読んでもらうためにも、注意を払うべきだと思っています。

ゆれとは違うかもしれませんが、「セブン」と「セブンイレブン」のように、文中で略称と正式名称を混ぜるのも個人的には好きではありません。

ただし、タイトルに略称、文中では正式名称を使用するのはOKかと。

というのも、タイトルは文章をアピールするための貴重なスペース。

伝わるのであれば略してもいいと思っています。

余談ですが、ミニストップの商品の紹介記事を書く際、タイトルに【ミニストップ】と入れておりますが、【ミニプ】でも伝わりますかね……? どうでしょう?

③紙の辞書を引く

私は小学館のポケットプログレッシブ国語辞典を使用しています。

今はインターネットでも単語を調べることができますが、不要な情報まで出てきてしまうのが難点。

紙の辞書であれば本当に必要な単語しか出てこないんですよね。

グルメメディアの記事を作成していたときのことです。

とある飲食店を紹介するのに、「路面店」という表現を使用しようと思い、手を止めました。

辞書を引いてみたところ、「路面店」という単語はありませんでした。

不確かではありますが、どうやら不動産業界の用語のようです。

不動産関連の記事を書くのであれば問題ありませんが、グルメメディアに掲載するのはどうだろう……?

結局、そのときは使用を避け、「道路に面した一階にあるお店」と表現。

「路面店」は一般的に広く理解されている単語だとは思いますが、自分はよく知っていても読み手は知らないという単語はたくさんあるはず。

多くの人に理解してもらうためにも、紙の辞書に出てくるレベルの単語を使用するよう心がけています。

④語尾に「です」「ます」が続くことを避ける

日本語としては間違っていませんが、続くことを避けると洗練された印象になります。

私がよく使うのは体言止め。例えば「~が必須」や「~に最適な一日」など、名詞で文章を終わらせる方法です。

あとは語尾を変える方法でしょうか?「~だとか」、「~のよう」、「~な人もいるのでは?」などフランクな口調に置き換えることも。

一番は大切なのは伝わることなので、難しいと感じる人は無理をしなくてもいいとは思います。

⑤改行

改行もほどほどに行ったほうが見やすい文章になるはずです。

私の場合、普段の商品紹介や家事テク記事を書く際は、基本的にお仕事仕様で一文をなるべく短くし、2,3行で改行します。

しかし、「わたしのこと」に掲載するような私の素の文は一文が長い!

この記事もそうですが、冒頭と短い文が続く場合を除き、思い切って一文で改行しています。

このやり方はやや邪道かも……と思っていますが、なにせ今回も2,000字以上ありますからね。

そこそこの文章量なので読みやすさを重視し、このような手法をとっています。

なお前回の記事でまくしたてるというか、焦って勢いづいちゃった雰囲気を表現するためにあえて一文を長くし、改行もしないということをしました。

どうしてもそうしたい場合を除き、適宜改行をしたほうが読みやすくなります。

⑥推敲

ざっくり言うと、自分の文章を読み直し、①から⑤ができているかを確認する作業です。

ほかにも「おかしな日本語がないか」や「差別用語など使用してはいけない単語はないか」、「読みやすさはどうか」なども確認します。

おすすめは口に出して読むことです。

スムースに発音できないところは、目で追ってもつっかかるはず。

あとは寝かせることですね。私の場合、書き終わってすぐ入稿ということは、ほとんどありません。

どれだけ遅くとも入稿する予定の半日前には書き上げ、入稿前に再度チェックします。

書き上げた瞬間は完璧だと思っても、時間をおいてみると間違いを発見したり、寝かせている間にもっといい表現が思い浮かんだりするんですね。

すみません、そう言いながらも私もいろいろやらかしています

偉そうに書き連ねましたが、プロを名乗る私ですら、かなりの頻度で間違えますし、まぁまぁ赤入れ(編集者や校正者によるチェック)されますからね……。

各メディアの編集者様、校正者様には感謝しかありません。

感謝も大切ですが、もっと伝わる文章を書けるよう努力を続けていこうと思います。

みんな! 一緒に頑張ろうねっ!

◆この記事を書いたのは・・・一人暮らし歴10周年目突入のフリーランスライター。コーヒーとラーメンが大好き。美味しいコンビニ飯を探すことと100均雑貨を駆使した手間抜き調理と家事が得意

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