【メリハリボディ】くびれは呼吸でつくれる!

2021/12/11
  • 理学療法士で、男の子3人のママ。子育てで忙しい中でもできるセルフケアを実践中。 もっと見る>>


姿勢が良くなり、腰痛も予防できてしまう「くびれづくり」をオススメ中のサンキュ!STYLEライターで、理学療法士のみかんです。

お腹にあるコルセット筋(腹横筋)が、くびれをつくり、姿勢を良くして、腰痛も予防できてしまうってご存知でした?

しかも、その筋肉は激しいエクササイズではなくて、「呼吸」で鍛えられるんです。

コタツの中でテレビを見ながらでも、ご飯をつくりながらでも、ながらエクササイズできちゃうので、早速今日から試してみませんか?

ウエストをぐるっと囲むコルセット筋とは?


肋骨の下から骨盤までのお腹の部分って、腰椎しか骨がなく、実は支えているのは3層の筋肉です。

表面真ん中には「お腹が割れる」「シックスパック」で有名な腹直筋、その奥に斜めに走る腹斜筋、そして一番奥にあるのがコルセット筋と呼ばれる腹横筋があります。

コルセット筋と呼ばれるだけあって、お腹をぐるっと囲んでいて、背中側の多裂筋、天井の横隔膜、底になる骨盤底筋群とともに「インナーユニット」を構成していて、腹圧に関与しています。

カンタンに言うと、腹横筋がギュッと収縮するとウエストがくびれている状態。

ここの筋肉がゆるんでいるとポッコリお腹になってしまうんです。

コルセット筋チェック!


ここであなたの腹横筋をチェックしてみましょう!

ウエストに1周巻けるくらいのヒモを用意します。

息を吐いて力を抜いた状態でおへその上を1周して、その周径を指で押さえます。

次に思いっきりお腹を凹ませて、指で押さえたところからの差を測ってみてください。

レッドゾーンは差が4cm以下。

今から鍛えていく必要アリです!

コルセット筋を鍛えよう!


やり方はいくらでもあります。

「腹横筋 エクササイズ」と検索すれば、たくさん出てくると思います。

でも、基本は呼吸です。

しかもパワフルな動作筋ではなく、姿勢を維持する持久力が必要な筋肉なので、意識して収縮させ続けるとか、〇〇しながらずっと収縮させておく、という形の鍛え方が大切になります。


どうするかというと、お腹を軽く(ギュッとはNG)凹ませた状態で息を吐き切ります。

実はこれだけ。

息を吐き切る最後の方で、お腹の奥の方がググーっと力が入りませんでしたか?

このググーっと力が入った感覚を覚えてもらって、そのググーを保ちながら呼吸を止めず、テレビを見たり、料理をつくったりしてみてください。

そのとき、肩に力が入った方は、フッと肩を下ろして力を抜きましょう。

また、ついつい猫背になりがちな方は、ググーを意識しながらも背筋は伸ばしましょう!

そうすれば、くびれができて、姿勢が良くなって、腰痛予防にもなり、一石三鳥です。


冬は熱産生のために代謝が高まり、筋肉を鍛えてシェイプアップを図るのに最適な時期。

ウエアもエクササイズタイムを特別につくる必要もないので、ぜひ今日からお腹の奥の方のコルセット筋を意識してみてくださいね!

長く意識し続けるのがポイントですよ。


計算中