子どもの登園・登校しぶり、どうするか問題
『時間を生み出すレシピ』をお届けしているサンキュ!STYLEライターのこじゆかです。完璧主義とワンオペで育児に悩んだ経験から、お母さんの1番近くで寄り添える「家事代行・産前産後サポート」で、お料理をつくる6歳・9歳のママです。
連休が明けた後、子どもが登園や登校しぶりをすることってありませんか?
保育士だった頃もよく見かける風景でしたが、現在はわが家でも、連休明けの風物詩になっています。
今回は、そんな時にどんな対応をしているかご紹介してみようと思います。
慌ただしい朝に、突然来る「行きたくない」
バタバタと忙しい朝に限って、突然泣きながら「(学校・園に)行きたくない」と言われた時って焦りますよね。
瞬時に頭の中では、家の所用スケジュールに、仕事の調整、残り物で済ませる予定だったお昼…そして、「どうしよう」という言葉が駆け巡ります。
でも、焦っても何も解決しない!と切り替えて、私はいつもこんなふうに対処をしていきます。
まずは、体調確認
子どもがぐずったり、動きたがらない時は体調不良を感じていることがあります。
まずは、熱がないか体調を崩していないかどうかを様子をみながら確認します。
この時点で発熱などの体調不良がない場合は、次に状況が許す限り子どもの話を聞く姿勢を取ります。
気持ちを受け止めて、一緒に考える
大人もそうですが、自分の考えや気持ちを言葉で表現するのは、意外と難しいものです。
なんとなくモヤモヤしている気持ちを受け止めて、どうして行きたくないと思うのか一緒に考えていきます。
お話ができる年齢ならば、「そうか~、(学校・園)に行きたくないのか~。どうして今日は行きたくない気持ちなんだろうね。」
と、少しずつ原因が何かを探っていきます。
(話を聴くだけですっきりして、気持ちが切り替わる日もあります。)
初めのうちは、はてながつくような理由が出てくることもあります。
例えば、先日うちの娘が登園しぶりの際に出てきた理由は、 「給食のプリンが硬くて食べれないから」でした。
心の中では、「そんなわけあるか~い!」と笑いをこらえて、ツッコミを入れていました。
その後、よくよく話を聴くと、お友達や先生にかなり気を使っている様子がわかってきました。
話の内容や表情から、「これは心が疲れているんだな」と判断して園をお休みをさせました。
(次の日は、ケロッとしていつも通り登園していきました。)
どうしても対応が難しいときは…
もちろん仕事や時間が迫っていて、どうしても休ませられない!ということもありますよね。
そんな時は、子どもにもわかるように目途を伝えます。
例えば、
「今日はどうしてもお休みができないの。でも、あと2回行ったらお休みができるかもしれない。」
と話します。
大人もしんどいほど、どこまで頑張ったらいいか目途がみえると、なんとか進めるもの。
子どもにとっても『わかりやすい目標』がみえると、安心してくれることが多いです。
この時にセットで、先生に子どもの様子を伝えておくと、日中によく様子を見てくれるので翌日以降の対応がしやすくなります。
自分だけで抱えず、周りを味方に付けるとうんと気が楽になります。
連休明けの登園・登校しぶりはダメなことじゃない
私は、子どもの登園・登校しぶりをダメなこととは思いません。
なぜなら、ちゃんと家で「しんどいよ」のサインを出せているということですから!
子どもの行きたくない気持ちにも、必ず原因があると考えています。
例えば、
・疲れが溜まっている
・体調不良を感じているけど、言葉にならない
・連休のリズムが抜けない
・人間関係や勉強に困りごとがある
・園や学校で嫌な思いをした
・なんだかわからないけど、どうしても嫌 等
人間ですから、そんなときもある!
頑張ることももちろん大事ですが、「頑張るために休むこと」も大切な体調管理の1つです。
疲れたときは、しっかり休んで次の1歩に進めるように見守りたいものです。
こんな対応をしていますが、休みグセもつくことなく登園・登校しています。
子どもだって、外で頑張っています。だからこそ、家では安心して、本当につらい時に「つらいよ。助けて。」と言える雰囲気を作りも大切ではないでしょうか。
◇記事を書いたのは・・・こじゆか
産前産後サポート・家事代行の仕事に関わる、小4男の子・年長女の子のママ。「ママになってもやりたいことを諦めない!」がモット―。自分の時間を大切にできる「時間を生み出すレシピ」や「家事のコツ」を紹介しています。