雪のシーズン!雪国で暮らした気象予報士が気を付けている3つのこと

2022/12/25
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サンキュ!STYLEライターで気象予報士・防災士の資格をもつフリーアナウンサー、坐間妙子です。

雪のシーズンです。
2022-2023シーズンはラニーニャ現象の影響もあり、全国的に寒く、雪も多くなる予想。
普段あまり雪の降らない地域でもすでに積もり、交通障害や事故も起こってしまっています。

筆者は1年に数回雪が降るくらいの群馬で生まれ育ち、29歳から5年間、金沢で暮らしていました。
金沢も昔に比べて降雪量は減りましたが、それでも大雪に見舞われ困ったことがあります。

今回は、冬に備えておきたい雪への対策をご紹介します。

その1 ガソリンは半分まで減ったら満タンに!

2017年2月金沢市内にて撮影

これは冬に限ったことではありませんが、車のガソリンは燃料が半分になったら満タンにするようにしましょう。
車は携帯電話の充電、暖房の使用、ラジオやカーナビで交通情報を入手できるなど、災害時に様々な効果を発揮します。

車種によって違いますが、満タンの状態だと約400km走れて約40時間のアイドリングが可能です。
もちろん、長時間のアイドリングは一酸化炭素中毒の危険があるので十分に注意をしてください。

大雪の場合、自分は冬用タイヤなどでしっかり対策をしていても、前の一台がスタックしてしまうと、身動きがとれなくなってしまいます。
先日の大雪で、知り合いは30分で帰れる道に11時間閉じ込められてしまいました。
「自分は大丈夫」でも、巻き込まれるリスクが非常に高いことを理解して運転をするようにしましょう。

その2 停電や水道管の凍結対策を!

蛇口
yu-ji/gettyimages

電気に頼らざるを得ない私たちの生活ですが、大雪による停電への備えとして、電気がなくても使えるアイテムを準備しておきましょう。

懐中電灯やランタン、携帯用ラジオは日常的に用意して欲しい防災アイテム。
さらに冬場は、暖房用として乾電池で点火できる石油ストーブやガスストーブ、ブランケットや使い捨てカイロなどの防寒グッズの用意を。
キッチンがIHクッキングヒーターの場合は、カセットガスコンロも用意しておきたいですね。
灯油やガスがエネルギー源だとしても、電源に接続して使っているものは、停電時は電源が入らず使えなくなってしまうのでご注意を。

筆者は数年前まで石川県に住んでいましたが、雪の日の夜に自宅へ帰ったら、水道管が凍結していて水が出ないということを経験しました。
(翌日の夕方まで使えませんでした)
戸建ての場合は水道管が凍りにくいように対策ができますが、集合住宅だと難しいことが多いものです。
いざというときのための水の備えはしっかりしておきましょう。

それから、近場の銭湯などをチェックしておくことも大切です。
筆者は水道管の凍結でお風呂に入れず、近所のスーパー銭湯に終業ぎりぎりに駆け込みました。
水道はいざというときに凍って出ないこともあるので、寒い日や雪の日は早め早めの行動をとっておくことも大事ですね。

その3 雪道を歩くときの注意点

雪道を歩くときに参考にしたいのは、ペンギンの歩き方!
歩幅を小さくし、そろそろと歩きましょう。
ペンギン歩きは体の揺れが小さくなり、転びにくくなります。

また、転んだときの怪我の予防のために、服装に気を付けることも大切です。
履物は靴底が滑りにくいものを選びます。
ツルツルした路面では、体の重心をやや前におき、できるだけ靴の裏全体を路面につける気持ちで歩きましょう。
帽子をかぶる、手袋をすると、転んだ時に衝撃を抑えられます。
転びにくい歩き方を知っていても、両手をポケットに入れたまま歩いたり、急いで走ることは危険です。
スマホを操作したまま歩くのはもってのほか!

屋根の上の雪や氷が落ちてくることがありますので、足元にも注意が必要ですが、歩くときは周囲の屋根にも目を配り、注意して歩きましょう。
特に、雪が止んだあとの晴れた日、暖かい日は要注意です。

自分の地域は大丈夫、と思わずに…

「私のところは大丈夫」

多くの人がそう思っているところにやってくるのが、災害です。
地震と違い、天気はある程度予測ができます。
「こんなに降るなんて言ってなかった!」ということはあるかもしれません。
雨や雪は、少しの気温の変化や風のぶつかり合う場所などで降り方が変わってしまいます。
最愛の事態を考えて、しっかりと対策をしておきましょう。



この記事を書いたのは・・・坐間妙子
気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサー
ママ1年生として子育てと仕事に奮闘中!
四季を楽しみながら防災やSDGsについて発信しています

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