【相手の心を開く】プロが教える話しの聞き方
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するYOuです。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の国家資格を持っています。
医療ソーシャルワーカーは相手の話しを聞き、相談を受け、解決への道を一緒に考える職種です。
今回はそんな医療ソーシャルワーカーとして勤務するわたしが考える【相手の心を開く話しの聞き方】について、お話しさせていただきます。
医療ソーシャルワーカーの武器は自分
医療ソーシャルワーカーの1番の武器は【自分】です。
自分自身の知識や話しの聞き方一つで、相手に与える影響は計り知れないものになります。
わたしの仕事は医師のように病気を治したり、看護師さんのように看護をしたりすることはできないですが、相手の話しを聞いて気持ちを手当し、困っていることへの解決策を一緒に考えることができます。
話しを聞く基本は【受容,傾聴,共感,波長合わせ】
話しを聞くための技術は色々ありますが、わたしはよく、受容、傾聴、共感、波長合わせを用いています。
それぞれ簡単にご紹介すると
受容‥相手の話しや態度など、全てを受け止めたことを相手に返す(例:大変でしたね。辛い思いをされたんですね。)
傾聴‥相手の話しを遮ることなく耳を傾けて適切な相槌を打ちながら話しを聞く(例:相槌としてなるほど。そうだったんですね。)
共感‥相手の話しに対して、気持ちや考えを共感する(例:それはすごく辛かったですよね。自分だとしてもそう思います。)
波長合わせ‥相手の気持ちや態度に合わせて声のトーンや表情を変えて相手の波長を合わせる(例:悲しい話しのときには声のトーンを小さめにする。自分の表情を相手に合わせる)
普段のコミュニケーションでも使える技法
このように話しの技術を並べると、なんだか難しそうにも思えますが、実はこれは普段のコミュニケーションでも使える技法です。
初対面の方でも、なんだか波長が合うな、話しやすいなと思う方っていらっしゃいますよね。
もちろんフィーリングもありますが、実は意図的に技術を用いることで、相手に心を開いてもらうように話しを聞くことも可能なんです。
少しの技術でより楽しくコミュニケーションを
話しを聞くことはコミュニケーションを取る中でとても大きな役割を占めます。
言葉は相手を癒すこともできる反面、簡単に傷つけてしまうことも。
今回の紹介した技術を日々の中で少し活かしていただき、より楽しくコミュニケーションが取れるようになれば嬉しいです。
この記事を書いたのは・・YOu
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するフルタイムワーママ。4歳と2歳の子育て中。
延べ1,000人以上の医療福祉相談実績あり。
医療や介護に加え、マイホーム購入や時短からフルタイムへ転職、日々の節約や作り置きなど、幅広く情報発信しています☺︎