【知っておきたい!病気とお金】どのくらい通院費ってかかるの?
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するYOuです。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の国家資格を持っています。
延べ1,000人以上から医療福祉相談にのってきた実績と経験から
【病気になったときに掛かるお金〜通院編〜】についてお話ししようと思います。
病気や怪我で通院が必要になった!医療費って‥
病気や怪我で通院が必要になった場合、仕事や生活に加えて、医療費が気になる方も多いと思います。
さて、実際にはどのくらい医療費ってかかるか、ご存知ですか?
医療費は所得によって月の上限額が決まってる!
医療費は実は、所得によって国で上限額が決まっています。
下の表をご覧ください。
① 区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方)
252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1%
140,100円
② 区分イ
(標準報酬月額53万〜79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上〜81万円未満の方)
167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1%
93,000円
③ 区分ウ
(標準報酬月額28万〜50万円の方)
(報酬月額27万円以上〜51万5千円未満の方)
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%
44,400円
④ 区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)
57,600円
44,400円
⑤ 区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
うーん、みてもさっぱりって方も多いですよね!笑
簡単にいうとあなたの大体の通院医療費は
上の表の要約ですが、標準報酬月額とは大雑把に言うと月収のことです。
つまりは月収が30万円の人は区分ウとなり、概ねの月の医療費の上限は81,000円くらい、と思ってもらえればと思います。
2段目の金額で44,000円はなに?というところですが、これは多数該当といい、医療費が上限に達する月が3ヶ月続いた場合、4ヶ月目から44,000円に上限が下がります。
※簡単な表現のため、正確な医療費等は通院先の医療機関にご相談ください。
少しだけ頭の片隅に入れておいて
縁がないと思っていても万が一は起こります。
そんなとき、医療費ってどのくらい?って心配になったとき
この記事を少し思い出して頂ければ幸いです。
この記事を書いたのは・・YOu
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するフルタイムワーママ。4歳と2歳の子育て中。
延べ1,000人以上の医療福祉相談実績あり。
医療や介護に加え、マイホーム購入や時短からフルタイムへ転職、日々の節約や作り置きなど、幅広く情報発信しています☺︎