【ラン活】「子どもに選ばせたほうがいい」の空気が、ちょっとしんどかった話

2025/04/21
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暮らしのモヤっとする時間を短縮!サンキュ!STYLEライターで時短研究家ママのあらきあゆみです。

来年、長男が小学校に入学します。「ラン活、どうしようかな……」と考え始めたとき、なんだかモヤっとしてしまって。

「子どもの気持ちを尊重してあげて」という言葉と、膨大なカラーバリエーションと多機能、高品質のランドセルたちが当たり前のようにSNSやメディアで流れてきます。

「あれ、わが家はどうしたいんだろう?」「ラン活って何だろう」と立ち止まって考えてみました。

「子どもが選ぶべき?」にモヤっとした理由

私自身の子ども時代、ランドセルは親が買ってくれたもので、「自分で選ぶ」なんて発想自体、少なくともわが家にはなかったように思います。

だから、「子どもが選んだほうがいい」という空気に、否定はないものの、どこか気持ちに引っかかりがありました。

「尊重」が大事なのは分かるけど、それが「選ばせないと親失格」みたいなプレッシャーになっていないか?と、モヤっとしてしまったんです。

わが家のラン活ルール「色は子ども、機能は親」

結論を言えば、わが家は「何色がいい?」だけ子どもに聞いて、あとは機能面とコストを検討して親が決めて購入しました。

理由は3つ。
・購入できるお店や予算に制約がある
・6年間も使うのだから納得して買いたい
・「全部選ばせてる風」で親の意向に誘導するより誠実だと思った

大人の都合も含めて、最初に「この中から選ぼうね」と選べる枠の中で自由に選んでもらう。これがわが家にとって、無理のない、お互いにモヤっとせず納得できる形でした。

「黒=男の子?」息子の選択にどう向き合ったか

ランドセルを「子どもに選ばせたほうがいい」という考え方は、もともと、性別による決めつけをなくすために生まれた価値観だと認識していたので、子どもにも「色」は選んでもらおうと思っていました。

そして息子が選んだのは「黒」。それも近所のお兄ちゃんたちの影響や、「男の子だから」という意識があったかもしれません。

息子が黒を選んだ理由は色々想像できますが、「男の子でもピンクを選んでいい」「かわいいは女の子だけじゃない」と伝えつつ、「男の子だから黒を選びたい」という気持ちもまた、否定されるものではないと思って、「自分で選んだ」という子どもの感覚を守ることを優先することにしました。

最後に

ランドセルは本来、「学校に必要な道具を運ぶための入れ物」。リュックでもいいし、ファッションとして楽しむことも、個性を出すこと、子どもに選ばせることが悪いわけではないですよね。

でも、その自由が「やらなきゃ」「選ばせなきゃ」と親のプレッシャーになっているとしたら、もったいない!ラン活という流行りに縛られず、もっと自分たちらしい決め方でいいんじゃないかと思いました。

正解じゃなくて、納得を。わが家のランドセル選びは、そう思えたことでラクになりましたよ。これからラン活を始めるなら、モヤっとせずに楽しいラン活をしてくださいね!

◆この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ(あらきあゆみ)
プチプラ活用・デジタル活用・マルチタスク術など……ママのモヤっとする時間を短縮する問題解決のアイデアを提案|育児と介護のダブルケア◎3歳4歳やんちゃ男子の母、80代義母と同居中|FP2級&終活ライフコーディネーター。