【義母と同居して1年】同居の成功率を上げたのはこの3つでした

2023/11/07
  • 時短研究家ママ。2歳・4歳の男の子を9割ワンオペで子育て中。ママのモヤっとを時短するアイデアを提案。 もっと見る>>

ママのモヤっとする時間を短縮!サンキュ!STYLEライターで時短研究家ママのあらきあゆみです。

一人住まいだった義母が、ある日突然、腰を複雑骨折して生活が困難になったことをきっかけに同居を開始してから早1年。

暮らしが落ち着いた今、振り返ってみると同居の成功率を大きく上げた要素が3つありました。

【1】どちらかの家ではなく第3の家を選択したこと

わが家の同居が成功した1つの理由は、元の家をお互いに離れて「第3の家」で暮らし始めたこと。

そもそも同居のキッカケは、元々住んでいたアパートの近所で戸建賃貸を見つけたことで、この家がなければ同居はそもそもしていませんでした。

新たな場所で一緒に住み、ゼロベースでルールを作っていくというスタイルだったからこそ、お互いに譲歩しあって住みやすい形にできたのだと感じます。

既にどちらかが住む家で同居を開始していたら、きっとどちらかが「住まわせてもらう感覚」になってしまったり、「この家のルールはこうだ」と押しつけるようなことがあったんじゃないかと想像します。

【2】同居というよりルームシェア

家のあらゆる場所にラベリングしてあります

同居の成功理由の2つ目は、多くの人がイメージする同居よりも、ルームシェアの感覚で一緒に住めていることです。

義母は基本的に自分の部屋で過ごします。玄関から入ってすぐにある8畳の和室が義母の部屋です。

食事は基本別で食べる

ある日のお昼ご飯。お盆に乗せて配膳します。

同居した当初は食事も3食を共にしていましたが、途中から義母が「私がいると子どもたちが普段と違って落ち着けないから」と言い、自分の部屋で食べることを選択。

確かにわが家は2歳4歳のやんちゃな男の子がいるので食事に飽きて立ったり、食べ物を横取りしたり大騒動となることも。

ただこれは義母がいるいないに関わらずわが家の平常運転ですし、義母が1人で過ごす時間が長くなると認知症にならないか心配も。

しかし、義母が「自分のペースで落ち着いて好きなテレビを見ながら食べたい」、「見てしまうと色々と口を出したくなってしまう」といった想いだと分かり、食事を別にすることがお互いにストレスなく過ごせると受け入れました。

他にも共同利用が少なめ

他にも、リビングダイニングは私たちがメインで過ごし、トイレは義母が1F、私たちは基本2F、洗面所は基本母が使い、私たちは日常的な手洗い等はキッチンで済ませるなど分かれています。

これは昨年同居を開始して間も無くの頃、私たち家族がコロナを患った時に、義母への家庭内感染を避けるために必要に迫られて分けたエリアです。

結果、このほうがストレスや気遣いも不要で、時短にもなり今後の感染予防にも良いと感じたので体調が戻った後も、このスタイルを継続することになりました。

買い物も義母が使う日常的なものは、義母が以前から活用していたコープの宅配を利用して自分で注文してくれているので私の負担は増えていません。

【3】私に時間の余裕がないこと

同居成功の理由3つ目は「私に時間の余裕がないこと」です。時間にゆとりがあるときに同居をスタートしていたら今と全く状況が違うと感じます。

年子育児を9割ワンオペでしながら、仕事をして、義母の病院への送迎や身の回りのことをしているので、義母も「時間がない中でやってもらっている」と捉え、配慮もしてくれます。

私も義母から言われることの全てを真正面から受け止めるだけの時間も心の余裕もないので、適度に受け流しながしつつも必要なことは「今できるのはこれで、これはこの日ならできます」と正直に伝えられます。

おしゃべりが大好きな義母なので、デイサービスでの出来事や義母の友人から電話で仕入れた嫁姑事情を話し出すと、あっという間に30分が過ぎますが、私も「先週は義母の時間を取れなかったから話を聞こう」とお話タイムを受け入れることができます。

これが毎日だったら大変だろうなと感じますが、義母もしゃべりたい気持ちと葛藤しながら「また時間を取っちゃってごめんね」といつも最後に話すので、私への思いやりも感じますし、程よい距離感を保てています。

最後に

「介護は身内じゃ無理だ」とよく言われますが、今後さらに高齢化が進む中で、親の介護の全てを福祉に頼れば、多くの「税金」と「人」が必要となりますから、結果として働き手である私たち世代に負担がのしかかることを考えると、何が良い手段なのかは正直分かりません。

私自身も義母が認知症になったときや身体の状態のひどくなったときには介護するのは困難だと感じていますが、同居前はベッド上でしか生活できないほどで、認知症の可能性を指摘されたりしていたところから、杖なしで日常生活でき、時にはお友達と楽しく2時間以上電話するまでに回復しましたから同居してよかったなと思います。

親の介護問題や1人住まいにモヤッとしている人の参考になれば幸いです。

◆この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ(あらきあゆみ)
2歳4歳のやんちゃ男子を育てるワーママ。義母と同居中|ママのモヤっとする日常を「おうちルール」と「イマドキの便利活用」で暮らし効率化するアイデアを提案。|FP2級&終活ライフコーディネーター。

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