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感情のクセが体を弱らせる!?5つの感情がどこを弱らせるか解説

2024/04/16
  • 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>

看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。突然ですが、「この感情が強く出やすい」というクセはありますか?例えば「ちょっとしたことでイライラしやすい」「ちょっとしたことで不安になる」「ちょっとしたことで落ち込む」など。心と体のコンディションが繋がっていることはよく知られていますが。「特定の感情が強く出やすい」と「特定の体の部分が弱りやすい」ことはあまり知られていませんよね。

そこで、今回はどのような感情が体のどのような機能を弱らせるかについてお伝えします。

心身一如とは

感情 心

東洋医学、特に薬膳のベースとなる中医学には心身一如(しんしんいちにょ)という考え方があります。西洋医学ですでに科学的に解明されているように「心のコンディション」と「体のコンディション」には深いつながりがあるということです。

つまり、心身共に健康であるためには、体、心だけでなく、どちらもバランスよく整えることが必須だということがわかりますよね。

どの感情がどこを弱らせるの?

感情 メンタルヘルス

東洋医学(中医学)では、人が心身の健康を保つために必要な機能を5つに分ける「五臓論」という考え方があり、5つの五臓それぞれに、つながりが深い感情があります。

【イライラ、怒りやすい】
五臓の肝(かん)に関連深い自律神経系が弱りやすくなります

【喜び、興奮しやすい】
一見良いことのように思えますが、興奮しやすく興奮が続きやすいと五臓の心(しん)循環器系が弱りやすくなります

【クヨクヨ、思い悩みやすい】
五臓の脾(ひ)消化器系が弱りやすくなります

【悲しみ、憂いやすい】
五臓の肺(はい)呼吸器系が弱りやすくなります

【不安、恐れやすい】
五臓の腎(じん)生殖、発達、若さを保つ機能が弱りやすくなります

感情コントロールのコツ

健康のために、感情のコントロールができればよいけれど、なかなか難しいものですよね。よく言われている7つのコツをご紹介しますね。

・ネガティブな気持ちになったら深呼吸をして数秒待つ
・どのような時にネガティブな気持ちになるのか傾向をよく見極める
・ポジティブな言葉で自分の思いを伝える
・自分を完璧に理解してくれる人はいないと割り切る
・物事を引きずらないための自分のルールを作っておく
・自分を癒すことを後回しにしない
・休息感が得られるように睡眠を十分に取る

良い感情も、ネガティブな感情も、行き過ぎると体の不調の原因になります。心も体もバランスよく整えてすこやかに過ごしたいですね。

〇この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト
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