「寝る前にスマホを見ない」って決めない方がいい理由
- 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>
看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。
睡眠の質を上げるために寝る前にスマホを見ない!って決めたのに、ついつい見てしまって案の定寝つきが悪くなって自己嫌悪になってしまったことはありませんか?
実は、決意を覆してスマホを見てしまうのには理由があるんです。今回は脳と心の仕組みを使って寝る前のスマホを遠ざけるコツをお伝えします。
見ないという大きな決断がリスクになる
寝る前にスマホを見ることが睡眠の質に悪影響だとか、目の健康に悪影響だとか、様々な情報を目にしたり耳にしたことがあると思います。
自分の健康を守るために「よし!今日から寝る前にスマホを見るのをやめよう」と大きな決断をしたとします。
その「大きな決断をすること」が寝る前にスマホに手が伸びる原因になっているんです。
人の脳や心の仕組みとして「何かをやめる!」と大きな決断をするとかえって強くそのことが頭に浮かぶようになるということがわかっています。スマホ以外でも「お菓子をやめる」など何かをやめようとした時にいつもより強くやめようとしたことが頭に浮かんだ経験はありませんか?
この、やめようとしたことが強く頭に浮かぶことが原因で、寝る前にスマホを見るのをやめようとしても、ついついスマホに手が伸びてしまうんです。
どうしたらいいの?
「絶対見ない!」という大きな決断をしないほうがいいなら、どうすれば寝る前のスマホから離れられるのかと思いますよね。
実は、脳や心の負担にならない「小さなステップ」に少しづつ慣れていくのがオススメです。
例えば「夕方になったら、スマホの画面をモノクロモードに設定する」「スマホの照度を下げて光の刺激を下げる」など。
これだけでも、カラー画面や明るい画面を見ている時よりも脳の興奮が抑えられるということがわかっています。
そして、夕方以降少しづつスマホを触る機会を減らすために、本や画集、アルバムなどスマホ以外のものを触る習慣を作ってみる。など少しずつ徐々に寝る前にスマホから離れる時間を増やしていきましょう。
小さなステップの先にゴールを作る
小さなステップの先に眠る前のスマホを遠ざけるというゴールを設定するのは遠回りに感じるかもしれません。
ですが「寝る前に見ない」と決めて3日坊主になるよりも、少しずつですが確実に寝る前のスマホと距離をおくことができれば、睡眠の質は変わってきますし、目のコンディションが良くなることも期待できます。
睡眠は人間が体と心の疲労をリセットするために必要不可欠な機能です。日々の暮らしを楽しむためにも、寝る前のスマホから少しづつ離れてみませんか?
〇この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト
知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中
体と心の生命力をUPさせる健康習慣で暮らしを楽しむコンディションへ