手術を怖がる母にした2つの関わり
- 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>
看護師で経絡ヨガ指導者の薬膳ナースけいこです。
私事ですが、昨年、母が白内障の手術を受けました。
全身麻酔をかけるような大きな手術ではないとはいえ、他の人に自分の体の安全をゆだねることに不安や怖さを感じていました。
手術前に2つの関りをしたことで母の不安や怖さが少し和らいだようなので、記事にまとめました。
疑問が不安にならないように関わった
手術に対して
どのようなことが行われるの?
リスクは?
リスクの頻度は?
元の生活に戻るまでの見通しは?
母には多くの疑問がありました。
疑問は不安の種になりやすいですよね
手術の前には、術前オリエンテーションがあります。
母も手術の内容や、合併症のリスク、前日から当日、術後の経過など医療従事者から、細やかで丁寧なオリエンテーションを受けました。
ですが、あらかじめ疑問点を紙に書いておいたことで、オリエンテーションを受けたことで疑問が解決できたことを実感しやすかったです。
また、同席した家族も本人が心配していた点が解消されたのかを確認しやすかったです。
先の見通しが立たないことに対して、人は不安を抱きやすいと思いますが、疑問が解決されたことで不安感が軽減されたようでした。
自分でできる簡単な怖さ対策ができるように関わった
「自分で状況をコントロールできない」という環境下では不安や怖さを感じやすいという説があります。
局所麻酔で意識があるとはいえ、手術自体を自分でコントロールすることはできません。
ですが、怖さを和らげる手段は色々とあって、その中に呼吸法があります。
手術という、非日常の状況であることを考えると、複雑なものよりも簡単なものの方が取り入れやすいと思いました。
母には、怖さを感じたらおなかをへこませたり、ふくらませることを意識しながらゆっくりと呼吸をするように伝えておきました。
呼吸に集中することで、怖さから若干、意識をそらすことができ、ゆっくり呼吸をすることでリラックスとまではいかないものの気持ちが落ち着いたと言っていました。
無事に手術が終わり経過も良好!
医師、看護師などの医療従事者の方のケアのおかげで、無事に手術が終了して、経過も良好です。
母も家族もホッとしています。
親は年を重ねていき、病気や介護などの問題が出てくると思います。
プロの力を借りながら家族でできるサポートを行うことで安心できる状況を作っていけたらいいなと考えています。