米 新米 薬膳

少なめのお米でお腹が満足して健康的になる薬膳のテクニック

2024/10/13
  • 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>

看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。

お米が美味しい季節ですね。でも、お米の価格が高騰して家計がピンチということはありませんか?お米と食材を掛け合わせることで、少な目のお米でもお腹が満足しやすくなるんですよ。そして、お米と掛け合わせる健康的な食材を薬膳の視点で解説します。

豆と混ぜる

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豆類はお米との相性も良く、タンパク質も含まれています。蒸した豆をごはんと混ぜたり、お米を炊く際に豆を混ぜるなど、お米と掛け合わせやすいのも嬉しい点です。薬膳の視点でおススメの豆類は

【枝豆】
胃腸の働きを助けるのが食欲の秋に嬉しい点。疲労回復も期待できます。
【黒豆】
血を元気にしてくれたり、血の巡りを良くします。生理中や貧血傾向の方におススメです。
【小豆】
水分代謝を高めるので、むくみにある時におススメです。抗酸化作用も期待できます。

ホクホク野菜と一緒に炊く

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お米と一緒にホクホクしたお野菜を炊くと、かさ増しにもなって満腹感がUPしますよね。薬膳的には秋に美味しい以下のホクホク野菜がオススメです。

【くり】
薬膳では、下半身を温め筋力をつけると考えられています。たくさん歩く前などに栗ご飯を食べるのも良さそうですね。
【さつまいも】 
気力、体力を補う効果が期待できるさつまいもは、食物繊維が豊富で腸内環境を良くしてくれます。
【かぼちゃ】
体を温めて元気をつけるかぼちゃは、種もあなどれません。免疫機能を助ける亜鉛や、抗酸化作用のあるビタミンE、血液中のコレステロールを下げると言われているリノール酸が含まれています。
かぼちゃの種は市販されており、きれいな緑色なので、トッピングすると色どりがきれいですよ。

すりおろして炊く

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行楽シーズンにおにぎりを作る機会もあるのではないかと思いますが、すりおろしたにんじんとお米を一緒に炊くと、きれいなオレンジ色の人参ごはんが炊き上がります。
我が家ではちりめんじゃこと合わせるのが人気です。

【にんじん】
薬膳では、胃の働きを助けたり、目の疲れを癒すと考えられています。

食材の値段が高騰していることで、悩みの種が増えましたよね。ですが、少なめのお米でも満足度を上げてくれる健康的な食材と組み合わせることで、お米の節約だけでなく医療費の節約にもつながるかもしれません。

ほくほくとした食感や豊かな香りが口いっぱいに広がるごはんで、心も体もほっと温まるひとときになりますように。

◆この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
看護師・薬膳師・経絡ヨガ指導者・薬膳茶エバンジェリストなど人の心身のケアに関わって25年
東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使って「大人女子の体と心の生命力がUPする」健康習慣をお伝えしています
プライベートでは、令和元年生まれの男の子の子育てに奮闘中です

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