水だけでいい?もしもの時の飲料の備蓄で体と心をいたわる
- 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>
看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです
各地で自然災害があったというニュースを目にする中で、自宅の備蓄を見直した方もいるかと思います。飲み物の備蓄は水のみというご家庭もあるかもしれませんが、他の飲み物にも目を向けてみませんか?
飲み物の備えは命を守る
人の命を守るために、水分摂取は欠かせません。
ライフラインが途絶えるような状況の際は清潔な飲料を確保してあることが大切。
中でも、水は「飲む」だけでなく何かを洗う時にも使えるので飲料の備蓄に最適ですよね。ですが、賞味期限は災害備蓄用の水ほど長くない他の飲料を、賞味期限が近くなったら消費しながら備蓄する「ローリングストック」という形で備蓄する方法もあります。
災害時の健康管理に役立ちそうな飲み物を備蓄しておきませんか?
水以外で薬膳師がオススメするもの
【緑茶】
殺菌作用のあるカテキンが含まれており、感染症予防が期待できます。薬膳では暑い季節に体の熱を冷ましたいときにも活用します。
【果実、野菜ドリンク】
災害時に不足しがちなビタミンやミネラルがを摂れるのが嬉しい点です。長期保存用の商品も市販されています。
【ジャスミン茶】
自律神経を整える力があるという報告もあるジャスミン茶は、イライラ感の緩和やリフレッシュ効果が期待できます。薬膳では、胃腸の働きを助けたいときに活用するときもあるんです。
【経口補水液】
電解質や糖分が含まれており、体に水分を早く吸収させる効果が期待できます。脱水予防のために備えておきたいですね。
そして、もう一つ大切なのが「あなたが好きな飲み物」備蓄してある水分を消費するような状況下では、体も心も緊張状態になりがちですよね。そんな時好きな飲み物を飲むことで少しでも癒される時間が確保できるのではないかと思います。
飲み方も大切
災害が起きた時は、トイレの衛生面が気になって排泄の回数を減らしたい心理になる、飲料水の確保への不安などが原因で飲水量が減って脱水を起こすリスクが上がると言われています。
しかし、脱水を起こせば体がだるくなる、動く気力がなくなるだけでなく、血圧の低下や意識障害など危険な状況に発展することもあります。
脱水予防のために、こまめに水分を摂ることを心がけましょう。
災害時は気力体力ともに消耗することが予想されます。水の備蓄も大切ですが、体と心のサポートになるような飲み物もそばに置いておきたいですね。
〇この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト
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