【旬食材】あなたのタイプはどれ?ハズレなしで好みのぶどうを選ぶコツとは
- 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>
夏から秋にかけて出荷量が増える、ぶどう。
紀元前から人が栽培してきたぶどうは品種が非常に多く、スーパーでも様々な種類が手に入るので、選ぶときに目移りしてしまいますよね。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクターの植松愛実が、ぶどうの味わいをタイプ別に解説します!
とにかく甘い!黒系のぶどう
糖度の高いぶどうが最も多いのが、皮の色が黒紫っぽい黒系品種。
(もちろん黒いのは皮だけで果肉は黒くありません!)
贈答用によく使われる「巨峰」を含め、まったりした甘みが強いのが特徴です。
甘さ重視で選ぶのであれば断然この黒系品種。
そして、「甘すぎるのはちょっと…」という人は、以下でご紹介する緑系・赤系がおすすめです。
甘さと爽やかさのバランス絶妙!緑系のぶどう
緑系品種のぶどうは、とにかく爽やか。
甘さと爽やかさのバランスが良く、あまり人による好き嫌いの差が出にくいタイプで、贈り物にもよく選ばれます。
黒っぽい色や赤っぽい色のぶどうの皮には「ポリフェノール」が多く含まれていますが、緑系品種の場合はそれがないので、皮ごと食べても渋みやえぐみは感じにくいのも特徴。
もともとマスカット・オブ・アレクサンドリアという品種が主流でしたが、最近はシャインマスカットの人気が上回っています。
なお、緑系品種のうち多く流通しているものは香り(=マスク)がしっかりあるタイプ(いわゆるマスカット)で、香りの少ないタイプは別途「白ぶどう」と呼ばれることもありますが、緑系品種全体を「白ぶどう」と呼ぶ場合もあり、厳格な定義があるわけではないようです。
少ない酸味と飽きがこない食感!赤系のぶどう
赤系品種は、酸味の少なさとほんのりとした渋みが特徴です。
以前は皮ごと食べられない品種が多かったのですが、最近では皮ごとでも食べやすい品種も登場し、甘すぎず渋すぎず楽しめるものが増えてきています。
皮ごと食べられる場合はシャキッとした食感が楽しいだけでなく、皮に多く含まれるポリフェノールを摂取できるので嬉しいことづくしです。
好みのぶどうを選んで旬を楽しもう!
お店でぶどうを選ぶときは、枝の部分が緑色(または黄色)で、しなびていないものを選びましょう。
また、皮の表面に「ブルーム」と呼ばれる白い粉のようなものがついているものは、おいしいものが多いです。
好みのタイプのぶどう、そして新鮮でおいしいぶどうを手に入れて、旬の味をぜひ楽しんでください!
■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。