漬け物

【おすすめお土産】まるで巻き寿司!福島の老舗がつくる漬け物がかわいくて食べられない⁉

2024/06/08
  • 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>

お土産で漬け物と言えば、長野県の野沢菜や秋田県の「いぶりがっこ」が有名ですが、福島県も負けていません。
一見、お寿司とまちがえてしまうような、不思議な漬け物が存在するのです。
今回は、東北在住経験があり東北地方の180市町村を回ったライター・植松愛実が、福島県いわき市の老舗漬け物屋さんがつくる"まるで巻き寿司"な漬け物をご紹介します。

海苔巻きではなくシソ巻き!

漬け物

巻き寿司のように見えるのは、野菜を海苔ではなくシソの葉で巻いた漬け物。
きゅうりとにんじんで花のような断面の模様になっています。
これは最近インスタ映えを狙って出した新商品…というわけではなく、ずっと以前から福島で親しまれている味。

福島県いわき市にある「長久保」という漬け物屋さんがつくる「きゅうりの華」という商品(税込み490円)です。
歯ごたえのあるきゅうりと、しみしみのシソの葉の組み合わせで、ごはんが進みます。
もとは炭鉱の労働者に、大根をシソで巻いた漬け物をリアカーで届けていたという老舗漬け物屋さんの味は、福島出身でない筆者が食べてもどこかなつかしい感じがします。

さすが漬け物!賞味期限が長い

漬け物

漬け物のうれしい点は、常温で長く持つこと。
賞味期限が短いと、せっかくお土産として買って帰っても、旅の思い出にひたる間もなく食べきらなければならなかったり、人にあげようとしても会えるタイミングまでに賞味期限が来てしまったり…ということがありますよね。

この「きゅうりの華」も常温で3カ月くらい持つので、常備菜として困ったときのおかずにしたり、来客があったとき用に取っておいたりすることができます。
はなやかな見た目なのでお正月用にも使えますから、たとえば秋の行楽シーズンにお土産としてよぶんに買っておいて、1つは年末年始まで置いておくのもよさそうですね。

海の幸がいっぱい!福島県の「浜通り」

海鮮丼

「長久保」のある福島県の海沿いの地域は、地元では「浜通り」と呼ばれます。
「浜通り」の魅力はなんと言っても新鮮でおいしい魚介類がたっぷり味わえること。そして魚は食べるだけではありません。「浜通り」にある水族館「アクアマリンふくしま」は、子どもも大人もワクワクのしかけがいっぱいのおすすめスポットです。

水族館
天井からぶら下がる、巨大な古代魚「ダンクルオステウス」の模型。大人もワクワクするしかけがたくさん!

深海に住む小さくてかわいらしい生き物を見やすく展示していたり、古代の地球に生息していた不思議な魚の模型が天井からぶら下がっていたり…。水族館というより、博物館に近いような感覚です。
海の魚だけでなく淡水魚の展示もあり、水族館にしてはめずらしく金魚の展示も充実していて、金魚好きな筆者のお気に入りポイントのひとつです。

水族館

「きゅうりの華」は福島県内各地で買えます!

「きゅうりの華」は、福島県の「浜通り」と呼ばれる地域を中心に各地で買うことができます。
また「浜通り」以外でも、福島市にあるJR福島駅に隣接する観光施設「コラッセふくしま」など、各地のお土産屋さんでも買うことができますよ。

食べるのがもったいないくらいかわいくて、なつかしい感じがする漬け物、「きゅうりの華」。
家に来た人に出したり、あるいはお土産として贈ったりしたら、「これ何?」と話が盛り上がりそうですね。

■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。

計算中