アップルパイ

【青森土産】王道だけどやっぱりはずせないアップルパイ!「シャキふわ」生りんごとキャラメリゼが最強

2024/06/08
  • 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>

青森と言えば、りんご。生産量全国1位のりんごはさまざまなお土産になっていますが、やっぱり青森に来たらぜひ食べてもらいたいのが、「グランメルシー」のアップルパイです。
りんごが特産だからアップルパイって、ふつう…と思われるかもしれませんが、これははずせない!という理由があります。

今回は、東北在住経験があり東北地方の180市町村を回ったライター・植松愛実が、りんご王国の至高のアップルパイをご紹介します。

とにかくりんご商品が多い!青森県

りんご
弘前市にある「りんご公園」。さまざまな品種が植えられていて、8月上旬~11月上旬は収穫体験もできる。

青森県に旅行に行くと、新幹線の駅でも観光地でも数えきれないほどのりんご商品に出会います。りんごのケーキ、りんごのジュース、りんごのスナック、りんごのグミ、りんごのお酒…。もちろん生のりんごも干しりんごもあります。

さらにアップルパイに関しては箱入りで賞味期限が長いものも、お店で食べるアップルパイも、とにかく種類が多く、アップルパイのスタンプラリーまで存在します。
そのなかでとくにおすすめなのが、弘前市にある「グランメルシー」のアップルパイです。

生りんごがほわっとおいしい!そのとき一番おいしいりんごで

アップルパイ

「グランメルシー」のアップルパイ(税込み460円)は、サクサクのパイ生地に生のりんごを載せて焼き上げています。りんごをジャムのように煮ていないので、食べた瞬間「シャキッ」と「ふわっ」の間くらいの絶妙な食感とともに、りんごのさわやかな風味がするのです。

使うりんごは、年や季節によって一番おいしく仕上がるものを選んでいるそうで、以前食べたことがあるという人も再び訪れて食べてみると違う印象を受けるかもしれません。日本一のりんご産地だからこそできる贅沢ですね。

また、パイ生地はバターたっぷりの自家製で、りんごペーストとジャムが塗ってあります。仕上げにキャラメリゼされていてカリカリ食感もたまりません!

「グランメルシー」のアップルパイはどこで買える?

アップルパイ

弘前市の「グランメルシー」は、JR弘前駅と弘前城のちょうど間くらいに位置しています。
公共交通機関で旅をする場合は、弘前駅から弘前観光の目玉である弘前城まで歩く途中で寄ることもできますし、バス停も近くにあります。車の場合は駐車場があります。

アップルパイは人気のため毎朝店頭にたくさん出されますが、お昼ごろまでに売り切れてしまう日も。絶対買いたい!という人は早めの時間にいくのがおすすめです。

なお、「グランメルシー」は去年まで「アンジェリック」という名前でした。以前からテレビでもたびたび紹介されていたので、「アンジェリック」のほうが聞き覚えがある、という人もいるかもしれませんね。
弘前市の店舗のほかに青森市にも店舗があり、そちらは「アンジェリック青森店」のままです。今回ご紹介したアップルパイは、青森市のお店でも買うことができます。

ここだけ違う国⁉津軽のおすすめ観光地

ねぷた
五所川原市の「立佞武多の館」(後述)。1階から4階まで吹き抜けのホールに高さ23mの「ねぷた」がそびえる。

弘前市のある青森県の津軽(つがる)地域はもともとこの地域だけでひとつの国(=津軽藩)であり、ほかの地域とはまた違った魅力のあるエリアです。
現存十二天守のひとつである弘前城を中心に、旧弘前市図書館や青森銀行記念館などのレトロな洋館や、世界中のりんごの品種が集まるりんご公園もあります。

弘前城
弘前城の堀の花いかだ。例年、弘前の桜はゴールデンウィーク前半が見頃だが、近年は温暖化の影響で早まることが多い。

そして、ほかの地域との違いがとくによくわかるのが「ねぷた」です。青森県内で「ねぷた」や「ねぶた」と呼ばれるのは、人物や動物などが描かれた巨大な灯篭(とうろう)で、各地で8月上旬の祭りに現れ街を練り歩きます。

全国区でもっとも有名なのは青森市の「青森ねぶた祭」ですが、この津軽地域には「弘前ねぷたまつり」や「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」という個性的な祭りがあります。そして祭り期間中以外でも観光施設「津軽藩ねぷた村」(弘前市)や「立佞武多の館」(五所川原市)で、その「ねぷた」を見ることができるのです。

ねぷた
弘前市の「津軽藩ねぷた村」。弘前の「ねぷた」は扇形をしている。

独特の魅力を持った、青森県の津軽地域。「青森=寒い・雪」というイメージしかない人も多いかもしれませんが、実際に行ってみると、いい意味で予想を裏切ってくれる場所ばかりです。
津軽だけでも見どころが多すぎて時間が足りなくなること必至の青森県、ぜひ足を運んで素敵な場所と食べ物に触れてください!

■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。

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