クリスマスを楽しむ焼き菓子、シュトーレン

2022/12/27
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クリスマスを楽しむ焼き菓子、シュトーレン(orシュトレン)。ドイツで誕生し、ドイツからフランスやオランダへと広がり、欧州の各地も楽しまれるようになりました。欧州で洋菓子修行をしたシェフたちの手によって、日本へ持ち込まれました。

今ではカフェチェーンやコンビニ、スーパーでも気軽に買える商品となりましたよね。

百貨店のクリスマスカタログにもケーキやチキンと共に載るようになり、日本でもすっかりおなじみのクリスマスフードです。

シュトーレンは細長い楕円形で表面は白い砂糖で覆われています。ゆりかごで眠る産着に包まれたイエス・キリスをイメージしたビジュアルだと言われています。

ドライフルーツやナッツが練り込まれた菓子パンのような生地です。

洋酒漬けのドライフルーツ、ナッツやマジパンを練り込んだ発酵生地を焼き、溶かしバターに数回くぐらせたのち、粉砂糖をまぶして作ります。

そのシュトーレンはもともとクリスマス前4週間であるアドベントに、薄く切り出して少しずつ食べられていました。ですから、シュトーレンは日持ちがしますし常温保存が可能なものが多いので、クリスマスギフトに向いています。


幾つかおススメのシュトーレンを紹介いたします。

東京マリオットホテル ペストリー&ベーカリー GGCo.

「オリジナル シュトーレン」(小)¥1200

オーソドックスな楕円ではなくまんまる形に作られたシュトーレン。

さっくりとした生地の中に多種類のドライフルーツとナッツが詰まっています。
ナッツはアーモンド、くるみ、ピーカンナッツを使用。アーモンドは粒のまま入っているのでかみごたえ十分で香ばしい。
使われているフルーツは干しぶどう、クランベリー、ドライいちじく、オレンジの皮のコンフィ。スパイスはカルダモン、シナモン、他オールスパイスです。

ポイントは中心に置かれたマジパン。綺麗なピンク色なのです。
マリオットホテルのブランドカラーが“マリオットレッド”ということでマジパンをクランベリーでレッドにしたそうです。
生地には230年以上続く老舗ウイスキーメーカー“メーカーズ マーク”のバーボンが練り込まれています。
ふんだんなフルーツとナッツに洋酒と贅沢さが、クリスマスにぴったりのシュトーレンです。

KALDI

「シュルンダーミニアップルシュトレン」¥538税込

気軽に買えるサイズとプライスのシュトーレン。
ドライアップルが入っているのが特徴です。シュトーレンに使われるドライフルーツは洋酒に漬けこまれていうことが多いのですが、KALDIの「シュトレン」は洋酒は効いておらずまたスパイスもシナモンだけ。まろやかな味わいなのでシュトーレン初心者向けの一品です。

PATISSERIE FRANCAISE Un Petit Paquet

「シュトーレン」¥2,916税込

横浜市青葉区みすずヶ丘にある及川太平シェフのお店です。
パッケージも素敵でクリスマス気分が高まります。

洋酒に漬け込んだドライフルーツのレーズンといちじく、オレンジとアーモンド、胡桃を練り込んだ生地。

アーモンドを丸ごと使ったマジパンが中心に入っています。マジパンの色が栗あんの様です。生アーモンドを丸ごと使ってマジパンを作られているのでアーモンドの皮の色がついて黄色っぽくなるのです。通常のマジパンよりアーモンド含有量が多く、アーモンドの香りが豊潤です。加えてナツメグとシナモン、カルダモンの香りが楽しめます。



近年の日本のシュトーレンは、味のバリエーションが拡大。サイズもひとり用からファミリーサイズと様々です。あなたの好みシュトーレンが見つかると思いますよ。

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