【多肉植物】水やりサボってもいいってホント⁉︎衝撃のビフォーアフターをご紹介
こんにちは。多肉植物とともに暮らして10年、サンキュ!STYLEライターのhikari(ひかり)です。
水やりの回数が少なくてよく、忙しい方やズボラさんにおすすめしたい多肉植物。
とはいえ、毎日の水やりが常識と思っている方にとってはなかなか信じがたい話かもしれません。
特に水やり忘れで植物を枯らしてしまったことのある方は、苦い記憶がよみがえってしまいますよね。
私にも、水やりをサボった結果ダメにしてしまった植物がたくさんあります…。
この記事では「多肉植物の水やりをサボってしまったらどうなるのか」、その結末をご紹介します。
ぜひ最後まで読んで見届けてくださいね!
知っておきたい、多肉植物の基本スペック
多肉植物の原産地は中南米やアフリカ。
常に乾燥している環境で生き延びるために、葉っぱや茎に水分を溜め込んでおける仕組みになっているのが特徴です。
だから数ヶ月に一度しか雨が降らなくても大丈夫。
家庭で育てる際も、少ない水やりの回数でも十分生きていられるようにできているんです。
3ヶ月水やりサボっちゃった!
多肉植物の中でも、お花のような見た目で大人気の種類「エケベリア」。
ぷっくりとした葉っぱの中に、水分をたっぷりと蓄えています。
この冬は、寒いからとついついお手入れをサボってしまい、気づいたら最後に水やりをしてから3ヶ月が経過していました。
3ヶ月というと、1年の4分の1。そんなに長い期間水やりしなければ、さすがの多肉もしわしわです。
多肉植物の成長点がある中心部分は元気なのですが、外側の葉っぱ(外葉)から順番にしわしわになっていきます。
外葉は成長点に水分や栄養分を送っているんですよ。
では、そんな外側がしわしわの多肉植物に水やりをしたらどうなるのでしょうか。
戻るのか、戻らないのか。果たして…。
水分が抜けていた外葉にハリが戻って、水やり前とは見違えた姿になりました!
同じ品種とは思えないくらい、ピンとしています。
ちなみに、水やりの時期は2月のまだ寒い日。冬場は多肉植物の成長が緩やかになるため、根っこから水を吸うのも少し時間がかかります。
今回は3日ほどかかって復活しましたよ。
成長期である春や秋は、復活までのスピードももっと速くなります。
エケベリアの例を、もう一つご紹介します。
やはり外葉から水分が抜けてペラペラになっています。
こちらにも水やりして3日待ってみました。
しっかりとした苗に完全復活!
水やりで成長を促進できて、花芽もぐっと伸びました。
色が薄くなったのは、水を吸って成長する元気が出てきたため。
多肉が色づくのは、「水切れ」や「寒さ」などのストレスがかかっているからなんです。
衝撃!これもう枯れてますよね?
モリッとした姿が特徴的な「セダム」の仲間。
よく増えて丈夫なので、お庭のグランドカバーとしても使われることの多い種類です。
とてもお水が好きな種類なので、先ほどの「エケベリア」よりも水やりの回数を増やさなくてはいけないのですが、ついついサボって2ヶ月弱…。
すっかり水分が抜けて枯れる一歩手前!いや、もう枯れているのかも…。
ズボラな私には既視感のある光景です。冷蔵庫の奥で。
これはさすがに復活は無理なのでは…。
水やりをした翌日の様子です。
半乾きのドライフラワーみたいな状態が一変、モリモリを取り戻しました!
一部復活できなかったところもありますが、8〜9割は復活成功です。
ここまで復活できる理由は、根っこが元気な状態で生きているから。
水やりしない期間が長すぎて根っこまで枯れてしまった時には復活は難しいです。
今回はギリギリのところだったと思います。
忙しくてもズボラでも、多肉植物なら大丈夫!
多肉植物は、水やりをしなくても急激に枯れることがないのが良いところ。
その強さは、乾燥地帯を生き抜いてきたルーツにあります。
とはいえ、私のように水やりをサボりすぎるのはちょっとリスキー。少なくとも月に1回は水やりするのがおすすめです。
程よい距離感で付き合える多肉植物は、忙しい方でもズボラな方でも、安心して育てられますよ。
◎記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターhikari
多肉植物に魅せられて10年目、築古賃貸の狭いベランダで栽培を楽しむ「タニラー」。所有数は最大で300種類。転勤族のため引越しのたびに少しずつ減らし、現在はおよそ150種類の多肉植物と共に暮らしている。
メディア出演:「ヒルナンデス!」(日本テレビ)
書籍掲載:「ナチュラルガーデニング2019」(学研プラス)、「GreenSnap 多肉植物&グリーンのDIY」(主婦の友社)、「RoomClipのGREENインテリア」(学研プラス)他