
【レシピ】これホンマに鶏むね?!節約食材をふわふわジューシーにする方法
サンキュ!STYLEライターの節約×投資主婦おこめです。
物価の高騰が止まらない昨今、安くて栄養満点な鶏むね肉は節約に欠かせない食材ですよね。しかし、「パサつくのが難点…」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「自炊は最強の副業」をモットーに自炊に励む筆者が実際におこなっている、鶏むね肉の下処理の工夫をご紹介。「これホンマにむね肉なん?!」と家族に大好評のレシピもあわせて紹介しますので、最後までお見逃しなく!
1.切り方一つで激変!ズボラ流むね肉のカット法
繊維を断つ切り方で、むね肉特有のかたさをやわらげます。

加熱することでかたくなる筋繊維。そんなむね肉は、繊維を断つように切ることで柔らかい食感にすることができます。はじめに、繊維の入り方が異なる3つの部分に切り分けます。

次に、繊維を断つように薄く切っていきましょう。付け根の部分と、その隣の上下に分かれた部分とで、縦横の向きが異なります。断面の表面積を大きくすることで、火の通りをよくし、調味料が浸透しやすくします。

ズボラな筆者は、トレーの上でキッチンバサミを使ってカットします。こうすることで、まな板を消毒する作業が一つ減りますよ。
2.もうパサつかせない!むね肉を柔らかくする方法
むね肉をやわらかくする魔法の液に浸します。

筆者が使っているのは、【酒・酢・砂糖】を合わせた調味液。それぞれの役割として、
酒:繊維をほぐす・保水性アップ・臭み取り
酢:短時間でたんぱく質をやわらかくする
砂糖:保水性アップでしっとり感に貢献
といった効果が期待できます。酢を加えることで時短の効果も出ますが、入れすぎると酸味が残るため、分量は控えめがおすすめ。また、長時間つけることで逆に肉が締まり、かたくなることがあるので、15〜30分程度の「短時間漬け」がポイントです。
できるだけゴミを出したくない筆者は、保存容器に調味料を合わせ、そこへ肉を入れ箸でがいがいっと混ぜています。その後は放置!
3.かりかりジューシーチキンカツの【材料】
さまざまな鶏むね肉料理に挑戦してきた中で、特に家族に好評だった「チキンカツ」のレシピを紹介します。
(3〜4人分)
鶏むね肉 400g
●酒 大さじ1
●酢 小さじ1
●砂糖 小さじ1
塩こしょう 適量
パン粉 適量
粉チーズか溶けるチーズ 適量
好みの油 大さじ2
4.かりかりジューシーチキンカツの【作り方】
(1)むね肉を、繊維を断つように切る。
(2)●の調味料を合わせ、切ったむね肉にもみ込み、15分ちょっと置く。
(3)むね肉をフライパンに広げ、両面に塩こしょうをする。

ズボラな筆者はフライパンの上で作業します。この際、普通の塩こしょうでも十分ですが、「ガーリックソルト」などがあれば、より一層おいしくいただけます。
(4)むね肉の両面にパン粉をまぶす。

(5)上からチーズをかける。

粉チーズがなければ溶けるチーズでもOK!今回、粉チーズを切らしていたのでピザ用チーズで代用しました。チーズと一緒に焼くことで、香ばしさとカリカリ感をアップさせます。入れすぎると焦げ付きの原因になるので、少量でちょうどいいですよ。
(5)上から油を回しかけ、点火する。

(6)様子を見ながら両面を揚げ焼きにする。

カリッと焼きたいので、フタは使いません。はじめは弱めの中火で両面焼き、仕上げに強めの中火でこんがり焼いて火を止めましょう。完成です!
5.節約食材をおいしく味方につけて!

パサつきがちな鶏むね肉も、下処理で一工夫すればしっとりジューシーに仕上がりますよ。節約食材を味方につけて、ともに食費を下げていきましょう。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。住まいは2LDKの賃貸アパート。