【子育て】元・学習塾教室長ママ、ついにYouTubeを禁止しました
元・大手学習塾教室長のダイエットインストラクターで、サンキュ!STYLEライターの渡邉有紀です。
我が家には、4月に年長さんになった息子がいますが、家族の話し合いでYouTube視聴を禁止しました。学習塾で勤務していた頃、「子どもがスマホやテレビばかり見て困る……」という親御さんの悩みはたくさん聞いていましたが、まさにそれに直面したのです。
今回は、我が家でYouTubeを禁止したことによるメリット、デメリットをお伝えします。
YouTubeにハマる子どもたち
私たち親世代が子どもの頃はなかったコンテンツ、YouTube。一度見始めると、次から次へと興味が湧くような新しい動画が表示され、大人でも、気が付いたら長時間見てしまう方も多いはず。
調べ物をする時に使ったり、買い物する前にレビューを見ることが出来たり、とても便利な存在でもあります。
子どもにとっては、楽しすぎてしまう。楽しいことを辞めるのは難しいです。
YouTubeを見る時間が増えることにより、我が子にはこんなデメリットがありました。
・見ている間、会話がなくなる(夢中になって、話しかけても返事をしない)
・言葉遣いが悪くなる
・ブロックなどの知育遊びの時間が減る
・習い事の練習時間が減る
とにかく「時間泥棒」になってしまっていたYouTubeの存在。幸いにして、他のテレビ番組にはさほど興味を示さない子なので、YouTubeを禁止することを話し合いました。
納得させて、禁止に
「もう今日から禁止!!」と親が息巻いても、反発するのが子どもです。お気に入りのおもちゃを突然取り上げられたら、当然悲しいし、怒ります。
我が家では、夫と息子、私で話し合いの場を設け、禁止にすること、見る時の条件を話し合いました。1年後には小学生になり、勉強する時間もしっかりと設けていきたいという、先を見据えた選択です。
本人にも、なりたい将来の夢があるので、それはボーッとYouTubeを眺めているだけではなれないということを説明。
話し合いの結果、禁止といっても、まるっきりの禁止ではなく、条件により見ることを可能にした約束をしました。
・何か知りたいことがある時は、動画の内容を一緒に選んで見る
・パパの休日の家族団らんタイムにテレビの代わりに見ることは可
メリハリをつけた楽しみ方を出来るように訓練中です。
禁止によるメリット
禁止したことにより、格段に他のことをする時間が増えました。
YouTubeを見ていた時間は、家の中では、タブレットでプログラミングソフトや学習ドリルに取り組む時間、ブロックなど他の遊びをする時間、お手伝いをする時間に変わりました。外遊びも今まで以上に増えました。
今まで私の怒る理由の大半が、YouTubeを約束の時間になってもやめられないことだったので、怒る回数も減りました。きっと私のシワの増加もストップすることでしょう。
禁止によるデメリット
母である私は、格段に忙しく、体力が必要になりました。私が家事をしている間に見ていることも多かったので、家事をしながら遊びに付き合ったり、もともと好きな外遊びは回数が増えたりしています。
あとは、YouTubeのテロップで覚えていた漢字もたくさんあるので、そういった学びの機会が減る分、絵本を読むなど積極的に補ってあげないといけないと思っているところです。
娯楽との付き合い方
大人も、子どもも、娯楽との付き合い方は難しいです。
「やるべきことをやってから、遊びの時間を取なさい」言うは易し行うは難し。私だって、中学生の頃、宿題もやらずに漫画を読んでいて怒られたことがたくさんあります。今は、家にいても、もっと魅力的な娯楽がたくさんある時代だからこそ尚更です。
YouTubeを見ておとなしくしてくれていたら楽…そう思ってしまったことも何度もありますが、その時間は、子どものためになっているでしょうか?忙しい中、向き合うのはとても大変です。ですが、お子さんの将来のために、娯楽がただの「時間泥棒」になっていないか、一緒に見直してみませんか?
この記事を書いたのは。。。渡邉有紀
元・大手個別指導学習塾教室長の運動苦手ダイエットインストラクター。サンキュ!STYLEライター。サンキュ!25周年専属読者モデル。
5歳の息子を育てるママ。-10kgのダイエットに成功し、日本ダイエット健康協会認定インストラクターの資格を取得。「勉強とダイエットは似ている」をモットーとして、ダイエット個別指導やセミナー、執筆等の活動をしている。