【年100冊 本好きママの、読まなきゃ損!】子どもの性教育は何歳からするべきか知ってる?
こんにちは、三度の飯の次に読書が好きなサンキュ !STYLEライターのあやをです。
突然ですが、「性教育」は、何歳からするべきだと思いますか?
中学生?それとも高校生?
いやそもそも、性教育なんて必要なの?
教えなくても自然と分かっていくものなんじゃないの?
今回は、そんな疑問に答えてくれる性教育の本を2冊ご紹介します。
アミちゃんのパンツ
幼稚園の、年長の頃だったと思います。同じクラスに、アミちゃん(仮名)という可愛い女の子がいました。ある日、アミちゃんが先生と話をしていると、男の子2人がニヤニヤしながら近づいてきて、こっそりアミちゃんのスカートの中を下から覗き込んだのです。
アミちゃん自身は気づいておらず、先生からもちょうど死角になっていました。
それを目撃してしまったとき、何とも言えない嫌悪感があったことを今でも鮮明に覚えています。
でも当時の私は、それがなんとなくイケナイことだとは思いながらも声をあげることができず、また、親に相談することもできませんでした。
「性の話」は家族間ではタブー?
「性の話」って、家族間ではどこかタブーなイメージがありませんか?
私は、家族団らん中にテレビでキスシーンやベッドシーンが流れてくると凍り付いていた記憶があります。自分の親と性にまつわる話をしたことはありませんし、なんとなく「してはいけないもの」だと思っていました。
その感覚は、幼い頃から少しずつ植えつけられていたのでしょう。先ほどの一件があったときも、幼稚園児なりに「親に言うのは恥ずかしいことなんじゃないか。」と思ったのかもしれません。
私たちの世代で「性教育」をきちんと受けたことがある人は少ないのではないでしょうか。
私自身がそうだったので、自分の娘に対しても「性の話は本人が成長していく過程で自然と身に付けるだろう」と思っていました。
でも、それはとっても危険なのです!!
(1) お母さん!学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ! のじま なみ
性教育アドバイザーで元泌尿器科看護師の著者が教える「性教育」の本。
この本では ”性教育は3歳から10歳までの間にするように” と書かれています。最初は「早くない?」と思ってしまいましたが、読んで納得!全然早くありませんでした。
我が子を性犯罪の加害者にも被害者にもさせないために、親が教えるべきことは実はたくさんあったのです。
幼児期はまず、”体には、人に見せても触らせてもいけない場所がある” ということを教えるなど、年齢にあった性教育が詳しく書かれているのでとても参考になります。
「赤ちゃんはどこから生まれるの?」「赤ちゃんて、どうやってできるの?」こんな子どもからの質問にどう答えるか、その模範解答も!
"性教育は、親の愛を伝えること" という考え方が素敵な1冊です。
(2) おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 フクチ マミ
「性のことを、子どもにどう伝えればいいの?」を、マンガで学べる本。
子どもから「生理(月経)とは?射精とは?」と聞かれたとき、ちゃんと分かりやすい言葉で仕組みを説明できますか?
実は親自身もきちんと分かっていなかった男女の心と体のことが、たくさんのイラストと共に説明されているので、親子で一緒に読むのもおすすめです。
この本では “おうち性教育=子どもを守るための教育です― “ と書かれています。我が子を守るためだと思うと、親が教えねば!という責任感が生まれますよね。
最後には大人が知っておくべき「これからの性」についてのお話もあり、性の多様さを改めて学ぶきっかけになりました。
マンガなので、普段本を読まない人でも手に取りやすいですよ!
さあ、性教育を始めましょう!
幼稚園の頃の私は、性的な現場を見てショックを受けたとき、声を上げることも親に相談することもできませんでした。でも娘には、ちゃんと声をあげられる子になって欲しい。(まだテッテケー!くらいしか喋れない1歳児ですが)
そして、安心して親に性の話を相談できるような親子関係を築いていきたいと思います。
「性教育はできれば誰かにお任せしたい」と思っているパパママ!我が子を守るために、たっぷりの愛情で、性教育をしましょう!私も頑張ります。
◆記事を書いたのは・・・あやを
初恋の相手は図書館受付のお兄さん、昼休みに教室の隅で本を読みふけりお外で遊びなさいと注意された小学生時代、村上春樹の小説に感化され登場人物のような女性を目指した中高時代、日本文学科に在籍し芥川龍之介全集を持ち歩いていた大学時代、そして今もなお日々本を読みふける読書マニア。「読まなきゃ損!」なおすすめ本を定期的に紹介します。