干し柿から作る!おもてなしからキッズクッキングまで 干し柿アレンジ3選
こんにちは!サンキュSTYLEライター、おやつ料理家の橋爪ひとみです。
私の実家のある田舎では柿が実るころ、大人たちが渋柿をせっせとむいてひもでつるして干し柿にする家が多くありました。
最近干し柿を作る家庭は少なくなってきているようですが、毎年私の母は、相変わらずせっせとむいては干し柿を作り、私の家にも送ってきてくれるのでありがたくいただいています。
干し柿は日本のドライフルーツ!
昨年はそんな干し柿がまさに「日本のドライフルーツだ!」と今更ながらに気が付いて、
干し柿のパウンドケーキを作ったりもしました。
干し柿は生柿よりも糖分は4倍にもなるそうなので、この自然の優しい甘さがたまらない
日本古来のうま味すら感じる素朴なおいしいケーキに自画自賛でありました。
今回は、自然の甘味うまみがぎゅうっと詰まった干し柿を使って、
おもてなしにも、お茶うけにもなるおやつをご紹介します。
バター+クリームチーズ+干し柿
干し柿はドライフルーツで、ドライフルーツは海外でもよく食されていますから、そのことを思えば洋風なものともばっちり合うのは納得です。
エシレバターとデンマーク産で無添加のアーラ クリームチーズを干し柿にギュッと詰めてみました。
バターやクリームチーズの量はお好みで!
詰めた後、冷凍庫で30分ほど冷やすと形が整い、切った時も見た目がきれいでおもてなしにも見栄えがします。
干し柿の自然な甘さと優しい味わいの乳製品とのハーモニーは絶妙です!
お出ししたら、これ何???って会話も弾むはず!
アーラのクリームチーズは、しつこくないコクとクリーミーな優しい味わい、とっても上品なくちどけなんです。それで、材料はクリーム、生乳、食塩と体にうれしい無添加な材料。
お値段もプチプラでそのままパンにのせてもよし、ディップにしてもよし、なんでもお料理に合いやすくてあるととても便利なチーズです。
アーラのクリームチーズとエシレバターは、成城石井さんでも扱っていますよ。
栗+干し柿
ちょうど栗をテーマにしたおやつ作りをしていたので、栗のペースト(市販品で材料は栗と砂糖のみ)と栗の渋皮煮(市販品)がたくさんあり、たまたま柿に栗を詰めてみたらどうかな?と思い立ってやってみたら…
うんうん、干し柿のぽってりとした甘みに包まれたほっくりした栗もまたおいしいではないか!
栗の渋皮煮は少しラム酒漬けにしておいたので、大人向きのおやつになりますね。
ほのかにお酒の香りがしてリッチな感じ。
こちらは、渋皮煮の栗のまわりに、栗のペーストをおにぎりのように包んでまんまるのお団子にして、干し柿を縦半分に切れ目を入れて干し柿を横に広げて、ギュッと押し込み
そして干し柿で栗のお団子を包みながらながら入れました。
冷凍庫で30分ほどいれると、より形が整います。
同じ季節のもの同士の組み合わせは、やはり合うんだなあと改めて感じたのでした。
夫が、かなりのボリュームで食べ応えがある!と言っていました。
確かに、まるまるひとつごろんと栗が入っていますので、ひとつでしっかりとしたおやつになりますね。
お酒が好きな方や甘いものが好きな男性にもおすすめです。
干し柿でチョコサラミ!
最後は、干し柿入りのチョコサラミのご紹介です。
サラミとはソーセージを乾燥させたもので、そのサラミに似せたものがこのおやつ。
なので、ソーセージは全く入っていません!
作り方はとっても簡単で、フードプロセッサーやミキサーがあれはすぐ作れちゃいますよ。
材料はお好みのナッツ、ドライフルーツ、チョコレートと、とってもシンプル。
サラミのように棒状にまとまるためにギュッとくっつくために必要な材料がドライフルーツ。
干し柿はねっとりして粘着性がありますので、フードプロセッサーで粉々になったチョコレートやナッツをギュッとくっつけてくれる役目を果たしてくれます。
他にデーツやドライイチジク、ドライプルーンでも同じようにくっついてくれますから、おすすめです。
【干し柿のチョコサラミレシピ】
[材料]
アーモンド60g
ヘーゼルナッツ60g
くるみ30g
ココア(無糖)25g
はちみつ 大さじ3
干し柿50g
デーツ50g
塩 ひとつまみ
[作り方]
①干し柿とデーツは種を取りあらく刻んでおく。
②ナッツ類をはじめにフードプロセッサーで細かくなるまで攪拌し、①を加えてさらに攪拌する。
③残りの材料をフードプロセッサーに入れて攪拌し、よく混ざったら広げたラップに取り出す。
④ラップに包んで棒状にして冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。
甘さのはちみつの量はお好みで加減してくださいね。
ナッツもお好きなものをお好きな量でOK!
ワインやブランデーを小さじ1杯ほど加えれば大人なスイーツに早変わり!
ドライフルーツやナッツは食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので体にもうれしく
そして、しっかりした食べ応えがありますから、少量で十分お腹が満足します。
サラミのように棒状にしてもよし、丸めてチョコトリュフにしてもよし、形もいろいろアレンジできますよ。
私はおやつ教室のキッズレッスンで子どもたちとこの材料でトリュフづくりをしましたら、
ぎゅっとにぎりなからの丸める作業がお砂場遊びみたい!と喜んでしていました。
チョコサラミはこれからの季節、ホームパーティーや持ち寄りにもおすすめですし、
お子さんと冬休みにご一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
トリュフは丸めたら、最後にココアをまぶしてくださいね。
この記事を書いたのは…おやつ料理家の橋爪ひとみ。「おいしくて」「楽しくて」「体も喜ぶ」おやつもごはんの一部となる一石二鳥なお料理のアイデアを発信中。