話題の発酵あんこをコーヒー味に変身!【発酵コーヒーあんこの作り方】
元幼稚園教諭、おやつも大事な食事の一つと考える おやつ教育家 橋爪ひとみです。
あんこといえば、体に優しい和菓子のイメージですが、実は…実は…白砂糖がたっぷり入っているのです!
そこで今回はお砂糖が全く入らないあんこをご紹介します!
お砂糖なしのあんこ?
あんこといえば、甘くてなんだか食べるとほっこりしますよね。
ただ…作ったことのある方はお分かりですが、お砂糖がたっぷり入ることが気になるところ。
ですが!今話題の【発酵あんこ】は、発酵の力で甘さを生み出すためお砂糖使うことが全くないのです。
発酵あんこに使う麹菌がお米のデンプン質を分解して糖分に変えることで甘みが生まれること、
小豆と混ぜ発酵させることで小豆本来の甘みも引き出され、お砂糖なしが信じられないくらいの優しい味わいの甘いあんこになるのです。
初めて発酵あんこを作って食べたときに、この自然の甘さは日々のおやつだけでなく普段のお食事の箸休め(豆の甘煮)にもぴったりだと思ったこと(夕飯とおやつと一石二鳥!)、
自然の甘さはアレンジがしやすい!と思ったことから、大好きなコーヒーと合わせることを思いつきました。
【レシピ】発酵コーヒーあんこの作り方
コーヒーとあんこって合うのです。
なぜでしょう?私はこの組み合わせが大好きで、コーヒーのほろ苦さと小豆の甘さ…
まさにソイラテみたいなイメージでしょうか。
大人な味、と思いきやわが家の子どもたちも実は大好きな味なので、美味しさに老若男女の壁はありませんね。きっとおじいちゃんおばあちゃんにもお好みの味かと思います。
よかったら作ってみてくださいね。
【手順】
①コーヒーあんこを作る
②作ったコーヒーあんこを発酵させる
①コーヒーあんこの作り方
【材料】
小豆(乾物)200g
ブラックコーヒー500ml
(お好みの濃さでOKです。私は袋の表示通りに抽出しました)
【作り方】
1、小豆はさっと水洗いしてから鍋に入れ、水をひたひたに加えて火にかける。沸騰したら弱火で5分煮てゆでこぼす。
2、水洗いして鍋に戻し、コーヒーを加え火にかけて沸騰させ、弱火にして50~60分ほど煮る。
煮汁が残って、小豆がさらさらと動く状態にする。
途中煮詰まってきたら水かコーヒーを足し、木べらで混ぜる。
これで、お砂糖なしのコーヒーあんこのできあがり。
※発酵あんこにしないときは、2の弱火にして50分ほど煮たあとに、きび砂糖をお好みで80~100gほど加えて木べらで混ぜさらに5分ほど煮詰めてできあがりです。
②作ったコーヒーあんこを発酵させる
発酵コーヒーあんこの作り方
【材料】
できあがったコーヒーあんこ約200g
米麹90g
【作り方】
1、できあがったコーヒーあんこを60度まで冷めたら、米麹を加え手早く木べらで全体を混ぜる。
2、55~60度くらいで8時間保温する。
【保温の仕方】
私はヨーグルトメーカーで温度と時間を設定して保温し作っています。
ほかに、魔法瓶を使ったり、容器を保冷パックに包んでから電気毛布にくるんでも保温できたり、炊飯器でも保温できます。
炊飯器の場合は、保温モードにしてふたを開けたまま濡らしたふきんをかぶせ8時間たてばできあがりです。
発酵コーヒーあんこができたら…
【保存】
発酵すると、しっとりとして優しい甘さのあんこができあがり、さらにコーヒーのほろ苦さも感じますが、米麹の甘さと相まって奥行きの深いあんこになっています。
発酵コーヒーあんこは必ず冷蔵か冷凍保存してください。
日持は、冷蔵は3日程度、冷凍は1か月を目安に食べきってください。
こんな組み合わせも楽しい!
あんこといえば、おもち。おぜんざいや白玉団子にもあいますね。
コーヒー風味ですから、洋風にもぴったりですよ。
食パンをこんがり焼いてバターに発酵コーヒーあんこ乗せもおすすめです。
写真はおやつに作った
抹茶と豆乳のプリン。
発酵コーヒーあんこをのせてもおいしかったですよ。
色々なアレンジで楽しんでみてくださいね。
この記事を書いたのは…
元幼稚園教諭、おやつ教育家 橋爪ひとみ。
今年はおやつにも発酵食品を取り入れて、さらに体に優しいを追求する小学生と中学生の姉妹の食いしん坊母。