子どもがつくる かわいいこぐまパンレシピ DAY1

2020/04/18
  • おやつ料理家。小学生と中学生の2児の母。シュタイナーとフランス菓子をベースにしたおやつの教室を主宰。もっと見る>>

こんにちは。元幼稚園教諭、おやつ教育家の橋爪ひとみです。
おやつ教室主宰、料理家、今年は発酵おやつをテーマにおやつ作りをしている中学生、小学生姉妹のお母さんです。

毎朝子どもとお菓子作りをしています。
朝イチ子どものやりたい!を一緒にすると、心が満足して1日のスタートがスムーズに進むことに気づきました。

今日はおやつ作り1日目のレシピをご紹介します。

子どもは砂遊びや泥んこ遊び、粘土遊びなど冷たさ、温かさ、柔らかさ、固さ…たくさんの感触を五感で感じる遊びが大好き。

五感をフル活用させると、脳を心地よく刺激し心身の良い発達を促してくれます。

お食事作りもその一つ。
子どもとパン作りで五感をフルに感じてみませんか?
さらさらした粉、ヌルっとした溶けてきたバター、ざらざらした塩、ん?な匂いのイースト。
焼き上がりのおいしい香りとかわいいこぐまの顔に思わず笑顔になりますよ。

袋を使えば、子ども1人でできる作り方をご紹介します。
おやすみ中の楽しいことの1つになればうれしいです!
(出来具合は個人差がありますので出来ない部分のお手伝いは大人がしてあげて下さいね)



こぐまパン作り始まるよ!

材料をそろえよう

材料(8個分)
★強力粉250g
★ドライイースト5g
★砂糖30g
★塩6g
牛乳150〜170ml
無塩バター30g

牛乳(照り用)カレースプーン2はいくらい
チョコチップ(目と鼻用)24つぶ

※材料の置き換えのこと
・強力粉は、地粉だけでも強力粉と薄力粉をまぜて使ってもどちらでも良いです。
強力粉だけだとしっかりとした弾力のあるパンに、地粉だけだと地味深い味わいのパンに、
強力粉と薄力粉を半分ずつにするとふわふわのパンになります。(私は地粉を使用)
・ドライイーストは天然酵母にかえることもできます。その際、天然酵母の材料は10gにして下さい。
使い方は天然酵母の表示に従い加えて下さい。(私は天然酵母を使用)
・バターは量はそのままで菜種油などにも置き換えができます。
・無塩バターがなければ塩を少なめにして下さい。
・牛乳は量はそのままで水(36〜38度のぬるま湯)に置き換えができます。
・チョコチップは様々なものがあります。私はヴァローナのパールクラッカンを使用しました。

準備をしよう

〈準備〉
・牛乳は36〜38度くらいに温める
・バターは指で押し込んで跡が残るくらいにもどす
・オーブン皿にオーブンシートを敷く
・Lサイズくらいの袋を用意する

作り方

1.材料をまぜる

1.袋に★を入れて袋をとじてしゃかしゃかと材料がまんべんなく混ざるようにふる。

しゃかしゃかふりますよ!

2.温めた牛乳150mlを加える。

3.袋は閉じないで(でも中身は飛び出さないようにしながら)袋の上からもむ。
次第にまとまってきたら、親指の付け根あたりから手首にかけての部分で力を入れて約10分こねる。

・ベタつく時は、粉(材料外)を足して、粉っぽいようなら牛乳を足して様子を見ながらやってみましょう。
・袋でこねる作業が大変な時は、生地を台に出してこねても良いし、ホームベーカリーなどのこねる機能を使用しても良いです。
・機械でこねる場合は、牛乳を170ml全て入れて下さい。

4.バターを生地の上にのせて、全体にいきわたるように、もみこむようにこねる。
生地になじんだら3分ほどもみこみ、なめらかな生地にする。

生地がなめらかになったら袋から出して丸める。
生地を袋に戻す。
空気をいれてふくらませた袋の口を結ぶ。

2.第一発酵

35〜38度くらいの温かな場所に置いて生地が1.5〜2倍にふくらむまで発酵させる。
オーブンの発酵機能を使う場合は35度で50分くらい発酵させます。
指を差し込み穴が戻らなければ発酵が終わりです。

1.5~2倍にふくらんだところ
発酵終了

3.分割して丸める パーツづくり

生地を台に出して8等分する。

材料外の粉をふった台に生地を出します

8等分した1つの生地から、耳1つ1gを2つ取り、鼻1.5gを1つ取りそれぞれ丸めます。
パーツのグラムは目安です。
作りたい動物に合わせて大きさを変えても楽しいですね。

上の生地は顔。左下は鼻、右下2つは耳用。

顔用の生地をもう一度丸め直して閉じ目を下にし、手で押して7cmの円形にする。
鼻用の生地も手で押して平らにして顔用の生地の真ん中に押し付ける。

耳用は下半分をくっつけやすいように、指でつぶす

耳は顔の後ろでつまんでギュッとくっつける。

4.第二発酵

35〜38度くらいの温かな場所に置いて生地が1.5〜2倍にふくらむまで発酵させる。
オーブンの発酵機能を使う場合は35度で50分くらい発酵させます。
・生地が乾かないように、大きなポリ袋をかぶせるか、切り開いたものでオーブン皿を包む。
その際、生地に袋が当たらないようにパンの間にコップやジャムの空き瓶などを所々に置いて高さを出し支柱にすると良いです。

こぐまパンの仕上げ

チョコチップを生地に埋めるように目と鼻をつける。
おはしの先で埋めるようにしても良いです。

照り用の牛乳を刷毛でうすく表面にぬります。
刷毛に牛乳をつけたら、コップのフチでしっかり水分を落としてから塗るとベタベタしません。

やさしくぬってあげてね!
焼く

オーブンを190度(ガスオーブンは180度)にあたためておく。
約13分焼く。

こんがり焼けました!

牛乳とバターをつかった懐かしい風味の食べやすいシンプルな生地のパンです。
そのまま丸めて焼いて普段のお食事パンにもぴったりな配合です。

お顔の出来上がりを想像しながらつくる時間もまた楽しいものです。

子ども1人では大変そうな作業のところは手伝ってあげて下さいね。
途中こねるところが大変なら機械に頼っても良いのですし、多少水分や粉が多くても少なくても気にせず、ご負担なく楽しい時間となりますように!

くまだから⁈ハチミツにつけて食べてもおいしい!

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

■この記事を書いたのは・・・
おやつ教育家 橋爪ひとみ。
私たちの体は食べたものでできている。でも、それだけではなくて…
過去の人たちが食べてきたもののおかげで今の私たちの体ができている。
だから、昔の知恵料理、食べ継がれてきたものを大切に。
今年は発酵をテーマにおやつ作りをしています。

発酵といえば、パンも水分のところは甘酒に換えてもok!
甘酒にすると、発酵ならではの深みのある甘さを感じるパンになります。

計算中