子どもがつくる 大人ニューヨークチーズケーキレシピ DAY2

2020/04/20
  • おやつ料理家。小学生と中学生の2児の母。シュタイナーとフランス菓子をベースにしたおやつの教室を主宰。もっと見る>>

こんにちは。元幼稚園教諭、おやつ教育家の橋爪ひとみです。
おやつ教室主宰、料理家、今年は発酵おやつをテーマにおやつ作りをしている中学生、小学生姉妹のお母さんです。

毎朝子どもとお菓子作りをしています。
朝イチ子どものやりたい!を一緒にすると、心が満足して1日のスタートがスムーズに進むことに気づきました。

今日はおやつ作り2日目のレシピをご紹介します。

さあ!今回も五感をフル活用させて親子でおやつ作りしませんか?

大人が食べても子どもが食べても美味しくて、トロンとなめらかなニューヨークチーズケーキをご紹介します。
混ぜていくだけですから、子ども1人でもできますよ。

おやすみ中の楽しいことの1つになればうれしいです!
(出来具合は個人差がありますので出来ない部分のお手伝いは大人がしてあげて下さいね)

ニューヨークチーズケーキづくり始まるよ!

材料をそろえよう

材料(直径15cmの底が抜ける丸型1個)
①クリームチーズ200g
②きび砂糖50g
③卵黄1個+全卵1個
④生クリーム100g
⑤水切りしたヨーグルト100g
⑥葛粉10g
・シリアル70g
・溶かしバター30g
・熱湯 適量

※材料の置き換えのこと
・水切りヨーグルトは、同量でサワークリームにしても良いです。
・生クリームの代わりに牛乳でも良いですが、その場合は生クリームの半量にしてください。
・つなぎの役割をする葛粉は、薄力粉、米粉、コーンスターチなどに置き換えできます。
・残った卵白は、卵焼きに足したり揚げ物の卵液にしたりお使いください。
少し濃厚さが薄れますが、卵1個でも作れます。
・シリアルはどのようなものでも使えます。市販のクッキーでも代用できます。

今回はこちらの材料で作りました。

準備をしよう

〈準備〉
・クッキングシートを型の底と側面に合わせて切り、敷いておく。
・焼く時にお湯が入らないように、アルミホイルでおおう。
・オーブンは170度(ガスオーブンは160度)に予熱する。
・お湯をわかす

作り方

チーズケーキの底部分をつくる

台にタオルをしき、シリアルをポリ袋に入れてめん棒でたたいて細かくする。

細かくしすぎなくても大丈夫!

溶かしたバターを細かくしたシリアルの上に流し入れ、袋の上からもみこみバターがまんべんなくいきわたるようにする。

時々ふったりしてもみこんでくださいね。

バターがまんべんなく混ざったら、ケーキ型の底にしきつめます。
上から平らになるように大きなスプーンで優しくおさえて出来上がり。

冷蔵庫で冷やしておきます。
クリームチーズ部分をつくるよ

材料の①から順番にいれてその都度しっかり混ぜていきます。
ハンドミキサーがなければ、泡立て器でも構いません。
泡立て器でも、その都度しっかりグルグルと混ぜてください。

①クリームチーズを混ぜる
②砂糖を加える
ハンドミキサーの場合、すぐにスイッチを入れて回すと砂糖が飛び散るため、スイッチを入れる前にグルグル混ぜてなじませてから、スイッチを入れよく混ぜる。
③卵黄→卵白の順にいれてその都度よく混ぜる。
④生クリームを入れてよく混ぜる。
⑤水切りヨーグルトを加えてよく混ぜる。
⑥葛粉をふるいながら加えてよく混ぜる。すぐにスイッチを入れると粉が飛び散るため、一度グルグル混ぜてなじませてからスイッチを入れて混ぜる。
あれば、レモンの皮をすり下ろして入れても良い。
なめらかな食感にするために、一度こし器でこす。
冷蔵庫から型を出す。チーズクリームを型に流し入れる。

耐熱性のバットや大きめのボールの中に熱湯を深さ3cmくらいまでそそいだ中に、
アルミホイルでおおったチーズケーキの型を入れる。

オーブンに入れる

170度のオーブン(ガスオーブンは160度)で25分焼き、オーブンに入れたまま1時間おいて蒸らす。
蒸し焼きにすることで、しっとりと仕上がります。

1時間後、オーブンから出し荒熱がとれたら冷蔵庫で一晩冷やす。
(冷めれば食べられるが、一晩冷やした方が生地がしまり材料がなじみおいしくなる)

一晩冷やしたチーズケーキ

底型をゆっくり持ち上げるようにはずして、シートをとり、切り分ける。
(ナイフの刃先をお湯で温めてから切るときれいにカットできます!)

できあがり!

写真の手順通り、順番に混ぜていくだけでできてしまいますので、材料がそろえばいつでも手軽に作ることができますよ。

う~ん、それでも大変そう…と感じましたら①~⑥までフードプロセッサーかミキサーにいれて混ぜてもok!

ただ、一つ一つ混ぜていくのも美味しくなる理由があって、水分量の少ない材料から混ぜることでダマになりにくく、また風味よくなめらかな食感になるというメリットがあります。

なので、時間に余裕がありましたら一つずつ加えてはしっかり混ぜることで、最高に美味しいチーズケーキになりますので、ぜひお試しくださいね。

そして、なぜ「ニューヨーク」なのか?
ルーツはユダヤのお菓子で「ニューヨークチーズケーキと名乗るには、全体の50%以上がクリームチーズであること」なんだそうです。

サワークリームもたっぷり入るのがニューヨークチーズケーキですが、家にある材料でと思い、近い酸味の水切りヨーグルトにしました。

甘さ控えめですが、優しいトロンとした大人な味わいはきっと子どもも大好きなはず!
素材の旨さを感じていただけると思います。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

■この記事を書いたのは・・・
おやつ教育家 橋爪ひとみ。
私たちの体は食べたものでできている。でも、それだけではなくて…
過去の人たちが食べてきたもののおかげで今の私たちの体ができている。
だから、昔の知恵料理、食べ継がれてきたものを大切に。
今年は発酵をテーマにおやつ作りをしています。

今回のケーキでは、発酵食品のヨーグルトを使いました。

計算中