ヘルシーで優しい味の台湾スイーツ  豆花 (トゥファ) [レシピあり]

2020/09/15
  • おやつ料理家。小学生と中学生の2児の母。シュタイナーとフランス菓子をベースにしたおやつの教室を主宰。もっと見る>>

こんにちは。
中学生と小学生の2児の母、橋爪ひとみです。
朝、目覚めるとすっかり涼しくなり秋らしい季節になりましたね。
涼しくなってくると夏の疲れが出てくる頃…今日のおやつは、そんな暑い夏をがんばったあなたに体に優しい豆乳で作る台湾スイーツをご紹介しますね。

台湾では、豆乳ににがりを入れて固めますが、今回は家庭で作りやすいようにくず粉でとろみをつけてゼラチンで固めるレシピにしました。

そして、材料にくず粉を使います。
くずの根には血行を促進させる働きがあったり、疲れなどで胃腸が弱っている時にも利用されるなど体をいたわる食材です。季節の変わり目のこの時期にぴったりの体に優しいスイーツです。

豆花の作り方

材料

材料について…
•豆乳は、無調整豆乳で大豆固形分9%以上のものをお使いいただくと濃厚な仕上がりになります。
•くず粉の代わりにコーンスターチや米粉、小麦粉を使うこともできます。
•水の代わりに牛乳やさらに濃厚にしたい時は生クリームに置き換えてもおいしいです。

今回私が使用した材料です。

作り方

1.小鍋に豆乳100cc程入れて、くず粉を加える

粉がダマにならないよう、くず粉をしっかり溶かしておく。

2.残りの豆乳と水を加える。中火にかけて鍋肌がふつふつと沸いてきたら、弱火にして3分ほど木べらで静かに絶えずかき混ぜ、火を止める。

3.粉ゼラチンを加えて泡立て器でしっかり混ぜて粉ゼラチンを溶かす。

4.目の細かいこし器でこしてから容器に入れる。冷ましてから冷蔵庫に入れ冷やし固める。

表面の泡が気になるようならスプーンですくう。
固まったら豆花のできあがり!

豆花のトッピング

台湾の豆花のトッピングは種類が豊富。ナッツやタピオカ、フルーツ、煮豆、はと麦など…
どれをのせようか迷うのも楽しい時間ですね。
今回私は、コーヒーで煮た小豆、蒸したさつまいも、さつまいも入り白玉粉、くるみをトッピングしました。

コーヒー小豆は、わが家の人気おやつで小豆を炊く時に一度ゆでこぼして渋切り(アクをとる作業)をした後、水ではなくコーヒーで煮ていくとできるのですよ。コーヒーの良い香りと小豆は相性抜群。豆花と一緒に食べてもよく合いますのでよかったらお試しくださいね。

コーヒーはお好みですが、私は濃い目を使用してほろ苦い小豆に仕上げます。
コーヒー小豆。煮詰めないでお汁がある状態にして豆花のシロップにします。

豆花の盛り付け、完成

器に冷やして固まった豆花をすくって入れ、お好みのトッピングをしたら完成です。
季節のフルーツを入れてもいいですね。

コーヒー小豆を作るのが大変でしたら、市販の小豆や黒糖シロップなどで代用してみて下さいね。
豆花は、砂糖を使っていないのでおかずの一品にもなります。
のどごしがよくさっぱりいただける豆花は、あるとうれしいおかずになります。

夏の疲れの癒しにもなる、台湾スイーツの豆花をぜひ味わってみてくださいね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。

■この記事を書いたのは・・・
おやつ教育家 橋爪ひとみ。

旅先では地元のスーパーに行くのが好き…でしたが、旅に行けない今は体に優しい食材で世界の料理を作って楽しんでいます。今はパクチーと刻んだ生玉ねぎをアツアツのチキンスープにいれて食べることにハマっています。中学生と小学生のお母さんです。

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