子どもが片付け上手になる唯一の方法

2020/10/06
  • 8坪の狭小住宅3階建てに住む整理収納アドバイザー。6歳&11歳ママ。無印ニトリ100均収納が得意。もっと見る>>

8坪の狭小住宅3階建てに夫・娘2人と住みシンプルライフを目指す整理収納大好き!ルームスタイリスト1級で収納ライターのmiokoです。

子どもが散らかして片付けてくれない!お子さんを持つ方なら一度は必ず悩む問題ではないでしょうか。我が家もすぐにカオスなリビングになりますが「片付けなさい!」と言わなくても自分で片付けが出来るようになってきました。(まだ完ぺきではありませんが!)我が家で効果のあった唯一の方法をご紹介したいと思います。

そもそも学校で片付けを学んでいない

整理・整頓・収納・片付け、皆さんはこの違いが分かりますか?そもそも学校では教えて貰いませんでしたよね。理論的には

整理・・・ものを区別すること、不必要なものを取り除くこと
収納・・・ものを使いやすく収めること
整頓・・・見た目をきれに整えること
片付け・・・ものを元の場所に戻すこと
掃除・・・ほこりなどの汚れを取り除いてきれいにすること

「片付け」というワードは抽象的すぎて子どもになかなか伝わりにくいもの。大人の「片付けなさい!」はこれら全ての行動を指していませんか。それってとってもレベルの高い事を要求しているんです。

子ども自身に判断させる

「片付け」と一言で表現してしまいがちですが、本来必要なのは1に整理で2に収納。その後散らかったものを戻す行為が「片付け」です。まずは使っていない不必要なものを取り除くことから始めます。私は普段、子供に「使っているもの」「使っていないもの」と「使っていないけどお気に入りのもの(宝物)」を聞きます。「使っていない不必要なもの」だけを手放すように伝えます。この時に大人が判断してはNG。子供自身がものの要・不要を決める事により整理の判断力が上がっていくからです。この訓練の連続で子どもの片付け力は磨かれていきます。

定位置を決める

不要なものを手放したらあとは使いやすく収納します。全てのものに「定位置」を作ります。そして使ったものは必ず「定位置」に戻すように声掛けをします。この時に「片付けなさい!」とは言わずに「元に戻してね。」と言うようにしています。「定位置」×「分かりやすい声掛け」で子どものやる気を奪わずに自ら片付けのアクションが起こせるようにサポートします。

リビングに個人のスペースを作る

子ども部屋があっても、どうしてもリビングに持ち込んで散らかる場合はリビングに置き場所を作ってしまうのも手。我が家は3階建てという建物の特徴からダイニングに子どもスペースを作っています。子ども部屋にいちいち階段を移動してものを戻すのは大人でも至難の業ですよね。自分だけのスペースならきれいに使ってくれますよ。

整った状態を体験させる

不要なものを手放して使うものだけを使いやすく収納した状態を一度体験させます。片付けられない人の特徴として「散らかっていても気にならない」という心理があります。散らかっている状態が当たり前になってしまうと、そもそも片付けようという気にすらなりません。片付けはマインドが大いに関係しています。整った使いやすい状態が当たり前になると、子どもでも散らかかると気になるもの。人は整った場所は維持したいと思うからです。子どもが自ら片付けられるようになるには本人の「自覚」がポイントです。

ものが多ければ多いほど収納や片付けのハードルは上がります。ものが多いと管理出来ないのは大人も子どもも同じ。本人の「自覚」を促すようなシステムを是非作ってみて下さいね。

◆記事を書いたのは・・・mioko
狭小住宅3階建てに住む整理収納大好き!11歳と6歳の女の子のママ。
狭いスペースですっきり暮らすコツ、オススメ収納グッズを使った整理収納術をご紹介。

計算中