【わたしの気持ち】なんでワタシばっかり大変なの!?イライラをぶつけたい、そんなとき…。

2020/02/02
  • 2人の食べ盛り男子の母。子育て支援の現場で働きながら手抜き&時短のごはん作りを楽しんでいます。もっと見る>>

 こんにちは!家事に仕事に育児に…いつもバタバタしているアラフィフ主婦、サンキュstyleライターのみい太です(^▽^)/

 今日は休日。ゆっくり寝ていたい!好きに過ごしたい!!
 …でも、休みにかぎって早く起きる子どもたち(涙)朝からゲームして大騒ぎ、「朝ごはんなに?昼ごはんなに??」こちらが家事にバタバタ動き回っているときに、のんびりゴロゴロテレビ見て…。

 「もう~!!なんでワタシばっかりこんなに大変なの~っ!!」

と、ついついバクハツしちゃいそうになりました。

 が…。数年前ならたぶんここで「ドッカーン!」とブチ切れ、イライラが大爆発していたワタシ。ホントに最近なのですが、それが少なくなってきたのです!
 決して器が大きくなったとか、人間ができたとか、そんなわけじゃないんですけどネ(笑)今日は、そんな私のお話です(^▽^)

 

「なんでワタシばっかり!」…その奥底の、本当のキモチ。

 以前の私は、気持ちをため込むタイプでした。そのくせ、「ワタシがツラいことを察してほしい」と思う‥いちばんの被害者であるダンナさんにしたら、実にめんどくさいヤツだったことでしょう(笑)

 ダンナさんに対しても、子どもに対しても、
「イライラしない、いつも笑顔の奥さん、ママでいたい」
と思ってたから、不満があったりイライラしたりすることがあっても、出しちゃいけないってがまんして。(たぶん、態度とかオーラではめっちゃ出てたと思いますが‥)
 イライラしちゃいけないって思えば思うほど、笑顔で対応しなくちゃってがんばればがんばるほど、結局最後にはブチ!ってキレて、ダンナさんや子どもに当たり散らして‥後で必ず自己嫌悪におちいる、という繰り返しでした。

 そんな自分がイヤで、変わりたくて、いろんな本を読んだり、話を聞きに行ったりしましたねえ‥。

 そんななかで少しずつ気がついていったのが、
「ワタシの本当の気持ちはなんだろう?」
ということでした。

 私ばっかり大変で、気づいてくれない、代わってくれない家族への怒り?

 もちろん、それもないわけではない(笑)

 でも、自分に余裕があるときは、別に怒りを感じなかったりするし‥。
 冷静な時なら、ダンナさんもダンナさんなりに仕事やらなんやらで大変だよね、子どもたちも子どもたちなりにがんばってるよね、って思えるんです。

 そしてわかったのが、
「私は疲れている、私はつらい」
ということを、誰かにわかってほしいんだ、という自分の気持ちでした。

 気持ちを伝えるときに
「You メッセージ(あなたは~だ)」で伝えると、相手を攻撃してしまう。
気持ちを伝えるなら、「I メッセージ(私はこう思っている)」で伝えましょう」
と聞いたことがあるけど、そういうことなんだろうな。

 


 

以前読んだ
「ママでいるのがつらくなったら読むマンガ」山崎洋実▪つちやまなみ 主婦の友社
に書いてあった言葉

「よくやってしまうのが、怒りの感情を、力任せに相手にぶつけること。これでは、相手も素直に受け取れません。
感情は『ぶつけるものではなく、伝えるもの』なのです。」

すごくハッとしました。

 例えば、子どもが片付けもせずテレビ見てるのを見て、「イラっ!ムカッ!」としたとき‥。
「片付けしないで何してるの!あんたは何でいつもそうなの~!」
てどなりつけちゃうとか、
「片付けないで困るのはアンタだからね、お母さんは知らないからね!」
ってイヤミ言っちゃうとか‥あるんですよね‥。(汗)

 でも、実は、本当に伝えたいのは
「ごはんまでに片付けをしてほしい」
というシンプルなことのはず。

 なのに、怒りの感情に任せて力任せに相手にぶつけても、相手も反発して、本当に伝えたかったことはきっと伝わらない。そして、みんな悪い雰囲気になる‥。これでは、いいことないなあって、思えたんです。

ギリギリまでがんばってる自分に気づいて、いたわろう。

水を注ぐガラスと水が溢れています。
Martin Barraud/gettyimages

 アンガーマネジメントやペアレントトレーニングの講座で、こんな話を聞きました。

 「人の気持ちは、コップに例えられます。水(ストレス)がまだ少ししか入ってないときなら、新たなストレスが注がれても、まだあふれることはありません。
 でも、もう水(ストレス)でコップが満ちあふれているときなら‥ほんのちょっとのストレスが加わっただけで、あふれだしてしまいます。このあふれた水が、怒りの感情なのです。」

 イライラして、誰かに怒りをぶつけたい時。きっと、私のコップは、限界まで来てあふれそうになっているのでしょう。
 それは、相手の問題ではなく、自分のことなんですよね。

 その気持ちに「がまんしなきゃ、イライラしちゃダメだ」とふたをしても、きっとあふれてしまうから。
 限界までストレスをためている自分に気づいて
「大変だね、がんばってるね、つらいよね」
といたわること。そして、自分のつらさを
「私は今こんなことがつらい」
とグチでもいい、話すことで、あふれる前に発散してあげること。

 以前に比べて私ができるようになったとしたら、そのことでしょうか。決してコップの容量が大きくなったわけでも、人格が向上したわけでもない(笑)

 でも、「イライラしてるな~」と思ったら、相手に感情をぶつける前に、一呼吸おいて。
 疲れてたら「お母さん疲れてるから休むわ」といって一人の時間をとる、休む、気分転換をする。もちろんそんなときは、家事も手抜きで無理しない‥いつもか(笑)
 不満がたまってたら、第三者にグチを聞いてもらう。

 そうやってコップに余裕を作ってからだと、落ち着いて
「私は大変なので、あなたがこうしてくれたら助かる」
と伝えることができるようになりました。そのおかげで、だいぶ家庭の修羅場が減ったかな(笑)
 
 
 「私ばっかり何でこんなに大変なの!?」ってイライラしてるお母さん。本当に、いろんなこと背負って、ギリギリまでがんばってるんだと思います。
 でも、それを相手に感情的にぶつけることでは、たぶん本当に伝えたい気持ちは伝わらないから。まずは、自分が自分をがんばってるね、大変だねってほめて、いたわってあげてくださいね。

~読んでくださりありがとうございました~
**掲載の体験談は個人の感想です**

■書いたのは…サンキュ!styleライター  みい太
大食漢のダンナさんと中2&小5の食べ盛り男子を満足させるのに悪戦苦闘!教員と保育士の資格を活かして子育て支援の現場で働きながら、手抜き&時短をモットーに日々のごはん作りを楽しんでいます。
元サンキュ!トップブロガー  公式サンキュグラマー 
子育て家庭防災トレーナーとして、子育てひろばなどで防災講座を開いています。

計算中

関連するキーワード