大荒れだった1年生1学期…(涙)~発達でこぼこっ子の「幸せな大人」に続く道④

2020/01/22
  • 2人の食べ盛り男子の母。子育て支援の現場で働きながら手抜き&時短のごはん作りを楽しんでいます。もっと見る>>

 こんにちは!今日も仕事に家事育児にバタバタしていたアラフィフ主婦、サンキュstyleライターのみい太です(^▽^)

 発達でこぼこっ子の「幸せな大人」に続く道、読んでいただいてありがとうございます!
 今日は4回目、いよいよでこぼこっ子長男の、小学校入学後の波乱のお話です!!

大泣きする日々の始まり…

お互いに抱き合う少年と母
takasuu/gettyimages

 前回お話したように、ギリギリ年長の夏に「ADHD疑い」の診断を受けました。
 それからは大忙し!療育に通い、就学相談を受け、就学支援シートを出して学校に面談に行き…。

 結局長男は、その時点では「普通学級で大丈夫でしょう」という所見となり、地元の小学校に通うことになったのです。

 長男本人には、
「かっこいい1年生になろうね~♪そのための準備でいろんなことを教えてもらう教室に行こうね!」と療育について説明をしました。

 この時点では長男、小学校にあこがれを抱いていて(ありがとう、コラショ!)
「早くかっこいい1年生になりたいな~♪」と楽しみにしていたのです。


 そして迎えた、小学校入学。
 ピカピカのランドセルを背負って毎日元気よく登校していく姿に、
「ああ、なんとか大丈夫そうかな~」と安心したのもつかのま…


 大くずれしたのです!!!


 GWが終わって、一年生も一気に勉強モードに入り、5月に行われる運動会の練習も始まり…。
 環境の変化、指示のわかりにくさ、見通しがもてない辛さ、そして勉強…。
 つらいことが次々に押し寄せてきて、でも学校では、いっぱいいっぱいになりながらもガマンしていたのでしょう。

 家に帰ったとたんに「うわ~っっ!」と大泣きする日々。

 加えて、クラスの友達の一人に口の悪い子がいて、
「なんでお前、字や絵が下手なんだよ~」
などと冗談でからかったり、
「今日遊ぶから、来ないと、ぶつぞ!」
とおどすような言い方をしたりしていたのを、私も下校中に聞いています。

 冗談が通じないというか、真に受けてしまううちの長男には、これもキツかったようで、
「宿題早く終わらせないと、□□くんにぶたれちゃうよ~!」
とパニックを起こしながら宿題を出し、でも宿題やるのが嫌で…さらに大泣きするという…。

 正直、親も、子ども本人も、つらい1学期でした…。

「どう向き合ったらいいの?」親は悩み、そして…

 その頃はまだ、私も、ダンナさんも、長男にどう向き合ったらよいのか、わからなくて…。

 宿題を嫌がる長男に
「みんなやってることなのに、なんでできないの!?」
「先生に頼んで、量を減らしてもらってるんだよ、ワガママ言わないの!」
とこちらがキレてしまうこともしょっちゅうでした。

 嫌がっているだけ。がんばればできる。
 私たち親は、まだ、そう思っていたのだと思います。

 …そんな様子を毎日見ていた、当時年少の次男には、本当に申しわけないことをしたと、今も思い返すと胸が痛みます。
 その頃の次男は、長男と私が宿題を始めると、テレビを見ていてもスッと消して、じゃまにならないように、部屋の反対側に行っておとなしくしていました。
 毎日のように泣きわめき、時には自分の頭をたたく長男。そして、だんだんイライラしてきて突然キレて怒り出す母親。…どれだけ怖かったことでしょう…。

 そんな様子を私からグチられるダンナさんは、休みに長男の宿題する様子を見ると、これまた「そんなことで泣くんじゃない!」とカミナリを落としていたので、この頃の長男は、本当に救いがなかったのではないかと思います。
 実際、のちにテレビのインタビューで(あさイチの発達障害特集に出させていただきました)長男は、
「あの頃は誰も助けてくれなかった…つらかったです」
と語っていました。

 これではだめだ。家族みんながダメになってしまう。
 そう思った私たち夫婦は、もう一度就学相談に連絡をとり、相談しました。

 そして、
「通級学級」の利用を勧められ、2学期から入れてもらうことになったのです。

 この「通級学級」に通い始めたことが、長男にとっても、私たち親にとっても、大きな転機となりました。
 またその話は、別の機会にさせてください(^▽^)



※通級学級(通級指導教室)
 通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする軽度の障害のある子どもが、通常の学級に在籍しながらその子の障害特性に合った「通級による指導」という個別(もしくは小集団)の指導を受けるための教室です。
 普段の学習や学校生活は在籍する通常級で過ごし、週に何時間か、通級指導教室で指導を受けます。(東京都では、全小学校に「特別支援教室」として発達障害児対象の通級学級が配置されました。その他の自治体では、いくつかの学校にある通級学級にその時間だけ通う形が一般的です。)

 通級学級には、「ことばときこえの教室」など、障害種別ごとに種類があります。今増えているのは、自閉症スペクトラムなどの発達障害と選択性かん黙などの子どもを指導支援する通級学級です。
 (参照:発達ナビ)

~読んでくださりありがとうございました~
**掲載の体験談は個人の感想です**
**この体験談は、我が家と長男の場合です。挙げている事例は、すべてそのまま発達障害につながるものではなく、ケースバイケースであることをご理解ください。**

■書いたのは…サンキュ!styleライター  みい太
大食漢のダンナさんと中2&小5の食べ盛り男子を満足させるのに悪戦苦闘!教員と保育士の資格を活かして子育て支援の現場で働きながら、手抜き&時短をモットーに日々のごはん作りを楽しんでいます。
元サンキュ!トップブロガー  公式サンキュグラマー 

発達障害をもつ子どもを絶賛子育て中!
同じように発達障害児育児に奮闘している親御さんたちの共感と情報交換の場所となる支援団体を主宰しつつ、子育て支援をしたいという夢に向かって修行中です!
元小学校▪特別支援学校教員 保育士
発達サポーター
発達障害コミュニケーション初級指導者
ペアレントプログラムトレーナー

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