#休校中おすすめの過ごし方②休み会議で子どもと一緒に考えよう!

2020/03/05
  • 2人の食べ盛り男子の母。子育て支援の現場で働きながら手抜き&時短のごはん作りを楽しんでいます。もっと見る>>

 こんにちは(^▽^)花粉症まっさかりのアラフィフ主婦、サンキュstyleライターのみい太です。

 急に始まった休校の日々…。今のところ中2長男と小5次男は安定して生活をしています。
 ですが、数年前までの私は、長い休みが本当に苦痛でした…。ヒマを持て余した子どもたちに一日中つきまとわれ、かといって勉強や手伝いをやらせようとすると親子ゲンカが勃発し…。

 それが今安定して過ごせているのは、もちろん子どもたちの成長もあるのですが、いちばんの理由は「休み会議」のおかげだと思います。今回は、そんな我が家の「笑顔で長い休みを過ごすコツ」のお話です。
 

ポイントは、子どもと一緒に考えること。

親も子も笑顔で過ごせる♪夏休みのススメ!

 今回に限らず、長い休みに入ると必ずママたちの会話で出てくるのがこんなグチ…。

「うちの子、朝から晩までゲームかYou Tube見てダラダラしてるのよ~!」
「手伝いも勉強もしやしないっ!」

 …そんなこんなで、ついつい親はイライラガミガミ、子どももイライラ、親子ゲンカになること、多いですよね…。

 でも、ちょっとの工夫で、親も子どもも肩の力を抜いて、笑顔で長い休みを過ごせたら…うれしいですよね!

 そこで我が家では、数年前から、長い休みに入ると「休み会議」を開き、過ごし方について子どもたちと話し合っています。
 
 ポイントは…過ごし方について「子どもと一緒に考えること」です!
 
 親があれしろ、これしろとその都度言っても、子どもは
「今ゲームやってるのに~」
とか
「これ終わったら宿題しようと思ってたのに、やる気なくした~!」
とか言って反発するんです。まあ、大人でも、何か自分が夢中でやってるときに「あれやって!」と言われると腹立ちますもんね。
 そこで、子ども自身に決めてもらうことで、子どもながらに
「自分で決めたことだから、親に文句言ってもしょうがない」
という気持ちが芽生えます。これは、ペアレントトレーニングの手法の一つです。

 なので、我が家では「家の仕事」「勉強」「運動」の3項目について、何をするか子どもたちと一緒に決めていきます。もちろん、子どもだけに決めさせると、いいかげんだったり、逆に実現が難しいような目標を張り切って決めて結局挫折したり…ということになるので、
「お母さんは、掃除機かけか玄関の掃除をやってもらえると助かるんだけど、どっちがいい?」
というように、親がある程度選択肢をしぼってあげるのもコツです。
 



コツ1 美味しいものを食べながら楽しい雰囲気で

 具体的にどんなふうにすすめるかと言いますと…
 ジュースやおいしいお菓子を用意して、楽しい雰囲気で始めるのがコツです!
 

コツ2 楽しい予定を先に考えていく

 一人ひとりにカレンダーを用意して(ネットでフリープリントのものを印刷して使っています)もう決まっている予定を書き込んでいきます。

 そのときに、
「この休みで、何をしたいか、どこに行きたいか」
もどんどん挙げてもらいます!うちの子たちだと、見たい映画や遊びに行きたいところを言ってくるので、親の仕事予定と照らし合わせながら予定を決め、実行可能なことを書きこんでいきます。
 そうすると、楽しい予定がいっぱい書いてあるカレンダーになるので!子どもたちの気持もアガってくるみたいです♪
 今回の休校期間では、なかなか外出予定は難しいかと思いますが…「家族で焼肉デー」「たこ焼きパーティ」とか「この日はゲームのイベントがあるから1時間長くやってよし!」などなど、家にいても楽しいことを、ぜひ親子で見つけてみてください!

コツ3 やるべきことをがんばったら「がんばったで賞」!

 最後に、勉強、運動、家の仕事などの「やるべきこと」を決めていきます。

 …ですが、たとえ子どもが自分で決めたとしても、
「けっきょく、めんどくさいとか後で~とか言って、やらなくなるに決まってる!」
って、親なら思いますよね、経験上(笑)

 そこで!我が家では「がんばり表」を作って、決めたことをちゃんとできたらシールやスタンプを押していき、たくさん貯められたら「春休みがんばったで賞!」として好きな本を買ってあげています。

 「ごほうびで釣ったら、ごほうびがないとやらない子になるんじゃない?」
という意見もあるかと思いますが…。
 実は大人もそうではないでしょうか?
「がんばって掃除終わったらお茶タイムにチョコ食べよう~♪」
「この仕事を終わらせたら有休とって旅行だ~!」
など、モチベーションがあればがんばることができますよね。

 実はこれは、ペアレントトレーニングで学んだ「トークンエコノミー」という方法です。すぐにごほうびが手に入るのではなく、ポイントを積み重ねていって最後に手に入る!という経験を積み重ねていくことで、
「見通しを持ってがんばる」
ことが身についていくのだそうです。

 そして、大事なのは、かならず
「よくがんばったね!」
と努力をほめてあげること。言われてイヤイヤやったことだとしても、多少いいかげんだったとしても、「がんばった」事実に着目してほめてあげることで、子どもは「ほめられるってうれしい!」「次もがんばろう!」と思えるのだそう。

 一日のスケジュールについては、時間を決めたほうががんばれる子もいれば、しばられるのはイヤ!ゲームがやりたくて勉強に集中できない!という子もいるでしょう。
 我が家では、そこは子どもに任せています。その代わり、
「時間や順番はあなたたちに任せるから、その代わり責任を持って今日中にやるんだよ」
と伝えています。

 このように、一日にやるべきことをカードにして、できたらひっくり返していくシステムにしています。
 まだやっていないことがあったら、「~はしたの?」と聞くのではなく「表を見てごらん?」と声をかけます。直接指示されるよりは子どもにとっても受け入れやすいようです。
 そして1日の終わりに、全部のカードがひっくりかえって好きなキャラクターのイラストが並んでいると、気分よく一日を終えることができるのです。


 …我が家の「休み会議」をご紹介しましたが、親の準備が大変だったり、中にはこのやり方が当てはまらずにうまくいかないお子さんもいるかと思います。

 ですが、工夫次第で、親もいろいろうるさく言わずにすんで子どもも笑顔で過ごせれば、親子で気分よく毎日を過ごせますよね。
 ご家庭ごとに、ちょっとした工夫で長い休みを穏やかに過ごしていただけたらうれしいです。

 お母さん一人で背負い込まないでくださいね。

 親御さんが笑顔なら、子どもも笑顔になれる!

~読んでくださりありがとうございました~
**掲載の体験談は個人の感想です**

■書いたのは…サンキュ!styleライター  みい太
大食漢のダンナさんと中2&小5の食べ盛り男子を満足させるのに悪戦苦闘!教員と保育士の資格を活かして子育て支援の現場で働きながら、手抜き&時短をモットーに日々のごはん作りを楽しんでいます。
元サンキュ!トップブロガー  公式サンキュグラマー 
元 小学校・特別支援学校教員 保育士
早期発達支援士  ペアレントプログラムトレーナー

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