海水浴では日焼け止め選びに気をつけて!肌にも海にも優しいのは

2023/07/13
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
日差しの強い砂浜では、日焼け止めがかかせません。
肌を守るには必須の日焼け止め、選び方を間違えてしまうと肌にも海にもダメージが。
海の生き物を守るため、海水浴に使いたいおすすめの日焼け止めを紹介します。

海に流れた日焼け止めがサンゴを苦しめる

現在、多くのビーチでサンゴが死滅しているというニュースをご存じでしょうか。
温暖化など複数の原因がありますが、そのうちの1つに日焼け止めがあります。
海に流れ出た日焼け止めにふくまれる化学物質がサンゴの成長や繁殖を妨げ、最終的には死に追いやっているのです。

波打ちぎわに流れ着いたサンゴは真っ白ですが、これは死んだサンゴの状態。
生きているサンゴは褐虫藻と共生しているので、茶色っぽい色をしています。
この褐虫藻が失われてしまうとサンゴは白くなり、その状態が続くと死にいたるのです。

「サンゴに優しい日焼け止め」(税込3,273円)

日焼け止めで特に問題となる成分は、2つ。
オキシベンゾンとオクチノキサートと呼ばれる成分で、これらの成分が入った日焼け止めを禁止しているビーチもあります。
安心して海水浴を楽しむためには、海に優しいミネラルベースの日焼け止めを選ぶことが大事です。
酸化亜鉛、酸化チタンが主成分の日焼け止めが存在します。

今回購入した「サンゴに優しい日焼け止め」は40グラム税込3,273円の商品。
日焼けを防止する酸化亜鉛のほか、植物油を複数配合してあります。
ノンナノ酸化亜鉛使用の表示もありました。
亜鉛の粒子が小さすぎるとサンゴが摂取してしまう危険性があるため、粒子が大きいもののほうが安心なのです。

届いた時は、布の袋に入っていました。
単体でカバンに入れると行方不明になりそうなので、袋に入れて持ち歩こうと思います。

スチール缶の容器は手のひらにちょこんとのるくらいの大きさ。
このサイズで3千円台は高いと思うかもしれませんが、どのビーチでも使えて安心だという点を考えれば納得のいく値段です。

中には白い日焼け止めがみっちりつまっていました。
今回ホワイトを選んだので白いですが、ベージュの商品もあります。
基本的な成分は一緒で、酸化鉄で色をつけてあるようです。

指で触ると少し硬い気もしますが、ちゃんと色がつきました。
植物精油たっぷりで缶を開けたそばからいい香りがするので、とても癒されます。

腕にぬってみると、はっきりと肌についたのが確認できますね。
白浮きが嫌ならベージュを選ぶほうがよさそうですが、ぬった部分がわかりやすいのでホワイトでもいいかなと思います。

選ぶのが大変なら子ども用を

オキシベンゾンとオクチノキサートという成分が危険と書きましたが、覚えるのが少し大変ですね。
さらに「BP-3」や「ベンゾフェノン-3」、「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」などの異称もあり、目が疲れてきます。

海に優しい日焼け止めを選ぶなら、「紫外線吸収剤不使用」の表示があるものを選びましょう。
オキシベンゾンもオクチノキサートも紫外線吸収剤と呼ばれるものだからです。

紫外線吸収剤は紫外線を熱や赤外線に変える働きがあり、その化学反応が肌への刺激になってしまう場合があります。
海に優しい日焼け止めは肌にも優しいのですね。
そのため、「子どもにも使える」とうたっている日焼け止めは紫外線吸収剤不使用のものがほとんどです。
迷ったら、とりあえず子ども向けの日焼け止めを選ぶといいでしょう。

私は普段使いには子ども用のものを、ビーチでは「サンゴに優しい日焼け止め」を使うことにしました。
コスト面から考えて、上手に使い分けるのもいいですね。

ビーチフレンドリー処方の商品。酸化亜鉛・酸化チタンを配合しています。

◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。

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