昆虫の嗅覚をナメてはダメ!生ごみの臭い対策がコバエを防ぐ
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
夏になると生ごみの近くでよく見かけるようになるコバエ。
昆虫は嗅覚が発達した生き物なので、コバエを防ぐには臭い対策が有効となります。
台所での生ごみ処理で気をつけるポイントを説明します。
台所で見かけるコバエの正体とは
「コバエ」という種類のハエは存在しません。
家庭内で見かけるコバエは4種類ほどいますが、台所でよく見かけるのはショウジョウバエとノミバエです。
ショウジョウバエは赤い目をしていてノミバエは全体が黒っぽく、どちらも体長は2mm程度。
どちらのハエも臭いにつられてやってきます。
ショウジョウバエが好きなのは発酵したもの。酒、酢、しょう油、果物の皮などにやってきます。
ノミバエは生ごみ全般、ペットのふんなどに集まり、食べ物の中にもぐり込んで産卵することも。
生ごみの臭いを抑えるには
湿り気が多いと臭いを感じやすくなりますよね。
一番の対策は、三角コーナーを置かないこと。
生ごみに水がかかりぬれてしまいますし、ついつい生ごみをためこんでしまうことにもつながるからです。
野菜くずなどはぬらさず、直接袋や新聞紙で包みましょう。
どうしてもぬれてしまうティーバッグは、皿の上などに仮置きして少し冷ました後、思いきりしぼって水気をなくすことをおすすめします。
野菜や果物のくずは、集めて冷凍するのもおすすめ。
しばらくたまったら、煮出してベジブロスという出汁にできます。
煮出した後のくずは日を置かず捨てられるよう、ベジブロスづくりはゴミ出し日の直前がベストです。
臭いをシャットアウトするには
魚の骨など、臭いが強いものは袋に二重にくるむなどの対策も必要です。
消臭作用のある緑茶やコーヒーのかすと一緒に捨てるのも有効。
できれば、置きっぱなしにせずすぐに捨てるようにしましょう。
どんな生ごみでも、夏は半日より長く放置するのは避けた方が無難。
ふたつきのごみ箱を使用し、コバエが嫌いなハーブ系の香りを出す忌避剤をふた裏に仕込んでおくのも手。
少し香りが独特ですが、すぐ慣れます。
こまめに洗うことも大事
台所をまめに掃除することも大事です。
忘れがちな排水口のごみ受けも、毎日チェックして清潔にしておきましょう。
食事の後、皿を洗うのが面倒でシンクに置いたままにしていませんか。
めんつゆは特にコバエの好むものがたくさん入っていますので、必ず流して手早く洗っておきたいところです。
ビールやジュースなども大好物。
飲み口にやってくるのをよく目撃しますので、ペットボトルや缶入りの飲み物は飲み終えたらすぐに水ですすいでください。
安全面を考えると、台所で殺虫剤を使うべきではありません。
臭いさえなければ寄ってこないはずなので、しっかり対策して防ぎたいですね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。