1日分の野菜ってどのくらい?ガチで量って食べてみた結果
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
厚生労働省が生活習慣病の予防・改善のために1日350グラムの野菜を食べるよう提唱していることは知られていますね。
厚労省の情報提供サイト「e-ヘルスネット」によると、40代女性の平均摂取量は234.9グラム。特に少なくなっています。
実際に350グラムの野菜を量るとどうなるのか、検証してみました。
食べたい野菜をどんどん追加して量る
「必ずレタスを入れる」といったしばりはないので、好きな野菜を選んで食べることにしました。
野菜350グラムのうち、120グラムは緑黄色野菜を食べることが推奨されています。
まずは緑黄色野菜を選んで入れてみることに。
やや小ぶりのトマトの可食部を量ったところ、99グラム。
ということは、大きめのトマトなら1個だけでも120グラム近くいきそうです。
トマトは半分入れるようにして、ほかの緑黄色野菜を投入。
水分が多くみっちりつまっている野菜は重くなりがちで、葉物野菜のようにふわっとしたものは軽めだという傾向に気づきました。
緑黄色野菜だけで120グラムになったので、あとは淡色の野菜を加えて350グラムにしていきます。
細かいところは、ちぎったキャベツで調整しました。
切って煮てスープに
面倒なことはしたくない私、計量が終わったら全部切って煮てスープにしてしまいます。
根菜類など火の通りにくいものから入れて、次に実のもの、最後に葉ものの野菜を加え1つの鍋で豪快に煮ます。
味つけは、主婦の勘に頼りめんつゆのみ。
野菜からも味が出るらしく、不思議とこれだけでおいしくなります。
どんぶりに移して、これだけで食べています。
食べてわかったことと注意点
このスープ、今まで昼食時に何回かつくって食べてみました。
体がほかほかと内側からあたたまる感じがして、元気になれる気がします。
かなりのボリュームがあり、スープだけなのにお腹いっぱいになることが多いです。
1時間ちょっとするとまたお腹がすいてくるので、時間差で納豆ご飯などを食べることもありました。
気をつけたいのは、キノコや豆、海藻類などは野菜に入らないことです。
植物なのでつい野菜と混同しますよね。
ただし、さやいんげんのように未熟なものは野菜に入るというややこしさがあります。
野菜に入らないからといって、これらの食材を食べてはいけないというわけではありません。
ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質など体に必要な栄養素がふくまれているので、むしろあわせてとった方がいいでしょう。
350グラムの中に入れて計算しなければいい話です。
このような注意点にも気をつけながら野菜を量ると、普段の自分が野菜350グラムの目標を達成できていないだろうことが推測できました。
なんとなく、野菜以外の植物性食品をとって食べた気になっていたのかもしれません。
かさの目安だけでもわかると、「鍋の日は大丈夫だけれど丼にした日は足りていないな」くらいの予測がつくようになります。
すると、具だくさんのみそ汁や簡単な副菜をつけるといった調整ができるのです。
きっちり350グラム計量するのが面倒なら、料理の前に使う野菜の重さを量るだけでも意味があるでしょう。
つい「自分だけは大丈夫」と思ってしまいがちなところですが、過信しないことが大切です。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒に弱いけれど日本酒が好き。食生活アドバイザー(R)の資格を取得。