大事な栄養素捨てています!今すぐやめてOKな料理のひと手間3つ

大事な栄養素捨てています!今すぐやめてOKな料理のひと手間3つ

2024/08/09
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
料理の下ごしらえで地味に面倒な作業、本当は必要のないものかもしれません。
必要ないどころか、体に優しい大事な栄養素を捨てている可能性も。
手間を減らすことでかえって健康的になる、今すぐやめていい作業3つをお伝えします。

ゴボウのアク抜き

ゴボウのアク抜き

ささがきにしたり薄切りにしたりしたゴボウを水にさらすことでアク抜きをする方法は、料理番組やレシピ本でも定番ですよね。
ゴボウは山菜などと違い、アクの強い野菜ではありません。
アク抜きしないで調理しても、味に問題はないのです。

水にさらすことは、切り口が黒く変色するのを防止するという作用があります。
ただ、黒っぽく見えるのはポリフェノールの1種で体に悪いものではなく、むしろ抗酸化作用が期待できるものです。
アク抜きしているうちにゴボウ独特のいい香りも抜けてしまう可能性があります。
ゴボウは、野菜用のブラシで表面の汚れを落としてから、アク抜きせず調理するのがいいでしょう。

カボチャの面取り

カボチャの面取り

カボチャなど、煮物にする野菜は「面取り」といって角のとがっている部分を斜めにそぎ落とすことがありますね。
角の部分はかなり多いので、単純ながらかなり時間をくってしまう作業です。
煮崩れを防止するという意味でおこなわれる面取り、最初のうちはまじめにやっていましたがだんだん面倒になってきました。

そこである日カボチャの面取りをせずに煮てみたのですが、特に問題はなし。
火を強くしすぎず、余熱も利用して火を入れるようにするとあまり崩れないようです。
面取りは普通に食べられる部分を取ってしまうものですから、しなくても大差ないのならやらないほうがいいですよね。

ニンジンの皮むき

ニンジンの皮むき

ピーラーなどでニンジンの皮をむくのは、当たり前だと思っている人も多いのではないでしょうか。
実際、出先ではピーラーで皮向きしたらしきニンジンが出されることが多めです。
でもスーパーで売られているニンジンは、しっかり洗ってありきれいであることがほとんどですよね。

表面を軽く洗って皮むきせずに調理しても、泥くささが気になることはほぼありません。
ニンジンの皮はとても薄いので、食感にも問題はありませんよ。
野菜は皮の周辺に栄養素がたっぷり含まれていることが多いので、食べて問題ない皮をむいて捨てるのは非常にもったいない行為です。
慣れない最初のうちは拍子切りなど皮の面積が小さくなる方法で試し、慣れたら乱切りや輪切りでも食べてみるようにしてはいかがでしょうか。

毎日の料理は単純作業でも続くと負担です。手間を減らして大事な栄養素をむだなく頂くようにしたいですね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒に弱いけれど日本酒が好き。食生活アドバイザー(R)の資格を取得。

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