文章は構成から!だらだら時間だけかけずにすむライティング法
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
記事を書く時、アイデアは決まっているのにうまく書けないということがありますよね。
時間だけがすぎて執筆が進まないという場合、文章の構成がしっかりと定まっていない可能性があります。
構成について考えるための基本的なポイントを説明します。
まずは結論から考える
書きたいことはぼんやりと決まっていても、書き進めるうちに手が止まってしまうことはありませんか。
おそらく、どこに向かって進んでいるかわからなくなってしまっているのでしょう。
ゴールが見えないまま書くのは無謀です。
記事のアイデアが浮かんだら、その時点でどういう結論に持っていくかを考えてしまいましょう。
結論が決まっていれば、小さな寄り道くらいは大丈夫。
多少脱線してもすぐ本筋に戻れます。
もちろんよけいなことを書かず最短距離でゴールする方が効率的ですが、少し余談を語っている文章には人間味が出て親しみが持てます。
骨組みを先に決める
家を建てる時、東側のドアと壁と窓をつくってから西側のドアと壁と……なんてことはしませんよね。
まずは全体の土台や骨組みを先に完成させるはずです。
土台がアイデアやタイトルなら、骨組みは小見出し。
文章の流れを頭の中で考えながら順番に書くより、先に小見出しだけ書いてしまうのが効率的です。
書いているうちに「何を書きたいのだっけ」となるのを防げますよ。
細かい文章の部分は、後でゆっくり考えて書きましょう。
一般論から?具体的な事柄から?
論説文の書き方には、一定のパターンがあります。
よく言われるのが演繹法(えんえきほう)と帰納法(きのうほう)。
演繹法は一般論などすでにわかっていることを組み合わせて結論を導く方法です。
(例)
気温が低い時は汚れが落ちにくい→冬は気温が低い→冬は汚れを落とす掃除に向いていない季節だ
帰納法は具体的な事柄を複数あげて、そこから推論を導き出す方法。
(例)
秋はサツマイモのスイーツの発売が増える→サツマイモは甘くておいしい→秋になるとSNSでサツマイモスイーツの投稿が多くなる→秋のサツマイモスイーツに注目すべきだ
演繹法のように一般論を組み合わせる場合、その一般論が実は個人的な見解にすぎなかった、とならないように注意して。
帰納法の場合は、複数の事象から共通して考えられることを探すため、根拠としてあげる事柄が少ないと説得力が出ません。
こういったことを頭の片隅にでも入れておくと、文章の構成を考えやすくなります。
ただ思いつくままに書いてしまうと支離滅裂な文章になりがち。
自然体なのは良いことかもしれませんが、読む側への伝わりやすさを重視して構成をしっかり決めることも大切ですね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。