私の文章シンプルすぎるかも……記事に彩りと具体性を加えるには
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
文章が長くなってしまうことが悩みという人もいれば、逆に短くなりすぎて味気ない感じになると悩む人もいますよね。
世の中のAI化が進む中、人間らしさのある文章を書くにはどうしたらいいのでしょうか。
簡単にできる3つの方法をお教えします。
方法1:具体例をあげる
シンプルすぎる記事を読んで思うのは、通りいっぺんの情報は書いてあっても具体例にとぼしいということです。
「この商品がおすすめだというのはわかった。でも買いたいとは思わない」などと感じてページを閉じるのが関の山。
商品を紹介するにしても、家事テクニックを書くにしても、最低限の情報だけだと印象に残りません。
商品紹介なら実際に使っている様子を写真とともにいくつか提示しましょう。
家事テクニックであれば細かい工程も写真を入れながら説明し、「こんな悩みがこう解決する」とビフォーアフター画像つきで示すと親切です。
方法2:たとえを用いる
自分が書いた文章を出して恐縮ですが、私はよくスイーツ記事にたとえを用います。
上の「天使のふとんのように」はふわふわとして清らかな感じを表現したくて使ったたとえ。
この部分がなくても充分意味は伝わるのですが、なくしてしまうと事実だけを述べた味気ない文章になってしまいます。
たとえを入れることで、イメージの幅が広がるのですね。
やりすぎるとくどいので、1記事あたりに1つか2つくらいたとえを入れてみるといいでしょう。
方法3:体験や感想を書く
基本的なスペックだけ紹介して終わる記事ほど、読んでいてつまらないものはありません。
それだけなら他のサイトを開いても似たような情報が得られるし、AIにだって書けると思ってしまうのです。
大事なのは、「自分」というフィルターを通していること。
つまりは体験や感想を合わせて書くことが大事になります。
アップルパイを紹介するとします。
1切れ○○グラム程度、熱量は○○kcal、青森県産リンゴ1個分を使用、食物繊維が豊富……。
こういったことは必要な情報かもしれませんが、それだけでは面白くないですよね。
「朝一番に店にかけつけて、ラスト1個をゲット」といったストーリーや、「口の中いっぱいにシャリシャリと甘酸っぱいリンゴの風味が広がる」などといった感想。
そういったものがあると、記事に深みと独自性が生まれます。
文章のクセは無理になくさなくていい
自分の文章のクセ、気になりますよね。
私にも少なからずあって、ライターになったばかりの頃はいかに無難な文章を書くかに腐心したものです。
でも、今となっては「必死になってまでクセを消すことはないのでは」と思うに至りました。
クセが強すぎて読むのに一苦労では問題ですが、文章を一通り読んで「これ○○さんが書いたのかな」とうっすらわかる程度なら構わないと思うのです。
あまりクセを消そうと頑張りすぎるとあれこれ書くのが怖くなって、単調な文章におちいりがち。
絵を描く人に「記録したいなら写真を撮れ」と言うのは野暮ですよね。
それと同じで、個人のちょっとしたクセを味わいとして残しておくのはありだと思います。
無難であることばかりを目指さないようにしましょう。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。
みっちりつまっているクリームは適度に空気を含み、天使のふとんのように心地よさげです。