【子育て】生きづらい子を育てる(後編)
サンキュスタイルライターのおとわれいです。以前生きづらい子の子育てについてお話させていただきました。今回はその後編になります。私の子育てもまだまだ終わっていませんが…何かの参考になればうれしいです。
好きなもの・苦手なことを見出す
息子君、甘いものが大好きです(ガトーショコラを焼いてみました)。
そして酸っぱいものが苦手です。私が食べても平気なくらいたいして酸っぱくなくてもとても嫌がります。多分敏感なのだと思います。
このくらいが??と思うこともありましたが取り立てて必要のない苦手なものは取り除くことにしてみました。
温度の変化にも弱いです。暑すぎるのも寒すぎるのも苦手です。おそらく私自身よりかなり敏感に変化を感じるのだと思います。
見方によってはただの我がままに感じるようなことでも本人にはとても苦痛になることもあるのです(大人の方で、温度変化が苦手な方がいてその方の話を聞いて過敏に感じる人がいることを知りました)
苦手なことでも我慢しなくてはいけない状況ももちろんありますが…
それを回避することができることもあります。体温調節については自分で着る服を調節すればどうとでもなります。ただ服が密着しているのも好きではない子で靴下をはくのが苦手なのですが…そこは学校に行くときは靴下をはかなくてはダメだと言い聞かせて少しずつ慣れていってもらってます。
我慢ができなことをわがままだと思わない
これも前述したことと似ているのですが…基本的に回避できる苦手なことは回避すればいいということに気付きました。
息子はお腹がすくとたまらなく集中力がなくなります。それがわかって、3色をかなりきちんと食べさせるようにしています。特に肥満体系ではないので彼が満足する形でお弁当を用意すると周囲に迷惑をかけなくなりました(お腹がすくと不安定になって周囲に迷惑をかけてしまう)。
基本的には人よりも色々なことを敏感に感じてしまう子なので、すべてを我慢させることは無理でした(どこかで爆発してしまう)。なので何を我慢させるべきか、何を回避させるかを考えるようにしました。
存在を肯定する
基本的に、息子は自己肯定感がかなり低いです。
また、生きづらい子の中で自己肯定感の低い子は少なくないと思います。
そんな彼にはあえて「生まれてきてくれてありがとう」「あなたがいてくれるだけで私は幸せだ」と口に出して言います。
存在を認めることでかなりホッとするようです。
学校で少し嫌なことがあると自分の存在ごと否定してしまう子なので、その都度存在を肯定するようにしています。
生きづらい人の意見を聞く
生きづらい人の中には、伝達の能力が高く自分の意見を雄弁に語れる人がいます。
そういう方の意見はとても貴重で、気づかされなかったことを気づかされることがあります。
今は沢山のSNSでそういう方たちが自分たちの気持ちやつらいこと・苦手なこと・嬉しいことなど話してくださってますので、そういう人の意見を聞くことが参考になりました。
あくまでも私の場合ですけど、生きづらい人の周囲にいる人の話より本人により近い人の意見の方がとても身にしみました。
誰かに助けを求める
今は本当に学校や自治体でたくさん相談すること出来ます。
かなり手厚いと思います。
一人で色々なことを背負ってしまって苦しくなった時誰かに助けを求めるのは決して悪いことではないと思います。
息子は教育センターにも相談しているし、通級指導も受けています。
学校でも何度も担任の先生やコーディネイターの先生と話をしています。
それでもね
うまくいかないことはあるのです。
でも
相談をしていると全然違う意見が出てくることもあってそこから学ぶこともあるのです。
そして、相談してたくさんの人に知っておいてもらうと本人も味方がいると安心できると思います。
ただ、甘えるのと助けを求めるのは違うと思います。
困った時に丸投げするのではなく、一番の努力を親と本人がしていることが大切なのだと思います。
あくまでも頑張るのは本人と親。
周囲はサポートをしてくれる人でしかないのです。
小学生の時と比べて、中学生になってとても色々なことがありました。
本人もつらかっただろうし、私もつらかった。
でも、何とかここまで(中2)やってこれました。
本当はまだまだ書きたいこともあるけれど…とりあえず今回はこの辺で。
子育てうまくいかないことも多々あるけど、たくさん泣いた分の達成感は計り知れないと思います。
だからこそ…やめられない♪
■この記事を書いたのは…サンキュ!styleライターおとわれい
元サンキュトップブロガー。三男一女4人の子供を育てる母。子供たちの夢や目標を叶えるために日々食費節約に奮闘している。安くてボリュームのある料理を作るのが得意。食育アドバイザーの資格あり。元塾講師です。