【子育て】色々やめたら少し楽になった話

2020/08/25
  • 食育アドバイザー。小学生~大学生までの子を持つ母ちゃんです。業務スーパーとKALDIが大好き。 もっと見る>>

サンキュstyleライターゆずうさぎです。我が家には子どもが4人います。
今日はその中の一人、中学生の息子の話をさせていただこうかと思います。

こだわらない

息子は少し生きづらい子です。
WISC4のテストを受けたとき、得意なことと苦手なことがハッキリと出ました。
彼はとても『不器用』です。
この言葉はとても可愛らしく聞こえる言葉ですが…不器用すぎるのは大変だと思います。

学校の授業を理解したり、話したり、公共機関を利用したり…こういうことは一人で出来ます。

でも『靴ひもを結ぶ』『字を書く』『プリントを整理する』など学校生活にとても必要なことが苦手なので

だらしない子

と見られることが多かったです。

当時の私は、周囲の子が当たり前にできることができないわが子に不安を覚えイライラしていたように思います。

でも、できないことはこだわらないようにするととても楽になりました。

中学生になると、靴の主流はマジックテープから紐になります。
息子もやはりマジックテープを嫌がるようになりました。
ところがやっぱり靴紐がどうしても結べなくて靴紐を結ばない状態で学校に行くようになりました。

一生懸命教えたのですが、そもそも空間認識能力が低く(立体的な絵が描けない)不器用なためどうしてもちょうちょ結びができませんでした。

そこで

だったら靴紐をなくせばいい

と思い写真のような靴を購入するようになりました。

穴あきのベルトもなかなかの難関でした。
普段なら大丈夫なのですが、トイレに行きたくなった時すぐに外せなくて苦労するようでした。
段々ベルトをするのを嫌がるようになりました。
ベルトをしなくなると、シャツをズボンに入れないため制服姿がだらしなくなります。

そこで

ベルトは簡単に取り外せるものでいいじゃないか

と思い写真のようなベルトを購入しました。

箸を使うことも苦手です。
全く使えないわけではないですが、お弁当箱の端まできれいには食べられません。

そこで

スプーンを持っていけばいい

と思いセリアで購入して持たせるようになりました。

中学生になって「塾に行かせよう」と思ってチャレンジしたことがあります。
春期講習に行ってみましたが、字がうまく書けないことと落ち着きがないこと(物をよく落とす)で塾側から難色が示されました。

正直、くやしかった。。

言いたいことは沢山ありました。

でも塾はあきらめました。

次に通信教育をしてみましたが…物の整理が苦手な彼はしょっちゅうテストを失くしてしまい断念しました。

そこで

市販のドリルを買えばいいじゃないか

と思い本屋で購入しました。

もちろん内容はしっかり見ました。

彼の場合は内容と本の薄さも大事で(分厚いと勉強しなくなる)少しずつ頑張っているようです。

一人で頑張らない

息子のことで悩んだとき、最初は一人で何とかしようとしていました。
周囲から息子を奇異の目で見られるのが嫌だったからです。

でも一人では限界がありました。

そこで色々と情報を集めました。

地域で相談できるところに相談をし、WISC4を受け、結果を学校側に説明をし字がうまく書けないこと等を相談しました。
もちろんすべてを受け入れてくれるわけではないですが、配慮していただけるようになりました。

本人もできないことは兄弟に手伝ってもらいます。

写真は家庭科の宿題で作った大福

白玉粉を混ぜるのが一人ではうまくできず兄弟で作っていました。

うのみにしない

色々な人に助けてもらうようになって、彼のことで懇談や相談に行くことが多くなりました。(定期的に相談日があります)

その中で、自分の子について耳の痛いことを聞くこともあります。

そのたびに

「誤解されることが多い子なんだなーー」

と悲しい気持ちになり

「この子はそんな子じゃないんです」

と必死になって伝えようとしました。

でも、気づいたんです。

相手の方は息子の一部しか知らない
私も息子の一部しか知らない

相手の方が言っているのは私が知らない息子かもしれないし、やはり誤解をされているのかもしれない

でも私しか知らない彼もいるのは事実で、どちらも本当の彼には間違いないのです。

つまり…

どんな専門家の人でもそして親でもその子のすべてを理解している人はいないということ

彼自身も含めて…

生きづらい子を育てていると、周囲の人の意見に時々心を痛めることがあります。
そうでなくても子育てをしているとうまくいかないことがあったり、そんな時に限って耳痛い助言を受けたりしてつらくなったりすることもあります。

何故つらいかというと自分の子が可愛いから。

自分の大好きなわが子が誤解されてるとつらいのです。

そういう時は聞き流すことも大切なのかなーーと思えるようになりました。

無視をするという意味ではなく鵜呑みにしないというのが大切かなと(意見や助言を一度頭の中で整理して考えることが大切だと思います。

人の意見が苦しい時はそれだけ子育てを頑張ってる証拠ですよね。きっと…

どうかどうか

苦しくなりませんように

お子様だけでなくご自分もいたわってほしいなと思います。

■この記事を書いたのは…サンキュstyleライターゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。小学生〜大学生まで三男一女4人の子供を育てる母。
業務スーパーとKALDIが大好きです。
子育ては楽しいけれどつらい時もあります。そんな私の経験を少し書いてみました。

インスタグラムに毎日のお昼ごはんを載せています。

よかったらご覧ください。

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