【子育て】家庭学習のみで受験を乗り切った子供の話

2021/05/10
  • 食育アドバイザー。小学生~大学生までの子を持つ母ちゃんです。業務スーパーとKALDIが大好き。 もっと見る>>

サンキュ!styleライターゆずうさぎです。
私は元塾講師です。子供たちの勉強は(本人たちの希望もあり)、ほぼ私が見てきました。
子供に勉強をするように促すというのは…なかなか大変なものです。

そんな中、自宅で子供たちが勉強するにあたり気を付けたことや実践したことを書いていこうと思います。
何か家庭学習におけるヒントになればいいなと思います。

親が無関心にならない

子供が勉強を始める一番最初のきっかけは

『親が勉強をしている子供に関心を持つ』

と、いうことだと思います。

例えば、学校の宿題で音読があれば聞いてあげるとかテストが返ってきたらきちんと見てあげるとか。

その際、

・達成できていることを見て褒めてあげること
・達成できていないことに対しては「こうしてみたら…」という提案だけして叱るのではなく見守ること(「こうしなさい」という命令をするのはNG)

ということを気を付けていました。

出来ていないことというのは、目が行きやすいものですが(サボっているならまだしも)、苦手なことというのは誰しもあると思うし、一生懸命しているのにできないことに対して叱られてしまうと『勉強』そのものが嫌いになってしまいかねないのです。

叱るよりもっと子供が勉強を嫌いになる要因になるかなーと思うのが、『親の無関心』です。
もちろん学ぶこと自体が好きだという子もいますけど、その子達の大半も最初のきっかけは『勉強をしている姿を見て褒められた』などではないかと思います。

特にしっかりした子は、「この子はできるから」と放っておかれがちです。しっかりした子は家だけでなく幼稚園や学校でも放っておかれがちなのでより関心を示してほしいと思います。

(私もそうですが)親もなかなか忙しいです(家事も育児も仕事もあるし…休む時ないですよね)
いつでも…でなくてもいいのです。時々意識して『子供に関心を示す』(関心を『持つ』ではなく『示す』)ことが大事なのだと思います。

「がんばってるね」とか「できるようになってるね」とか「すごいじゃん!」とかでいいのです。

声をかけてあげることが大切かなと思います。


教材を使いまわししない

ご兄弟がいる方で兄姉の使っていたテキストやドリルを弟妹に使いまわすという方がいるかもしれませんが…実はおススメしません。
理由を3つ書きます。

①学習指導要領が変わることで学習内容が変わることがあるからです。
つまり、兄姉がその学年で習った内容と弟妹がその学年で習う内容が違うことがあるのです。
小さな変革は割としょっちゅう起こりますし、移行期などもあるので、できればその年のテキストやドリルを使うことをオススメします。

②学校が使う教科書が変わることがあります。
実は教科書を作っている会社は色々あって、各教科書で単元の順番が違います。(通信教育などを申し込むときに通っている学校を聞かれるのはそのためです)
教科書準拠のドリル等を買った場合、その教科書が翌年も使うかどうかはわからないのです。だから、その年に買ったテキストやドリルはその年に使い切ってしまうことをおススメします。

③書き込んでドリルを使いきることで、達成感を感じることができる。
ドリルを見ると、いろいろな形式で問題を解くことになっています。
一問一答式や書き込み式・並べ替え式や自分で文章を作ったりなどなどです。
書き込み式などをノートに書くと、後で見返したときに自分が何の勉強をしたかがわからなくなることがあります。
勉強した本人が「自分がこれだけの勉強をした」と目で見てわかるように、ドリルに書き込んで勉強をすることをオススメしたいです。

余談ですが、学校で配られる問題集があるならば、それを活用するのもかなりおススメです。
学校の先生は、最前線で教育にかかわっておられる方たちなのでその方たちが選んだ問題集はとても分かりやすいのです。
もちろん、子供たちご本人の学力に違いがあるので万人に合うわけではありません。
学校の問題集では簡単すぎて物足りないのであれば少し難しめのドリルを、少し難しくて理解ができないのであれば少し簡単なドリルを個人的に用意するといいかなと思います。

一緒に勉強してみる

これは、同じ内容を勉強するというわけではありません。
同じ時間(もしくはその一部の時間…週に一度でも)同じ空間で勉強をするという意味です。
親御さん自身が勉強(いわゆる5教科)が苦手ならば、自分の好きなことを勉強してみてもいいし、例えばパソコンで作業をするのでもいいと思います。

よく子供がうっかりミスをしたときに
「どうしてこんなミスするの?」と言う親御さんがいるかと思います。

わかります…その気持ち。

もう少し丁寧に解いたら丸をもらえたのに…もう少しきれいに書いたら丸をもらえたのに…もう少し勉強してたらもっといい点がとれたのに…など。

ただ、勉強してみるとわかるのですが…うっかりミスってするんですよね。

私はこのゴールデンウィークに数学検定のドリルを解いてみました(別に受ける気はないのですが…何となく)
そうすると、ミスしちゃうんですよね(汗)
「私、2度と子供たちのうっかりミスについてモノ申しませんわ」と息子たちに言いました。(ちなみに私はうっかりミスのめちゃめちゃ多い人なので、そもそも子供たちには何も言えないのですが)

集中して勉強することの大変さもわかりますし、楽しさもわかります。
意外と子供たちも親と同じ空間で勉強できることでテンションが上がったりするのでおススメです。

いかがでしたか?

私の経験談をお話しさせていただきました。
もちろんお子様との関係やお子様の年齢によってできないこともあるかな…と思いますが何かの参考になれば幸いです。

■この記事を書いたのはサンキュ!styleライターゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。小学生から大学生まで三男一女の4人の子供を育てる母。
子供が自宅学習のみで受験することになった時自分がおこなったことを書いてみました。

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