【子育て】塾に行けなかったわが子の高校受験の話(塾に行けない理由)

2021/02/15
  • 食育アドバイザー。小学生~大学生までの子を持つ母ちゃんです。業務スーパーとKALDIが大好き。 もっと見る>>

サンキュ!styleライターゆずうさぎです。
私には4人の子供がいます。今年は中学3年生、高校3年生が家にいたのでいわゆるダブル受験でした。その中でも中学3年生の息子の受験はなかなか印象深かったです。
今回は彼のお話をさせていただければ…と思います。
※サムネは受験の時に持って行ったお弁当です。

不器用だった小学生時代

三番目の子は、小さい時から少し違和感のある子でした。
どこが…と言われるととても困ります。
乳児検診をはじめ、検診という検診に引っかかったことがなく学力も見てる分には特に高すぎず低すぎず普通で…。
ただ、とても落ち着きがなく何となくフワフワしている感じで。
絵がとても苦手で、字を書くのもとても苦手でしたが男の子だしな…という風に思っていました。(実際に男の子…我が家の上の子も含む…で字を書くことが苦手な子は沢山いましたし(笑))
ただ、いわゆる空気の読めない子で(実際は空気は読めているのだけどとても先読みをしていてみんなと少しずれたようなところで行動していたり、言葉を発していたりした気がします。よく話を聞くと考えなしに行動をしているわけではないようで)母親としては心配以外の何物でもありませんでした。

小学校高学年になり、少し学校の友人関係でトラブルを起こし私の中の違和感が拭い去れず公的な相談所に相談をしてwisc4を受けました。

結果は空間認識の能力が低く(グレーゾーン)記憶力が少し高い子だということがわかりました。

彼はいわゆる不器用な子でした。

小学校高学年の時点でできなかったこと
・ベルトを締める
・靴ひもを結ぶ
・シャツをズボンに入れる
・字を枠内に入れて書く
・グラフを書く(棒グラフが一番苦手でした)
・字をきれいに消しゴムで消す

などなど

ほんの些細なことですが、ある程度の年齢になってできないと『だらしない子』と思われがちなスキルです。

逆に記憶力が少し良かったために、勉強面は目立つほどは苦手に思いませんでした。手先の器用さが必要なものは基本的にはできませんでしたし、集中力がないので難しいことはしたがらなかったですが、皆ができることは比較的できていました。
だからこそ、『だらしない子』『口だけの子』という印象を持たれやすかったのかなと思います。

wisc4の結果を学校側にも説明し、彼の能力を知った上で指導をしてもらうことになりました。
そんな彼は普通に小学校を卒業し、中学生になりました。

※靴も紐なしに変えました。。

塾に通えなかった理由

中学に上がり、「塾に通いたい」と本人が言い出しました。
私は、上の子(塾にあまりいい思い出がない)のこともあったのでひそかに反対していました。
それでも、本人が勉強をしたいと切望したため大手の塾の入塾テストを受けて春期講習を受けてみました。
その結果、その塾の先生に

「彼は授業中にキョロキョロしたり、ものをよく落としたりします。それで周囲の子が気が散ってしまいます。そこを抑えていただけるなら入塾していただけるのですが…。もしくは(同系列の)個別の塾へ行くか講習ごとに同塾の教室を変えてみてはどうでしょう?」

と言われました。

言いたいことはわかりました。

初めての場所でとても落ち着きがなかったのでしょう。
ものを落とすことも不器用で机の上を整理できなことから来ていたのだと思います(学校でもそうだったので)。

注意をすればその時は直るでしょうか、きっとまたきょろきょろと周囲を見回すかもしれません。

塾に通うのは無理だな…と私は判断しました。

個別は考えません。(私が元々塾の講師なので教えられますし、集団の塾だからこそ仲間を作ってあげたくて通わせたかったからです。)

ちょうどその時、通っていた英会話教室でも感情がうまく抑えられなくて不安定になってしまい困っていると言われそちらも辞めさせました。

どちらも好きで通っていた(もしくは通いたかった場所なので)、結果を伝えた時に彼は布団をかぶって泣きました。

泣いて怒って私を責めてくれたら、どんなに楽だったか。。

ただシクシクと泣いていました。

とてもとても辛かった。

その時に

この子は私がきちんと勉強を見て、絶対に彼が望んだ高校に入学させよう

と心に誓ったのでした。

通信教育ができなかった理由

塾に通えなかったので、通信教育で勉強しようと思いました。
…がこちらも断念します。

彼ができないことの一つが『整理整頓』

これは本当にできなくていろいろなことを試して出来るだけ簡単に出来るようにと考えてみるのですが、なかなか成功しませんでした。

ちなみに小学校高学年の時に、おそらくその手のスキルについては7歳児くらいではないか…と判断されましたが、私はもっと低かったのではないかと思っています。

いずれにしても、中学生になり教科も増えてプリント類もたくさん増えてその上通信教育のテキストやテスト類を管理するのは…無理でした。

私がずっとそばにいて整理していればできたのかもしれませんが、中学卒業までに自分でなるべく管理をしてほしいと考えていたので、最低限の手助けしかしませんでした(学校のプリントの方に重きを置いていました)。

通信教育はテストを失くしまくったので、断念しました。

塾の方は、先生のお立場からすればご意見は当然だと思います。塾の先生も意見をするときにとても申し訳なさそうにお話しされていたし、代わりのご提案もたくさんしていただきました。

通信教育についても、私の見る限りではテキストはとても丁寧だしわかりやすかったと思います。

ただうちの子には合わなかっただけです。

まぁ…しょうがないよなーーと今では思っています(笑)

そんなうちの子がどうやって勉強をしていったのかを次の記事で書けたらと思います。

最後まで読んでくれてありがとう。

■この記事を書いたのはサンキュ!styleライターゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。小学生から大学生まで三男一女の4人の子供を育てる母。
元塾講師で、時々子育ての経験談を書いています。

インスタグラムには毎日のお弁当などを載せています。よかったらご覧ください。

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