【子育て】塾に行けなかったわが子の高校受験の話(小学生~中2まで)

2021/02/17
  • 食育アドバイザー。小学生~大学生までの子を持つ母ちゃんです。業務スーパーとKALDIが大好き。 もっと見る>>

サンキュ!styleライターゆずうさぎです。印象に残った高校受験の話を少し書かせてもらっています。息子が塾に通えなかった理由は前回の記事を読んでいただければと思います。
そして、これから書くことはあくまでも元塾講師の私がわが子のためにおこなったことが中心となります。何かご参考になることを掻い摘んでいただければと思います。

*お茶でも飲みながら、軽い気持ちで読んでいただければと思います。。

将来を具体的に考える

一番最初に私がしたことです。
まずは、私の目標を立てました。それは…

●何としても彼を第一志望の学校に入学させる。

…ということです。

やっぱり私も人の親なので、悔しかったんですよね。。本音を言うと。。。

ポイントは『親が希望したところ』ではなく、『本人が希望したところ』ということです。

もちろん、小学生の段階で志望校があるわけではありません。
また、希望していたとしても現実を知らないので、自分の実力よりもずっと上のところを希望するかもしれません。
そして、最後まで本人の目標が見つからず何となくで高校に行ってしまうかもしれません。

そんなこと…いいんです。あくまで目標ですから!

そして、そのためにどこまでの学習到達度があればいいかを考えました。

幸い(?)息子は得意なことと苦手なことが割とはっきりしていることであきらめの付く学習単元がいくつかありました(それも悲しい話ですが…)

例えば、
国語→本を読むのは好きなのなので国語の問題を解くことは興味の持てる文章なら何とかなる。でも字を書くのが苦手なので漢字にはあまり期待ができない。など
数学→計算はできないと絶対に困るので苦手にならないようにチェックする。作図やグラフを書くことは(不器用すぎて)難しいのでできなくてもしょうがない。など

本人が興味を持っていることは伸ばそう。全力でしてもできないことは無理はさせない。と振り分けをしました。

ちなみに副教科と言われる4教科(音楽、体育、美術、技術家庭科)については運動能力と手先の器用さがかなり必要なものなので、まじめに授業を受けてもらい、とにかく普通の成績なら御の字だと思いました。

全体の手近な目標としては、

●とにかく(進路がわからないので)平均的な成績を取り、とんでもなく苦手な教科を作らないようにする。

…としました。本人が勉強することなのでうまくいくかはわかりませんが、いいんです!あくまでも目標なので!!

そして、私の目標を

「あなたをあなたの志望する高校に、私が入れてあげるわ。でも、勉強するのはあなただから全力でついてきて!苦しくなったらその都度話し合いましょう。」

という感じで、ざっくりと本人に伝えひっそりと二人で気合を入れたのでした。

※目標があると、やみくもに頑張れと言うのではなく「ここまで」とか到達点を言うことができて私は楽でした。
もちろん、目標はあくまでも目標なので途中で達成が無理だと思ったら、目標を変えればいいと思います。

学校で配られた教材をチェックする

塾で勉強できないので、彼の知識を学ぶ場所=学校のみとなりました。
まず、学校で配られた教科書・ドリル等のチェックをしました(中身ではなくどの強化にどんなドリルがあるか…失くしかねないのである程度は知っておこうと思ったのと私が見てドリルが足りない教科は買い足そうと思ったからです)。

また、同じ中学校を卒業した兄が二人いたので学校の先生のことをリサーチしました。(どの先生がどんな課題を出すかとか…弟の特権ですね(笑))

ちなみに、どうしてチェックしようと思ったかというと息子の一つの特性で『言葉を言葉通りとらえてしまう=言葉の裏を読めない』というのがあり、声かけをより具体的にしないと理解ができないからです(小6当時はそうでした)

例:「課題できた?」→一部でもできていれば「できた」と答える
だから「●●(ドリル名)の〇ページから〇〇ページまで終わった?」などと聞かないと通じなかった

…年齢が上がってテストに慣れてくると、少しずつ自分でできるようになってくるのですが。

ドリルの選び方

学校の教材だけでは足りないと思ったものは、本屋で買い足しました。

これも、それぞれのお子様の特性によって違うと思いますので、あくまでも私の考えを書きます。

息子は取り立ててとても得意な教科があるわけでも苦手な教科があるわけでもありませんでした(それぞれの教科で得意不得意の単元はありますが、あくまでも許容範囲内)

だから、まず教科書準拠のドリルを選びました。

そもそも高校受験も大学受験も(受験校によりますが)おおむね学校で習ったことが基礎として出題されます。つまり基礎力がないと入試問題が解けないのです。

それを使って通年の勉強をしました。

ただ単元によっては、もう少し似た問題を演習した方がいいな…と思うものもありましたがそういう時は学校の先生が配ったプリントや学校の教科書などで補えました。

またドリルを買う時に、『解説』を親が読んで理解できるかというのが割と重要になります。
子供が家で勉強ができない理由の一つに「わからなくなった時に誰にも教えてもらえない」ということがあります。わからないことは一人で解説を読んでもわからないのです。

だから私は息子がわからない問題は一緒に解説を読んで二人で考えるようにしていました(もちろん教科によっては、すっかり忘れているのでさっぱりわからないものもありましたのでネットで探したり「学校で先生がこんなこと言ってなかった??」と逆に聞いたりなどしてました。「知らん、忘れた」と言われることも多々ありましたけど(笑))

そんな時に自分が読んで理解できるかどうかは割と重要でした。

もし、お子様が勉強が比較的得意で学校の勉強だけでは物足りない場合はハイレベルな問題を用意してもいいと思います。ハイレベルな問題は本当に難しいものもあるので、本人が読んでわかるかどうかを本人と一緒に買いに行くことをオススメします。

授業をしっかり受けること

中学生は、授業に部活動に塾に習い事に…と、とても多忙です。
今の中学生たちを見ていて、「中学生の頃の私は呑気に過ごしてたなーー」と思うほどです。

それゆえ、授業中ボーっとしたり眠たくなったりすることも多々あるかなと思います。

でも、学習の基本は学校の授業だと思います。小学校や中学校で『授業で寝る』という癖をつけてしまうと、高校や大学でもその癖が抜けなくなるのではないかと思います。

そこで、基本的に夜はしっかり寝るようにして授業をしっかり受けられるようにしていました(息子の場合、学校の授業しか学習する場所がなかったのでこれは徹底しました)。

長期休み中に復習をする

夏休みや春休みなど長期休みには、それまでの復習をしました。

本屋に『夏休みドリル』『総復習ドリル』などが売っているので、それを利用しました。

夏休みは数学と英語のみ(数学と英語は積み重ねの教科なので、一つわからなくなるとなし崩し的にわからなくなるので)春休みは、その時の本人の様子で英国数の3科か英国数理社の5科のドリルを買いました。

ただ特に理科や社会は各学校によって進み方が違うので復習するのは少し難しく(自分がどこを習っていて習ってないのかがドリルだとわかりにくそうでした)学校のドリルを使って復習する方がいいかもしれないです(人によるかもしれませんが…)。

夏休みドリルは、まだ学校で習っていないところが先取りで入っているかもしれないので、基本的なこと以外ができなくても焦ることはないと思います。特に英語は知らない単語が出てくることが多々ありますので、出てくるたびに新しく覚えればいいかーーくらいの感じで勉強すればいいかなと思います。

親が頑張りすぎない

新しい環境に慣れることも、自分の気持ちを人に伝えることも、気持ちをコントロールすることも苦手な息子にとって、中学校に通うということは私が想像する以上にストレスのたまることでした。
もちろん、学校の先生をはじめ周囲の人はとても気を使ってくれましたが、それでも色々とありました。
最初に書いた目標を達成することは、とても私の中では大事でしたがそれをすべてとは考えませんでした。
その時の気分などによって本人がうまくいかないことも、親の気持ちが伝わらないことも多々あります。

こんなに心配してるのに…こんなにあなたを思ってしているのに…どうして伝わらないの!!

などと思うこともあります。

でも、今日できなくても明日できるかもしれないし、1か月後にはできるかもしれない
もしできないのなら、目標を変えてみるのもいいかもしれない

と頑張りすぎず、こだわりすぎず、親も子もできたところを褒めて過ごすことがいいかなと思います。

最後まで読んでくれてありがとう

■この記事を書いたのはサンキュ!styleライターゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。小学生から大学生まで三男一女の4人の子供を育てる母。
時々子育ての経験談を書いています。

インスタグラムには毎日のお弁当などを載せています。
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