【子育て】塾に行けなかったわが子の進路と勉強法(受験生編 前半)
サンキュ!styleライターゆずうさぎです。
何回かに分けて息子の受験について何回かに分けて書かせていただいています。
息子はいわゆる生きづらい子です。成績は多分普通なのですが、落ち着きがなかったり感情をうまくコントロールできなかったりして、塾に通うことはできませんでした。
塾に通うことも実は本人が望んだことで、それを断られた時には布団をかぶって泣いていました。そんな彼を志望校に入れるべく行ったことを書きます。元塾講師としてのノウハウをふんだんに使いました。もちろん息子に合わせているので万人の方に合うものではありません。また進学したい学校の偏差値によっては物足りないところもあるかもしれません。
もし、ご自身のお子様に合うところがあれば試してみていただきたいと思います。
春休み
(今回は、コロナ禍で緊急事態宣言が出たため2か月ほど自宅にいましたがほぼ通常の中学3年生のような生活を心がけました。)
春休みは中学2年生までの復習をしました。
集中力がなく、字がうまく書けない息子にとっては大変な時間でした。
時間というよりはページや問題で区切って解いてもらいました。
もちろん、忘れていることも沢山あるので全然解けないところもあります。
ただ、もともと私や兄たちが中学1年生の時から勉強を見ている限り、得意不得意はあるけれど、基礎的な問題でまったく理解できないところはおそらくないと考えていたので解けないところを無視して最後までしてもらいました。
ここで注意点なのですが
学校や塾で習った時点で理解しているかどうかはとても重要です。
理解していて忘れているなら、今まで習ったことを総ざらいするのは意味があります。
でも、そもそも理解していないことを復習するのは意味がないです。
理解していないことがあった場合、それが数学や英語ならば理解できているところまで戻って勉強するべきです(数学と英語は積み重ねの教科なので)。
理科・社会の場合は得意な分野を見つけるべきです。(ただし、例えば高校に入学すると理科→科学、物理、生物、地学などに分かれてしまうので苦手でもある程度は理解しておくことが望ましいです)
国語はなかなか点数の上がりにくい教科なのですが、息子は本が大好きで比較的得意な教科だったので問題集をすることにとどめました。
※息子は空間認識能力が低いので、字を書くことがとても苦手です。同時に作図やグラフを書くことも苦手でした。
1学期
本来は家で少し予習をして学校で授業を受け、家で復習をするというのが一番理解度が上がる方法だと思います。
…が、さすがにそこまで息子を見ているわけにはいかず(兄妹もいるし、私自身他にすることもあるので)復習を主にすることにしました。
彼は基本は理解できていたので、本屋さんで売っている教科書準拠のドリルを買ってそれをしてもらい、わからないところを教えました。
当然、そもそも集中力がなく勉強が好きでない子なので、なかなか進みませんでした。
そこは、叱咤激励をしたり一緒に勉強したりゲーム感覚にしたり兄弟で勉強をしてもらったりと工夫しました。
そして、常に『完璧に出来なくてもいい』『ここまでできれば十分』と本人と私自身に言い聞かせました。
夏休み
夏休みは中学3年生の1学期までに習ったことを復習しました。
これも学校の宿題と本屋さんで買ったドリルを使ってしました。
基本的には学校の宿題をメインにしています。
なぜなら、(学校にもよるかもしれませんが)学校の先生は生徒の受験のことを考えて宿題を出してくれているはずなので的を得ている宿題が多いからです。
私は塾の講師でしたが、今住んでいるところとは違う都道府県で講師をしていました。
各都道府県で入試の内容はずいぶん違います。
だからその地域の学校の先生が出す宿題は比較的その地域に合っていることが多いと思います。
それに加えて本屋さんのあまりページ数の多くない(かつ本人の能力に見合った)ドリルを選んで勉強してもらいました。
息子は、集中力がないだけに分厚いドリルを渡すと心が折れてしまい勉強をしなくなります。だからなるべく難しすぎず、字も小さくなくできるだけ解説がしっかりしているものを選びました。
※コロナ禍で夏休みがほとんどありませんでしたが、だいたい7月~8月にこういった勉強をしました。
コロナ禍だったからこそ、ぶれずに勉強をしました。
変化に弱い子なので、情緒不安定になったりイライラしたり無気力になったりしました。
うまくいくことばかりではありませんでしたが、どうにか前半を乗り切りました。
後編に続きます。
■この記事を書いたのはサンキュ!styleライターゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。小学生から大学生まで三男一女の4人の子供を育てる母。
息子が高校受験を終えました。この一年間の経験を少しずつ書いています。
インスタグラムには普通の主婦の『日常』を載せています。
本当に普通過ぎる日常ですが…よかったらご覧ください。