障害を持つ子のきょうだいの気持ちに耳を貸してください!!!
元残念な主婦あるみかんです。
我が家の長女は現在小学6年生重度の知的障害と自閉症があります。
息子は小学一年生。
障害を持つ姉を持つ弟です。
きょうだい児とも言われています。
今は障害児を持つ子供や親を支援してくれているサービスがたくさんあります。
だけど、きょうだいには?
しかしきょうだい児の悩みといっても様々だと思います。
きっときょうだいの持つ障がいの特性によって悩みも変わってくるので、我が家の場合のきょうだいの息子の悩みを紹介します。
きょうだい児の疑問
息子と娘は5歳違いですが、娘の知能年齢は1歳半から2歳くらいと言われているので、弟である息子は、1歳を過ぎると、姉よりもできることがどんどん増えてきました。
そのため息子は物心ついたときから、姉を手伝う存在でした。
保育園の頃からよく娘の面倒を見てくれて、かわいがっていましたが
小学校に入り世界が広がると疑問がいっぱい出てきたようです。
〇なぜ我が家は旅行に行かないのか?
〇なぜ姉を優先して父母はめんどうを見るのか?
〇なぜ姉に合わせて行動しなくてはならないのか?
その疑問には丁寧に伝えてきたつもりです。
〇娘は普段と違う場所で寝ることが難しい、食べ散らかすので外で食べるのが難しい、長い移動が苦手。
〇優先しているわけではなく、自分で身の回りのことができないからどうしても時間をかけてしまう。
〇人の多いところ、音の大きいところが苦手だから、そういうところを避けて出かけなければならない
理由は息子にわかるように伝えてきたつもりですが小学1年生の息子にわかるには難しいでしょうし、理解するのと実際の生活とではやはり違います。
今まで我慢してもらうことがたくさんあったことに気づかされました。
きょうだい児の不満
息子にはわかりやすく説明してきたつもりですし、息子も姉の特性を理解はしているようです。
でも、頭でわかっていても心ではどうしても納得できないこともあるようです。
息子の不満は以下の通りです。
〇大声で叫ぶのでうるさくてつらい
〇家の中が汚れる
〇うるさくて一緒に寝れない
〇排泄の失敗を見るのがつらい
〇嫌なことを注意してもわかってくれないのがつらい
〇一緒にお出かけすると父か母のどちらかは姉の付きっきりになるので楽しくない
〇姉の面倒を親が見ている間、さみしい
姉の面倒を見ている間さみしかったり、つまらなかったりというのはどのきょうだいでもあると思いますが
やはり障がいの特性による不満や悩みが大きくしめていることがわかり
障がいを持つきょうだいだからこその悩みであると実感しました。
親としてできること、できないこと
親としても私たちなりに娘にも息子にも幸せになってもらいたいので
精一杯やっているつもりではいます。
我が家でやっている対策を紹介します。
〇父と母で役割分担を徹底
食事→母 寝る→父 →順番
〇休日は息子と相談して家族4人で過ごすか二人ずつで出かけるか選んでもらう
○夏休みは父か母とふたりで旅行にいく
〇寝室を分ける
〇娘には事業所に行くときに
、なるべく3人で過ごす時間を作る
いろいろやっていますが理解していてもわりきれないもやもやした気持ちがあるようです。
親としてもできる範囲でやっているつもりですが、本人としては「ぼくとおなじようにおねえちゃんやおにいちゃんに障害がある人と話してみたい」と言っています。
それだけはわたしたちが変わりになることはできません。
きょうだいの中にはいろんな年齢、境遇、環境によって様々な悩みがあると思います。
もっときょうだいへの支援が広がることを願って今回の記事を書きました。
この記事を書いたのは元ざんねんな主婦あるみかん。
かわいい子どもたちに支えられている幸せなかあちゃんです!