就業率5%?障害児ママでもフルタイムで働いています!

2021/03/26
  • 家事苦手な元残念な主婦。誰でも簡単にできる家事、片付け、イライラしない子育て術を紹介します。 もっと見る>>

元残念な主婦あるみかんです。

私の娘は小学校4年生、10歳になりました。この春で5年生になります。

娘には病気がありその合併症で知的障害と自閉症があります。

うちの娘は重度の知的障害と診断されており、おしゃべりもできず、身の回りのことすべてに介助が必要です。

また自閉症の特性でじっとしていることができず、うろうろしたり、食べ物ではないものを口に入れようとしたり、危険なものを触ろうとするので、危険なことがないように常に見守りが必要です。

常に介助が必要な娘を持つ私ですが、フルタイムのワーママです。

なぜ働くことができるのかをお伝えできればと思います。

就業率5%

サンキュ1月号にのっていた
障害児のための保育園 ヘレン保育園の記事に載っていた衝撃的な数字!
障害児ママの就業率は5%と書いてありました。
きっと障害児ママや家族に病気や介護が必要で働きたいのに働けない人がかなりいるのではないかと思います。
今私がなぜ働くことができているのか、我か家の場合を紹介します。

私も娘に障害があるとわかったときには、働くことは諦めていました。

なぜ働きはじめたかというと経済的こともとても大きいですが、まずは娘のためでした。

私は仕事をしたいから保育園に預けるというのではなく、預けたいから仕事を探しました。

保育園に行ってほしかった理由は、母と家でふたりでずっといても刺激が少ないので、世界を広げたかったこと。たくさんの人に出会ってほしいと思ったからです。
そして、娘がこれから生きていく上で、人の助けが必要です。助けてもらう力をつけてほしかったのです。
まずやったことは保育園選びでした。

娘の居場所探し

保育園は幸い地域の保育園に、入れてもらうことができました。

それまでには主治医との相談、役所、保育園との相談をしながら数ヶ月前から準備してその間に私の仕事も見つかりました。

一般の保育園でも特別支援枠というものがあり、役所に申請し、地域の保育園に入ることができました。保育園では常に介助が必要な娘に先生を一人に専門についてもらって、私の仕事時間を細かく伝えてずっと見てもらいました。

娘も私も安心して過ごすことができとてもいい時間を過ごすことができました。

学校は特別支援学校に入学しました。
学校に行っている間はいいのですが、放課後に娘を預かってもらえないと仕事はできません。

保育園の頃から、預け先については調べていきました。障害児が放課後過ごすために、生活能力の向上のために必要な訓練などを行っている放課後等デイサービスというのがあります。

しかし、娘のことを考えると能力向上よりも安心して過ごせることを重要視しました。
日中一時支援を事業所に預けることを考え、学校に入る前から預ける事情ができた日には少しずつ預けて鳴らしていきました。

今は学校のお迎えは事業所さんに行ってもらい、放課後はそこで過ごして、私が迎えに行っています。帰りも送ってくれている事業所ですが、我が家は近所の事業所なので、下の子の保育園の送迎ついでに直接迎えに行っています。

一人で頑張ろうとしない!

私は娘が生まれたとき、障害があるとわかったときには「このこのために何でもしてあげる!自分のことは後回しで娘のためだけに生きよう」と決めました。



最初は娘のために仕事をしていましたが、社会に出ることでたくさんの喜び、やりがいを得ることができるし、娘と離れている時間があるからこそ、家で一緒にいる時間をより大切に感じることができるし、より娘をいとおしく感じます。
そして自分自身のストレス発散ができます。



イライラして子供にあたることもあまりありません。二人でずっと家にいるときにはイライラしたりめそめそしたりしていました。

また親だけでできることって限られていると感じました。
娘は保育園に行ってから、学校に行ってから、事業所にお世話になってからとても成長しました。

子育て、教育、福祉のプロの方の接し方は素晴らしいです。

プロにお世話をしてもらうことと、親からの愛情を受けることで成長できます。

元気な息子も同じで、保育園に行っているからこそ成長をとても感じます。

大変な子育てをしている人はたくさんいると思います。

病気や障害を持つ子を育てることももちろんですが、それぞれの家庭の事情がありますよね。

一人で、家族だけでの子育ては本当に大変です。
特に仕事を抱えていたり、家庭の事情がある人はなおさらです。

私は娘から助けてもらう力をつけることが大切だと学びました。

私も助けてもらう力をつけながら頑張れる範囲でがんばって、仕事をしながら子育てしていこうと思っています。

この記事を書いたのは元残念な主婦あるみかん。
不器用なのにワーママ。助けてもらう力をつけることで主婦力アップしています。

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