アラフォーの糖質オフダイエット3つのポイント
知人が間違った糖質オフで病気になったのをきっかけに、栄養学を真剣に学び始めた調理師acoです。
じつは、私自身も糖質オフダイエットでの失敗経験があります。
それを踏まえて、無理なく健康的に糖質オフするポイントを説明したいと思います。
知人の失敗
「糖質を減らしているとどうしても肉が続くのでたまにはヘルシー路線」
と 言いながら、動物性たんぱく質と脂質で明らかなカロリーオーバー。
さらに日本酒でがっつり糖質をとっていて、たいへん驚きました。
声を大にして言いたい!
糖質制限は 白米抜きダイエットではありません!!
適正な栄養バランスと、適度なカロリーの範囲内で、糖質を減らすのが糖質オフダイエットです。
私の失敗
「私はご飯(糖質)を抜くとめまいがします…
ひどいときは 耳鳴りや手の震えもおこります。
でも 糖尿病ではありません。」
だから糖質オフはお勧めしない。と書いていた2年前。
ええ、勉強した今ならわかる。間違えてました。
もともと「修行僧ですか?」と言われるほど質素な食生活から、さらにご飯を減らしたんです。
そりゃあ、めまいも起きるでしょうよ。
しかも、過度に糖質を控えると反動がありますので、健康な人はゆるくオフが良いです。
1>バランスが大事!
難しい説明は抜きにしますが。
たんぱく質を減らし過ぎると、痩せにくくなり、お肌にも悪いです。
風邪をひきやすくもなります。
目安は「手のひら分くらい」
個人の感想になりますが、このグーパーパーを知って肉を食べる機会を増やしたら、
季節が変わるたびに1カ月ほど風邪をひいていたのが、ひかなくなりました。
40歳過ぎたら
「たんぱく質は減らさずに、糖質と脂質を減らす」
脂質は 肉 > 魚 > 豆 と減っていきます。
良質なたんぱく質を摂りながら、脂質を摂り過ぎないように意識しましょう。
そして野菜は、たんぱく質の倍食べます。
ご飯は、子ども茶碗に変えると良いようです。
2>よく噛む
私は以前から、カムカム30を推奨していますが、
現実問題30回噛むのって大変なんですよね。
では15回ならどうでしょう?
私、以前は5回噛むかどうかでした。ほぼ丸のみ。
早食いだから満腹にならない。
満腹にならないから食後1時間ほどで食べ物を探してウロウロ。
無駄に冷蔵庫を開け閉めしていました。
それが、よく噛むようにしたらやらなくなりました。
早食いになりがちな丼物やカレーの時は、
子ども用のスプーンを使い、一口を小さくしています。
たんぱく質の量を増やし、よく噛むようになってからは、
炭水化物を減らしても、めまいや手の震えが起きなくなりました。
疲れやすさも変わったし、便秘も解消、お尻の具合も改善しています。
何より、体重と体脂肪率が安定しました。
おかずを先に、よく噛んでゆっくり食べると、
無理なく自然に炭水化物の食べ過ぎを防げるのでおすすめです。
3>汁物を忘れずに
ダイエットや血糖値の話になるとたいてい
「野菜から食べましょう」と言われます。
でも、野菜を食べる前に、汁物をいただいた方が消化が良くなるし
血糖値の急上昇を抑えられるので、ダイエットに効果的です。
汁物を先にというのは、古来からの和食の食べ方ですよね。
箸先を湿らせてお米をくっつきにくくするため なんて説もありますが、
健康的な食べ方だということが立証されています。
具だくさんみそ汁にすれば、お野菜もたっぷり食べられますし。
おすすめです。
余談ですが
◇果物も食べましょう◇
果糖を気にして、ダイエット中は果物を食べない方もいますが、
果物に含まれる酵素は、たんぱく質の分解に必要なものです。
ビタミンも豊富ですしね。
私は、産後の病院食を参考に、りんごなら4分の1、ミカンなら半分程度を
夕食後に食べるようにしています。
(夜だけなのは、朝は果物の皮をむくのが面倒だからです)
◇すこしだけ運動量を増やしましょう◇
やっぱりね、食べたら動く。これ大切です。
歩くときは大股で、股関節をしっかり動かすとか、
思い出したときに軽くストレッチするとか。
ほんのちょっと生活を見直すだけで、けっこう変わるものです。
◆記事を書いたのは・・・aco
知人が間違った糖質オフダイエットで倒れたのをきっかけに、栄養学を真剣に学び始めた調理師です。
病気で食事制限を強いられることになったら、人生の楽しみが減る!
だからこそ「正しい」「健康的」な食生活が大切だと考えています。