満腹なのに栄養失調!?止められない「パンを食べたい欲」の原因とは

2020/10/21
  • 知人が間違ったダイエットで入院したのをきっかけに、生活アドバイザーの資格を取得した調理師です。自身も20年以上同じ体重を維持中です。 もっと見る>>

食べることが大好きなアラフォー調理師、サンキュSTYLEライターのacoです。お立ち寄りありがとうございます。

私は、知人が間違った糖質オフで倒れたのをきっかけに、真剣に栄養学を学び始めました。
勉強すること、それを習慣づけることで20代から同じ体重をキープしています。

太らない体質なんでしょ?と言われがちですが、妊娠中には17キロ太りましたし、気を抜いたら太ります。

だから、食事には気をつけていました。

そんな私が、栄養学を学び始める前に悩んでいたのが、「ちゃんと食べたはずなのに、すぐお腹がすく」ことでした。

パンが食べたい!

朝ご飯を食べて出てきたのに、コンビニに寄りたくなる。ということが学生時代から多々ありました。

しかも、甘くてずっしりしたものを求めがちでした。

参考までに、よく欲していた山崎製パンのつぶあん&マーガリンのコッペパンは508キロカロリーです。
糖質や脂肪酸の量も、ダイエッターには不向き。せっかく食事に気を配っても、それ1本で台無しです。

しっかり食べてきたのに、なぜパンが食べたいのか。当時はただの大食いだと思っていました。

以前の食事

私の場合、母が間違った健康食主義でして、
・肉じゃがに肉が入ってるから、たんぱく質は足りてる
・みそ汁に厚揚げを入れたから肉は焼かない(大豆製品もたんぱく質だから)
・朝、卵焼きだったからもう卵も肉も使えない
と極端に、たんぱく質と脂を怖がって、揚げ物も出ませんでした。

その代わり、ご飯と野菜はたくさん食べました。

とても健康的に見えますよね。食事量は十分で、足りないと思ったことはありませんでした。

たんぱく質が足りていなかった

たんぱく質が不足すると、脳が「エネルギー源が足りない」と勘違いして、すぐにエネルギーに変わる糖質を欲しがるそうです。
だから、甘いパンがやめられなかったのです。

母が作る食事を、普通だと思っていた私にとって驚きの原因でした。

筋トレをしても引き締まらなかったポッコリお腹も、たんぱく質が足りなくて筋肉が育たなかったせいだったのです。

今の食事

1:2:3の割合を目安にしています。
主食は、軽く握ったこぶしくらい。
肉や魚は、手のひらくらい(指を含まない)
野菜は、両手のひらくらい(加熱したものなら片手)
+果物と乳製品を少しです。

大豆製品や卵だけではなく、お肉や魚など動物性たんぱく質を毎日摂るようになりました。
そして、「まごはやさしい」が揃うように気をつけています。

この割合は、運動をしない40代の私の場合です。成長期の子どもや体を鍛えている人は、たんぱく質を増やしてください。

たんぱく質を摂る量が増えたら、空腹感から解放されるだけではなく、甘いパンの衝動食いをしなくなり、体脂肪率が安定しました。
ひと口30回噛むように習慣づけたことも、いい効果をもたらしてくれています。

甘いものを食べたい日もある

バランスよく食べていたって、甘いものを食べたい日もありますよね。
そんな時は、食べ過ぎ予防に個包装の「ちょっと良いもの」を選ぶのがおすすめです。

サンキュ!11月号(2020No.295)の90‐91ページで
【朗報!間食は我慢しなくてもいいんです♪「疲れ」にあわせたおやつなら、太らない!】
という記事があり、おすすめおやつが載っています。
「心」の疲れには、チョコ・ミックスナッツ・ビスケット・えびせん
「頭」の疲れには、アイス・シュークリーム・焼きプリン
「体」の疲れには、低等質パン・肉まん・プロテイン
だそうです。

※いずれも、適量があります。食べ過ぎたらカロリー過多になってしまいますので、お気をつけください。

◆記事を書いたのは・・・aco
知人が間違った糖質オフで倒れたのがきっかけで、真剣に栄養学を学び始めた調理師です。
「健康的にラクして体型維持をしたい」と考えている食いしん坊アラフォーだからこそ「正しい」「健康的」な食生活を大切にしています。

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