いくら「ダイエット本を真似ても痩せない」その当たり前すぎる理由とは!?
知人が間違ったダイエットで入院したのをきっかけに、真剣に栄養学とダイエットを学んだ、調理師でサンキュ!STYLEライターのacoです。お立ち寄りありがとうございます。
今回は、書店にて「これはダイエットに失敗しそうだな~」と感じたことを、お話しします。
その“食べ方”がテーマのダイエット本、本当にあなたに合ってる?
書店や図書館のダイエット・健康食のコーナーには、さまざまなテーマの書籍が並んでいますよね。
その中には、比較的簡単に取り組める“食べ方”に関する切り口が多いように見受けられます。
そこに「断食」「小食」「大食い」を勧める本が、隣り合って並べられていたのですが……このような正反対のテーマの中から、あなたは正しく選べますか?
私は、ミスマッチが起きる可能性があると懸念しています。
たとえば、すでに厳しい食制限を強いている人が「断食」系を参考にして「やっぱり食べちゃダメなんだ」と考え、普段からたくさん食べる人が「大食い」系を手にして「ほらもっと食べて大丈夫!」となってしまったら……ということです。
そうなると、痩せて健康になるどころか、逆効果になってしまう可能性もあります。
書き方ひとつで「ちょうどいい量」が違って見える!?
読み比べると分かるのですが、きちんと栄養学に基づいて書かれている本ならば、書いてあることはほぼ同じです。
(ときどき、とんでもない食事内容を勧めるケースもありますが…)
例えば、栄養学に基づいて考えると1食で必要なたんぱく質の量は、「手のひらサイズ」が望ましいです。
しかし、「手のひら程度に抑えましょう」と、「手のひらくらい食べて良いですよ」では、前者は少なく、後者は多く感じませんか?
そこが、本のタイトルの違いです。
どっちから読んでも適量はこれ
小食が健康に良いという本も、たくさん食べましょうといっている本も、「際限なく」ではありません。適量が紹介されています。
カロリーもPFCバランスも計算しなくて大丈夫です。手のひらと見比べるだけで、厚生労働省がすすめる「食事バランスガイド」に沿った適量になります。
お茶碗1杯分のご飯と、手のひらサイズのたんぱく質と、その倍量の野菜。そして汁物。
特に運動をしていない大人女子にとってはこれが適量です。
この量では食べ足りないと思う方は、もしかしたら炭水化物が足りていないか早食いかも。30回噛むことを意識すると、「満たされた」を感じ取れるようになると思います。
痩せたい度合は人それぞれだと思いますが「健康になりたい」は万人共通ですよね。
不健康な痩せ方太り方をしないために、正しい食生活を身につけて欲しいと願っています。
◆記事を書いたのは・・・aco
知人が間違ったダイエットで入院したのがきっかけで、真剣に栄養学を学び始めた調理師です。
「健康的にラクして体型維持をしたい」と考えている食いしん坊アラフォーだからこそ「正しい」「健康的」な食生活を大切にしています。