子どもの野菜嫌いにお味噌汁
7歳と9歳のアレルっ子がいる、調理師acoです。
先日、みそ汁の健康効果について説明させていただきましたが、
今日は、野菜嫌いな子にもみそ汁がオススメ。という話です。
ビタミンを摂ろう
加熱すると野菜のビタミンは失われてしまう。と思っている方が多いのですが、
水溶性ビタミンがゆで汁に流れ出てしまう。が正解です。
切り方、素材にもよりますが、ゆで汁に45%ほどの栄養素が流れ出るともいわれています。
流れ出てしまうのなら、ゆで汁を飲んでしまえばいい。
そのために最適なのが、おみそ汁です。
我が家の場合、肌が弱くアレルギーの症状も重めのピッピが、野菜嫌いです。
バランスよく栄養を摂ってほしいし、腸内環境を整えて健康になってほしいのに!
チャーハンのみじん切りのネギもよけようとしますし、
カレーも肉じゃがも、ニンジン以外は食べません。
見えなければ良いかと思えば、ポタージュはひと口も食べません。
葉物野菜は、生でも加熱しても食べません。
一時期は、千切っただけのキャベツを好んでいたのですが、食べなくなってしまいました。
無理に食べさせて、会食恐怖症になってしまったら大変です。
食事は楽しくいただく。それが私のルールです。
野菜そのものを食べないのなら、ゆで汁を美味しくいただこう。
たくさんの栄養素がバランスよく含まれている低糖質な食品で、良質なたんぱく源でもあるお味噌と合わせちゃおう!
というわけで、毎日のおみそ汁。ときどきコンソメが活躍しています。
子どもの好き嫌いは無視する
実は、お肉も苦手な我が子。
ヒレなら食べるという財布に優しくない子です。
脂身が苦手というのは健康的でいいのですが、お肌のためにも脂を摂ってほしいわけですよ。
だから、味噌ベースの豚汁。
具だくさんみそ汁。と思ってください。
ごぼう、大根、ニンジン、里芋、ネギ、豆腐。
ニンジンしか食べなくてもいい。汁を飲んでくれるなら。
飲むだけで、豚肉に含まれるビタミンもしっかり摂れます。
私自身は、具も汁もいただく。
子どもが嫌いな食材だからって我慢しません。
食べたい野菜は何でも使います。
そうしているうちに、お兄ちゃんは食べられる野菜が増えました。
お味噌で成績アップ(を期待)
お味噌には集中力や記憶力、判断力アップも期待できる栄養素も入っています。
成長に必要な葉酸もビタミンも含まれているので、子ども達にはやっぱり本当は、ちゃんと食べてもらいたいわけです。
手を変え品を変えしておりますが、なかなかうまくいかず、せめてもの願いを込めて、
「汁だけでも良いから飲みなさい」と言い続けたせいで、学校では先生を困らせています。
夏の面談で「給食室の先生が栄養バランスを考えて作ってくれるんだから頑張って飲んで。と言ったらビックリするほどきれいに汁だけ飲むんですけど・・・」と先生に相談されたときには、申し訳ない気分になりました。
困りながらも笑ってしまうほど、きれいに具材を残す技を身に付けたふたり。
成長したらちゃんと具まで食べて、もっと丈夫に賢くなってね。
と願いを込めて、今日もせっせとみそ汁を作ります。
すみません 成績アップの実例が出せませんでした・・・
子どもが野菜嫌いでお困りのお母さん。煮汁で良いの。
野菜をたっぷり入れたおみそ汁を作りながら、食べられるようになる日を一緒に待ちましょう。
◆記事を書いたのは・・・aco
健康的に、ラクして、体型維持をしたいアラフォー調理師です。
料理のセンスがない私ですが、昔からある「味噌は医者いらず」説を信じて、おみそ汁を作ることだけは頑張っています。