片づけ上手は教えてくれない!すぐ散らかる4つの落とし穴④まとめ
今日もお疲れさまです。ライフオーガナイザー®︎ 木村みずきです。
すぐ散らかる落とし穴シリーズもいよいよラストとなりました。
今回は、落とし穴④「やり方」について紐解いていきます。
ここでお話しするやり方とは、モノの「分類方法」と「収納方法」について。
では、早速みてまいりましょう!
前回までのシリーズ記事はこちら↓
分け方は一つではない
まずはモノの「分類方法」について。
今の自分にとって必要なもの、大切なものを選ぶ作業のことです。
といっても、従来の片づけは不要なものを選ぶための作業で、分け方も「使う・使わない」の二択が一般的でした。
この分け方、ビギナーさんにはちょっとレベルが高いのです。
実際、分ける作業になると突然ぐっと身構える方がいます。(捨てられる!!と察知)
それもそのはず、この方法は “モノ” が主体の片づけなので、モノを所有している人の “感情” が置き去りになってしまうことがあるからです。
「捨てられた」という思いが残ったままの片づけでは、たとえ整っていてもその方にとって心地よい空間とは言えませんよね。
でも本来、自宅の片づけは暮らす人ありきのはず。だから、分け方ももっと自分ルールで良いんです。
カテゴリー×ステップ方式で分けやすい
ではどうやって自分ルールをつくるか?
おすすめの分け方は、カテゴリー別に3〜4分類にすること。
そして1回ですべてを分けようとせず、ステップを踏んでいくこと。
例:洋服
【第1ステップ】人別(夫・妻・子1・子2の4分類)
【第2ステップ】季節別(春秋・夏・冬・冠婚葬祭)
【第3ステップ】感情や頻度、自分ルール分け(好き・好きではない/使う・使っていないなど)
もうすでに人別や季節別に分けられている場合は、第3ステップからでOK。
これはほんの一例なので、他にも自分ルールは沢山考えられます。
「片づいたその部屋で何をしたいか?」が自分ルールを見つけるヒントになります。
例えばクローゼットを何のために片づけたいか?と考えた時、「平日仕事に行く服を迷わずさっと選びたい!」だとしたら…
【第1ステップ】平日・週末別 or 外出着・部屋着
【第2ステップ】使用頻度・好き嫌い・着回しの良さなど
ポイントはすべてを一度出して「どう分けたらしっくりくるかな?」と全体を見回してみること。
ぱっと思い浮かんだキーワードで分けてみると、捨てる・捨てないの分類よりはるかに楽しいですよ。
誰かの方法があなたに合うとは限らない
次に、「収納方法」について。
モノを使いやすく・戻しやすくするにはどんな形で収納したら良いか?を考えます。
大きく分けて収納方法は4つに分類できます。
①引き出しにしまう
②棚に置く
③吊るす
④箱に入れる
例えば、先ほどの洋服を例にすると、①と③が一般的。
かと思いきや、ショップでは②も見かけるし、④ベッド下の箱に子供服を収納なんて方法もできそうです。
そう、どれでも良いんです。あとはどれが自分にしっくりくるか。
これも脳や行動のクセが関係していて、それぞれに合う方法が違います。
お片づけ上手さんが引き出し収納をしていても、私にはハンガーが合っているかもしれないんです。
その見分け方も色々ありますが、今日はこれだけ!
「探すのが得意か?しまうのが得意か?」
皆さんいかがですか?使うとき、戻すときの自分をよ〜く思い返してみてくださいね。これによって収納方法が変わってきます。
片づけは自分と家族を知る絶好のツール
これまで、すぐ散らかる方に向けた片づけの落とし穴についてシリーズでお伝えしてきました。長々とお付き合いくださり感謝です。
①定位置、②適正量、③見た目、④やり方
どれもさらっと流されがちですが、実は奥深くて、その一つ一つを掘り下げることで「自分を知り」「家族を知る」ことにつながっていきます。
明日以降、ここでは書き切れなかった【私たち夫婦の収納方法の考え方】など、よりイメージしやすいように我が家の実例をご紹介していきたいと思います。
なにせ、これで家族が変わりましたから。
皆さんもぜひ、自分と家族を見直すきっかけにしていただけたら嬉しいです。
この記事を書いたのは・・・木村みずき
ライフオーガナイザー®︎(あたまとこころのやさしい整理術)
「家族の幸せはママの幸せから」自分を見失いがちなママが本来の自分らしさを取り戻し、夫婦と親子それぞれの幸せが見つかる生き方を応援します。現在、コーチ・心理セラピストを目指して勉強中。