「レタス」をたくさん消費するなら、サラダよりもスープに!栄養たっぷりな外側の葉も一緒においしく変身!

2023/08/14
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。日頃から野菜をたくさん食べるように工夫している、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

レタスはサラダによく使われる野菜ですが、たくさん食べた気がしても実際は大した量でないことがほとんど。
また、1玉購入して毎日サラダにしても使い切るまで何日もかかり、結局傷んで食べられなくなることも……。

この記事では、管理栄養士である筆者が、レタスをたっぷり食べるため「スープ」に活用する方法をご紹介します。
生とスープではどれだけ摂れる量が違うのか比較したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

加熱後のレタスについて

レタスは、シャキシャキとした歯応えと彩りや、かさ増しに使いやすいため、サラダの具として使われる印象が強いのではないでしょうか。
しかし、シャキシャキ感は加熱しても失われにくいため、炒め物やスープなどの加熱料理にも使いやすいのです。

栄養価としては、加熱に弱いビタミンCなどが少し減ってしまいますが、汁ごと飲むスープ料理であれば水に溶け出した栄養素も余すことなく取り入れることができますよ。

そして、かさに関しては、生と加熱したものを比較すると1/3ほどに減るため、盛り付けたときの見た目が同じくらいに見えても3倍食べることができるといえます。一度に量を多く摂れるのであれば、減ってしまう栄養素は気にしなくてもいいくらい補えるでしょう。

レタススープをつくってみよう!

レタススープの材料とつくり方は、次のとおりです。

<1人分>
・レタス……40g
・にんじん、玉ねぎなど……20g(※1)
・ベーコン……20g
・水……180㏄
・コンソメ顆粒……小さじ1
・塩こしょう……適量

<つくり方>
1. レタスなどの野菜、ベーコンを千切り、もしくは食べやすい大きさに切ります。
2. 鍋に水を沸かし、レタス以外の切った食材、コンソメ顆粒を入れてやわらかくなるまで煮込みます。(※2)
3. レタスを入れて再度沸いてきたらすぐに火を止め、塩こしょうを加えて味を調えます。

ベーコンは、ハムやウィンナーに。コンソメ顆粒は、鶏ガラスープの素でもそれぞれ代用可◎

※1……にんじん、玉ねぎ以外でもOK。セロリ、トマトなども香りやうま味が増すのでおすすめです。
※2……にんじんを使う場合は、水からゆでてください。それ以外は、沸いてから加えます。

これで丸ごと買っても大丈夫!

レタスを買うと、外側の葉が硬さや苦みが気になるため捨てられてしまうことがあります。
ですが、内側よりもβ-カロテンやポリフェノールなどの栄養素が多く含まれているため、ぜひそこも食べてほしいところ……。

そんな外側の葉も、スープ料理に使えば欠点が和らぎ、おいしく食べることができてしまうのです。

ぜひ、丸ごとたっぷりレタスを食べる方法として、スープ料理を活用してみてくださいね!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。

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